非監視モードとして登録

MobiControl v14 Manual


A. 登録用URLの取得

端末登録ルールを作成すると、登録用URLが生成されます。そして、(図a)のように、それが表示されます。 端末のSafariのURL欄に、その登録用URLを入力することで、Apple端末を、非監視モードとして、MobiControlに登録できます。

(図a)

(図a)の表示方法は、端末登録ルールの作成 の「「H-2. 端末登録ルールの内容表示」を参照ください。

B. 登録用URLの周知


端末にメールを送れる場合は、登録URLをメール本文に記して周知します。 端末で、このURLをタップすれば、Safariが起動し、MobiControlサーバにアクセスし、登録を開始します。

URLをQRコードに変換してくれる無料のサードパーティ製アプリが幾つかあります。このアプリをWindows PCで起動し、(図a)のURLをコピー/貼り付けすると QRコードを生成できます。このQRコード画像を印刷しておき、キッティング対象の端末でスキャンすると、URLを読み取ることができます。 続けてSafariが起動し、MobiControlサイトへアクセスし、登録を始めることができます。

C. MobiControl 登録プロファイルのインストール

(図1) (図2) (図3)
通常は表示されません。注1を参照 「インストール」をタップ 「許可」をタップ
注1
端末登録ルールの作成プロセスで、登録時に登録用パスワード入力を必要と設定していた場合、(図1)の登録用パスワード入力画面が現われます。 パスワードは管理者から端末ユーザに予め通知があります。パスワード入力を求めないように端末登録ルールを設定してあれば、(図1)は 現われず、(図2)が表示されます。

(図4)(図5)(図6)
「インストール」をタップ 端末のロック解除にパスコード設定をしていれば、そのパスコードを入力します。 「インストール」をタップ

(図7)(図8)(図9)
「インストール」をタップ 「完了」をタップ 注2を参照ください
注2
MobiControlサーバに、認証局事業者から取得したRoot証明書をバインドしているか否かで、(図9)への対応が異なります。 認証局事業者から取得したRoot証明書は、 MobiControl Administration Utilityを使って、 「Deployment Server Extentions & Web Console」と「iOS Profile Signing」にバインドします。
  • バインドしていない場合は、ここで、「登録」を押さずに、「ホーム」ボタンを押し、「設定」を起動します。そして、(図10)と(図11)を実行ください
  • バインドしている場合は、(図9)で「登録」を押し、(図10)と(図11)をスキップできます。

D. ルート証明書の有効化

(図10)(図11)(図12)
「ホーム」ボタンを押し、「設定」を起動。続けて、「一般」--> 「情報」--> 「証明書信頼設定」を選択します。 (図10)で、「MobiControl Root CA」のスライドスイッチをオンにします。 「続ける」をタップ。「ホーム」ボタンを押し、Safariを選択します。 (図9)が再度表示されます。「登録」ボタンを押します。

E. 端末の登録プロセス

(図13)(図14)(図15)
傍観します 「許可」をタップ 「インストール」をタップ

(図16)(図17)(図18)
端末のロック解除にパスコード設定をしていれば、そのパスコードを入力します 「インストール」をタップ 「インストール」をタップ

(図19)(図20)(図21)
「信頼」をタップ 「完了」をタップ これで登録完了です。

(図21)の段階で、MobiControlエージェント・プログラム無しで、端末はMobiControlサーバに登録されました。
iOSに標準搭載されている「MDMプロトコル」機能によりMobicontrolサーバに定期的なチェックインを開始します。
しかし、MobiControlのフル機能を利用するには、MobiControlエージェントのインストールが必要です。

F. エージェント・アプリのインストール

アプリ・カタログルールの「3-6. アプリ毎の詳細設定」で、MobiControlエージェントを 必須アプリとして登録してあると、続けて、(図22)が現われます。
(図22)(図23)(図24)
「インストール」をタップ。 「HOME」ボタンを押し、Safariの画面を中断します。画面にMobiControlのアイコンが表示されています。 これをタップします。 「許可」をタップします

(図25)(図26)(図27)
「許可」をタップします エージェントのインストールが完了 (図26)で、をタップすると、エージェントのメニュー画面が現われます。必要な項目をタップすると、 各々の画面に移ります

端末操作での登録解除の禁止を実施しておくと、 MobiControlのアイコンを長押しして、Xをタップしても、MobiControlエージェントはアンインストールできなくなります。

G. 認証サービスによる本人認証

(図28)
認証サービスでの本人認証を要求するように、端末登録ルールで設定してあると、登録作業の開始の時に、左の(図28)の画面が、現れます。 認証サービスとは、AD_DSなどのディレクトリサービス、または、Azure_ADなどのIDプロバイダを指します。

(図28)には、認証サービスのUPN(User Principal Name) とパスワードを入力してください。

(図28)を表示させるための端末登録ルールの作成に関しては、端末登録ルールの作成」の次のセグメントを参照ください。

(図28)による認証情報を送ることにより、認証サービスの認証を要求する外部リソースへのログインが自動化できます。外部リソースとは、例えば、次を指します。
  • Exchange
  • WiFi
  • VPN
  • Sharepoint2013 や WebDav Serverのファイル共有システム
  • 社内連絡先サーバ(CardDavサーバ)