端末モデルを指定、留意事項

MobiControl v14 Manual


A. MobiControlでのアプリ配布の手段

端末にアプリを配布する方法には、パッケージ以外にアプリカタログルールとファイル同期ルールがあります。端末OS別の対応状況を下表に示します。

下表で、セルの背景色が黄色の場合は、サイレント・インストールが可能です。 サイレント・インストールとは、 端末ユーザの知らない裡に、アプリを自動ダウンロードし、インストールすることを指します。業務アプリの迅速な展開やバージョンアップに有用です。

アプリカタログルール ファイル同期ルール MobiControl
パッケージ
公開アプリ社内限りアプリ
Appleデバイス
Android Plus
Android Enterprise
Windows Modern
Windows Classic
Windows Embedded
Linux

Android Enterpriseモードの端末に対してアプリを配布するには、 通常のMDM/EMMソリューションでは、Google Playストアに アプリを登録する方法しかありません。MobiControlでは、Google Playストアに登録せず、パッケージを端末に直接配布することもできます。 これにより、社外秘のアプリが外部に漏れる不安を回避できます

下記の をクリックください。
説明を開いた状態
説明を閉じた状態

B. 端末モデルを指定しての構成プロファイルの配布

パッケージを載せた構成プロファイルは、端末グループを割り当てることで、端末群に配布します。

しかし、その端末グループの中で、同じプラットフォームの端末であっても、特定のメーカーの端末や、特定モデルの端末のみに配布したいことがあります。 例えば、Andrroidアプリをスマホではなく、タブレットにのみインストールしたい場合があります。
特定のメーカーの端末や、端末モデルの端末のみに、構成プロファイルを配布する方法を説明します。
  • B-1. 「割り当て」での「フィルター条件」

    (図b-1)は、「構成プロファイルの配布先となる端末グループを割り当て」の画面です。

    (図b-1) 

    (図b-1)の下辺の「割り当て」ボタンを押すと、構成プロファイルは、端末グループに、すぐに送られてしまいます。

    「割り当て」ボタンを押す前に、上辺の「フィルター条件」を押します。(図b-1)は、(図b-2)に遷移します。

    (図b-2)

    (図b-2)で、「追加」ボタンを押します。(図b-3)のようにプルダウンメニューが現れます。

    (図b-3)

    (図b-3)で、「端末のプロパティ」を選択します。

    (図b-4)

    名前欄にプルダウンメニューが現れるので、「メーカー」を選択します。

    (図b-5)

    赤い欄に、メーカーの文字列を入力します。

    (図b-6)

    サンプルとして、CASIO と入力しました。正確なメーカー名を入力する必要はなく、メーカー名の一部の文字列のみを入力すればOKです。

    (図b-7)

    (図b-7)は、メーカー名に続けて、端末のモデル名も指定した例です。

    (図b-7)で、「割り当て」ボタンを押せば、CASIO製で、モデル名に、「DT-X400」という文字列が含まれる端末のみに、構成プロファイルは、配布されます。

    1つの端末グループには、異なるOSの端末が混在しています。しかし、構成プロファイルは、端末のプラットフォームを指定するので、 異なるOSの端末に構成プロファイルが送られることはありません。例えば、Windows端末に、Android Plus端末向けの構成プロファイルが送られることはありません。

    Android Plus向けの構成プロファイルが、Android Enterprise端末に送られることもありません。

    同じプラットフォーム宛ながら、端末メーカーや端末モデルを指定したい場合にのみ、上記のアレンジメントを実施します

    B-2. ファイル同期ルールでのアプリ配布

    ファイル同期ルールを使って、アプリインストーラーファイルを配布することもできます。
    この場合、あらかじめ、特定の端末メーカー名や端末モデル名の端末だけを自動抽出した仮想端末グループを作っておきます。
    ファイル同期ルールは、仮想端末グループ宛に適用できますから、上記の B-1 項のような作業をする必要はなくなります。

C. アプリのアンインストール

パッケージに挿入して配布したアプリを、アンインストールしなければならないことがあります。

アプリを配布した全端末でアンインストールする場合

個別端末のみでアンインストールする場合

を説明します。
  • C-1. 配布した全端末でアンインストール

    パッケージに挿入して配布したアプリを、アンインストールしなければならないことがあります。
    その場合は、当該パッケージを載せた構成プロファイルを「失効」させます。
    MobiControlコンソールのメイン画面に、ハンバーガーアイコンを選び、「プロファイル」を選択すると、(図c-1)のように、プロファイルの管理画面を表示できます。

    (図c-1)

    状態が「ドラフト」と表示されているプロファイルは、未だ、端末グループを割り当ててないプロファイルです。
    該当の構成プロファイルを選択し、背景色をグレイにすると、画面下辺に、(図c-2)のようなメニューが現れます。

    (図c-2)

    (図c-2)の右端の3点マークをクリックすると、(図c-3)のようにメニューが拡がります。
    (図c-3)
    働きかけの権限を持つコンソール管理者の変更または追加
    構成プロファイルを削除した端末に再インストール
    割当をする端末グループを追加、又は削除。
    フィルター条件と適用日時の指定
    端末とサーバの両方での構成プロファイルの削除
    これから追加登録する端末に対しては、当該構成プロファイルを非適用
    端末での構成プロファイルの削除
    構成プロファイルのコピー
    プロファイル項目の内容の一部を修正して、 他の端末グループに割り当てる
    構成プロファイルの設定内容の修正
    1. 「廃棄」 を選択すると、
      端末での構成プロファイルが削除されます。(図c-1)の構成プロファイル一覧の「状態」列では、「失効」と表示されるようになります。
    2. 「削除」 を選択すると、
      端末とサーバの両方で削除されます。(図c-1)の構成プロファイル一覧では非表示となります。
    3. 「追加割り当てしない」を選択すると、
      既にインストール済の端末ではアンインストールはされません。同じ端末グループに新規に登録される端末には、インストールされません。 (図c-1)の構成プロファイル一覧では、「無効」と表示されるようになります。

    C-2. Android端末でのアンインストール

    パッケージの作成のプロセスでの(図b-3)では、次のような設定がデフォルトです。

    (図c-4)

    (図c-4)のように、「Do not uninstall the file when profile is deleted」にチェックを入れてないと、プロファイルをdelete すると、アプリが uninstall されます。

    しかし、「Do not uninstall the file when profile is deleted」にチェックを入れておくと、(図c-3)の 「廃棄」を選択しても、 アンインストールはされません。
    このような設定をしたアプリを削除するには、スクリプト uninstall <アプリのバンドルID>を送って、アンインストールします。

    C-3. 個別端末でのアンインストール

    端末一覧から、個別端末を選び、上辺のタブを「構成」にすると、(図c-5)のように、当該端末に割り当てたプロファイルの一覧が表示されます。

    (図c-5)

    (図c-5)の縦3点リーダーをクリックすると、(図c-6)のようなメニューが表示されます。

    (図c-6)

    (図c-6)で、「プロファイルの失効」を選択すると、当該端末でだけ、構成プロファイルが削除されます。

D.割り当てた端末グループの中で、インストールに成功していない端末を見つける

電源オフなど何らかの理由で、同じ端末グループの中でも、インストールに成功していない端末を見つける方法を説明します。
  • 端末一覧の左側ペインで、パッケージを載せた構成プロファイルが割り当てた端末グループを選択します。
    (図d-1)
    赤矢印部分にマウスを載せ、クリックします
    (図d-2)
    プルダウンメニューが現れるので、「プロファイル」を選択します。
    (図d-3)
    「ステータス」を選択します。
    (図d-4)
    不等号を選択します。
    (図d-5)
    「インストール済み」を選択し、「完了」ボタンを押します。
    (図d-6)
    端末フィルタ条件式ができました。
    右側の を押すと、 構成プロファイルがインストールされてない端末だけが、画面表示されます。
    当該端末の名前をクリックし、「構成」タブを開くと、インストールされてないプロファイル名と、それがなぜインストールされてないのかのステータス情報が 表示されます。

    右側は、のように変ります。 ディスケットマーク(赤矢印)をクリックすると、(図d-6)の条件式を保存できます。条件式に対する任意の名前を入力します。

E. Google Play プロテクトによるインストール失敗対策

Google Playプロテクトは、Androidに標準搭載されているウィルス対策ソフトです。社内開発アプリを配布しようとすると、Google Playプロテクトに依って、有害アプリとみなされてインストールできないことがあります。
この場合、端末で「Playプロテクトによるアプリのスキャン」をオフにすると回避できます。しかし、Android Enterprise端末では、これがグレイアウトされてオフにできません
これをオフにできるようにする方法を説明します。
尚、MobiControlで管理するAndroid端末は、Bitdefenderで、ウィルスチェックをしています。
  • E-1. 端末での「Play プロテクト設定」の表示

    (図e-1)


    端末で、[設定]
    -->[Google]
    -->[セキュリティ]
    -->[GooglePlayプロテクト]
    -->ギアマーク(右上)
    をタップすると、(図e-1)が表示されます。

    (図e-1)の上段の「Playプロテクトによるアプリのスキャン」のトグルスイッチをOFFにすると、Playプロテクトによるアプリの検査は停止できます。

    しかし、Android Enterpriseの場合、デフォルトでは、ここがグレイアウトされていて、OFFにすることができません。

    E-2. 構成プロファイル:「アプリ検証の強制を無効にする」

    そこで、端末の機能制限に関する構成プロファイルを、コンソールから端末へ送ります。

    (図e-2)

    (図e-2)の表示方法は、「Android Enterprise:端末の機能制限」を、参照ください。
    (図e-2)で、「アプリ検証の強制を無効にする」にチェックを入れて、下辺の「OK」を押します。

    (図e-3)

    (図e-1)のグレイアウト部分が、(図e-3)のように、ON/OFFが可能になります。
    これをOFFにすると、アプリのPlayプロテクトによる検査が停止されます。

F. ファイルサイズが2GB以上のパッケージ

仕様上、パッケージの最大サイズは、2GBです。これ以上大きいサイズのアプリファイルは、ファイル同期ルールで端末にプッシュ配布するか、 コンテンツライブラリで端末ユーザにピックアップして貰います。

G. 構成プロファイルの送信の成功/失敗のログ

パッケージを積み込んだ構成プロファイルが、スケジュール通りに、送られたか否かのログを採るようにします。
システム・アラート・ルールの作成」を参照ください。 システム・アラート・ルールのアラートイベントの中に、次のようなイベントがあります。これらにチェックを入れておきます。 これらのイベントをサーバが認識したら、アラートログ画面には、ログ記録がされます。
イベント名アラート文のサンプル(編集可能)
94. スケジュールされたプロファイルの割り当てアクションに失敗しました プロファイル "{0}" バージョン {1} のスケジュールされたプロファイルの割り当てアクションに失敗しました
補足 スケジュールの日時になったのに、サーバが構成プロファイルを送信しなかった。
95. スケジュールされたプロファイルの割り当てアクションは正常に処理されました プロファイル "{0}" バージョン {1} のスケジュールされたプロファイルの割り当てアクションは正常に処理されました
補足 スケジュールの日時に、サーバが構成プロファイルを送信した。
96. スケジュールされたプロファイルの失効アクションに失敗しました プロファイル "{0}" バージョン {1} のスケジュールされたプロファイルの失効アクションに失敗しました
補足 (図2)で、失効を指定した日時なのに、失効ができなかった。
97. スケジュールされたプロファイルの失効アクションは正常に処理されました プロファイル "{0}" バージョン {1} のスケジュールされたプロファイルの失効アクションは正常に処理されました
補足 (図2)で、失効を指定した日時に、失効ができた。
98. スケジュールされたプロファイルの無効化アクションに失敗しました プロファイル "{0}" バージョン {1} のスケジュールされたプロファイルの無効化アクションに失敗しました
補足 (図2)で、無効を指定した日時なのに、無効ができなかった。
99. スケジュールされたプロファイルの無効化アクションは正常に処理されました プロファイル "{0}" バージョン {1} のスケジュールされたプロファイルの無効化アクションは正常に処理されました
補足 (図2)で、無効を指定した日時に、無効ができた。
「アラート文のサンプル(編集可能)」の文章が、アラートログに表示されます。この文章は、任意に編集できます。 "{0}" の部分には、構成プロファイルの具体的な名前が表示されます。 {1}の部分には、構成プロファイルのバージョン番号が表示されます。

H. 構成プロファイルがインストールされたか否かのログ

端末で受信した構成プロファイルが、正常にインストールできた場合には、端末からその旨のアラート・イベントをサーバに送ってきます。
Android端末が送ってくるアラートルール」を参照ください。 これの「端末の動作結果に関するイベント」を選択ください。次のようなイベントがあります。 これらにチェックを入れておきます。
これらのイベント報告をサーバが受信したら、アラート文をアラートログ画面に、ログ記録をします。
イベント名編集後のアラート文
プロファイルがインストールされました 構成プロファイル "{0}" バージョン "{1}"が、インストールされた
表示されるアラート文では、"{0}"には、構成プロファイルの名前が、"{1}" には、構成プロファイルのバージョン番号が表示される
ついでながら、次のイベントにもチェックを入れておきます。
イベント名編集後のアラート文
パッケージ <package_name> バージョン <version_number> がアンインストールされました パッケージ "{0}" バージョン "{1}" がアンインストールされた
表示されるアラート文では、、"{0}"には、パッケージの名前が、"{1}" には、パッケージのバージョン番号が表示される
プロファイルが削除されました 構成プロファイル "{0}" バージョン "{1}"が、アンインストールされた
表示されるアラート文では、"{0}"には、構成プロファイルの名前が、"{1}" には、構成プロファイルのバージョン番号が表示される
プロファイルの削除に失敗しました 構成プロファイル "{0}" バージョン "{1}"が、アンインストールに失敗した
表示されるアラート文では、"{0}"には、構成プロファイルの名前が、"{1}" には、構成プロファイルのバージョン番号が表示される
端末のOSが、Android以外の場合は、各々の「アラートルールの作成」のページを参照ください。