コンソールでの端末フィルタ

MobiControl v14 Manual


A. 特定のOS又は設定モードの端末だけを表示する

(図1)は、デフォルトのコンソール画面のサンプルです。

(図1)

(図1)には、左側ペインで指定した端末グループに所属する全ての端末が表示されています。 これを、特定のOS又は特定の設定モードの端末だけを表示する方法を説明します。
(図2)
画面の左上の歯車マークをクリックします。(図2)の赤矢印。
もし端末フィルタ条件式が保存されていれば、(図3)のようなプルダウンメニューが現れます。
(図3)
(図3)のプルダウンメニューのリスト項目は、端末フィルタ条件式の名前です。
この中から、1つを選択すると、(図1)には、その端末フィルタ条件式に沿った端末群のみが表示されます。

(図3)は、サンプルです。この他に任意の端末フィルタ条件式を作成し、メニューに加えることもできるし、 不要な項目は削除できます。
このページは、MobiControl v14.4での画面表示に基づいて、記述されています。

B. フィルタ条件を入力

端末フィルタ条件式を作成し、それに名前をつけて保存し、(図3)のリストに加える方法を説明します。
ここでは、Android Plus と Android Enterpriseの両方の設定モードの端末を表示する端末フィルタ条件式の例を説明します。
(図4)
赤矢印部分にマウスを載せ、クリックします
(図5)
プルダウンメニューが現れるので、「端末ファミリ」を選択
(図6)
「等号」か「不等号」の選択メニュー。
「等号」を選択。
(図7)
「端末ファミリ」の種類が列挙されたメニューが
プルダウンされる。
「Android Plus」を選択。

条件式の入力が終わりました。
右側の

を押します。
これで、端末一覧に表示される端末は、Android Plus と Android Enterpriseの両方のモードの端末のみとなります。
ご留意
「端末ファミリ」のAndroid Plusには、Android Enterpriseも含まれます。従って、「端末ファミリ」として、Android Plusを選択すると、 Android Plus と Android Enterprise の両方のモードの端末が(図1)に表示されます。
(図5)で、「端末種別」を選択しての「Android Plus」の選択では、狭義の「Android Plus」のみが表示されます。

C. 端末フィルタ条件式に名前をつけて保存

右側のを押すと、 のように表示が変ります。
赤矢印のディスケットマークをクリックすると、(図8)がポップアップします。

(図8)

(図8)に、端末フィルタ条件式の名前として任意の文字列を入力します。入力したら「保存」ボタンを押します。 (図8)で入力した文字列が、(図3)に反映されます。

D. 他のOS及び設定モードのフィルタリング

下の表は、端末フィルタ条件式のサンプルです。
OS又は設定モードフィルタ条件式
iOS端末種別 = iOS
macOS端末種別 = macOS
Apple製品(iOS + macOS)端末ファミリ = Apple
Apple製品で監視モード監視下 = TRUE
Apple製品で監視モードでない監視下 = FALSE
OS又は設定モードフィルタ条件式
Android Plus +
Android Enterprise
端末ファミリ = AndroidPlus
Android Plusモード端末種別 = Android Plus
Android Enterprise端末種別 = Android Enterprise
Android Enterprise
Device Owner モード
Android Enterprise 管理タイプ = 作業が管理された端末
Android Enterprise
Profile Owner モード
Android Enterprise 管理タイプ = 作業プロファイル
Windows系OSフィルタ条件式
Windows Modern端末種別 = Windowsデスクトップ
Windows Classic端末種別 = Windowsデスクトップ レガシー
Windows Embedded端末種別 = Windows Mobile/CE
Windows 10 エディションフィルタ条件式
Windows Modern
Windows10 HOME
OSベースエディション = ホーム
Windows Modern
Windows10 PRO
OSベースエディション = プロフェッショナル
Windows Modern
Windows10 Enterprise
OSベースエディション = 企業
Windows Modern
Windows10 Education
OSベースエディション = 教育
OSとディストリビューションフィルタ条件式
Linux端末種別 = Linux
Linuxで
ディストリビューションがUbuntu
配布タイプ = ubuntu
Linuxで
ディストリビューションがRaspbian
配布タイプ = raspbian

E. 特定の端末メーカーの端末のみを表示

端末フィルタ条件式の連結

Android Enterpriseとして設定し、且つ、特定の端末メーカーの端末だけを表示する方法を説明します。
ここでは、複数の端末フィルタ条件式を、AND や OR で連結する方法を示します

まずは、端末種別 = Android Enterprise の端末フィルタ条件式を入力します。

(図9)


赤矢印の部分にマウスを載せ、半角スペースを押します。全角スペースは無効です
そうすると、(図10)のように連結詞のリストが表示されます。

(図10)


(図10)で、AND を選択します。(図11)のように端末プロパティのリストがプルダウンします。

(図11)


「メーカー」を選択します。

(図12)


比較演算子のリストがプルダウンします。「含む」を選択します。

(図13)


(図13)に、メーカーの文字列 を手入力します。比較演算子が「含む」なので、メーカーの文字列の全てでなく、その一部でもOKです。

(図14)


「完了」ボタンが表示されるので、これを押します。

(図15)


複数の端末フィルタ条件式を連結した条件式ができました。
右側のを押すと、
端末モードが、Android Enterpriseで、メーカーの文字列の一部がsonyの端末だけが表示されます。

(図15)以外に、各種の連結した端末フィルタ条件式を作成できます。

(図16)

(図16)は、Android EnterpriseのAndroid OSのバージョンが8以上の端末群だけを表示する端末フィルタ条件式です。

(図17)

(図17)は、Android Enterpriseで、端末モデルの文字列に BHT が含まれている端末群だけを表示する端末フィルタ条件式です。

MobiControlが端末内から収集する 端末モデルの文字列は、カタログや包装パッケージに記述されている文字列と若干異なることがあります。 (図23)の赤枠部分に、モデルの列を表示すると、正確な文字列を知ることができます。
端末メーカーは、拡張機能を提供するために、Android Plus または Android Enterpriseのためにプラグインを用意しています。
そのプラグインを端末群に配布/インストールするためには、(図23)の端末一覧に、当該の端末メーカーの端末のみ、 又は、当該の端末モデルのみを表示する必要があります。
そのための端末フィルタ条件式として、(図15)や、(図17)を参考にしてください。
プラグインを該当端末群に一斉に配布し、サイレントインストールする方法については、「Android端末へのプラグインのインストール」を参照ください。

F. 指定するアプリをインストールしている端末を列挙

アプリカタログ・ルールやパッケージでアプリインストーラを配布し、リモートインストールを実施したとします。 そのアプリのインストールに成功した端末を列挙します。
逆に、何らかの理由でインストールに失敗した端末の列挙もできます。
次の「指定するアプリをインストールしている端末を列挙」をクリックしてください。

指定するアプリをインストールしている端末を列挙

  • (図F1)
    赤矢印部分にマウスを載せ、クリックします
    (図F2)
    条件式のプルダウンから「アプリ」を選択します。
    (図F3)
    「名前」を選択します。
    (図F4)
    「含む」を選択します。
    (図F5)
    アプリの名前の一部を入力します。ここでは、SOTI Surfと入力します。
    (図F6)
    条件式の入力が終わりました。
    これを実行すると、「SOTI surf」という文字列が含まれているアプリがインストールされている 端末の一覧が表示されます。
    (図F7)
    (図F4)で、「含まない」を選択すると、(図F7)のように、「SOTI surf」という文字列が含まれているアプリがインストールされていない 端末の一覧が表示されます。
画面の右上に、CSVダウンロードボタン(赤矢印)があります。これをクリックすると、「CSVをダウンロード」のポップアップが 現れます。それの「完了」ボタンを押すと、Excelが起動し、端末一覧表がExcel表示されます。
このExcelファイルを保存したり、印刷しておくと、アプリの展開に関する管理ができます。
コンソールでの端末フィルタで説明した、OSや設定モードの条件式と (図F6)の端末フィルタ条件式を、AND で連結すると、特定のOSや設定モードの端末での アプリの展開状況を把握できます。

G. 携帯電話会社の端末プロパティ

下記の条件の端末だけを一覧表示する端末フィルタ条件式を説明します。 次の a. b. c. の各々をクリックください。
説明を開いた状態
説明を閉じた状態

a. 携帯電話会社のSIMカードが装着されている端末

    • Android端末の場合

      (図G1)

      NTT DoCoMoの替わりに KDDI の場合は、kddi、Softbankの場合は、softbank と入力します。

      (図G1)の場合は、等号で指定しているので携帯電話会社名を正確に入力しなければなりません

      (図G2)

      (図G2)のように、「含む」記号を使うと、NTT DoCoMoの文字列の一部の入力だけでも一覧表示できます。Softbankの替わりに、softでもOKです。

    • iOS端末の場合

      (図G3)

      NTT DoCoMoの場合は、ソフトバンクの替わりに、ドコモとカタカナ3文字(全角)入力します。

      (図G3)の場合は、等号で指定しているので携帯電話会社名を正確に入力しなければなりません

      (図G4)

      (図G4)のように、「含む」記号を使うと、ソフトバンクの文字列の一部の入力だけでも一覧表示できます。

b. 携帯電話会社のSIMカードが装着されているが、MobiControlへの直近の接続はWiFi経由

  • MNC = Mobile Network Code
    • Android端末の場合
      (図G5)
      MNC
      NTT DoCoMo10
      KDDI50
      Softbank20
      (図G5)は、携帯電話キャリアとして、docomoの文字列を含むが、MobiControlに直近接続したときのMNC(現在のMNC)として、10を含まない端末を 一覧表示します。つまり、NTT DoCoMo以外経由でMobiControlに直近接続した端末のみを一覧表示します。(図G5)では、直近接続がWiFi経由を表示するのが多数です。
      この場合、「含まない」記号を「含む」記号に変えると、直近接続はWiFiでなく、NTT DoCoMo経由だった端末のみを表示します。

      「含まない」記号を「含む」記号に変えて、更にMNCを 20 にすると、購入時はNTT DoCoMoだったが、現在はSoftbankのSIMカードを装着し、直近接続はSoftbank経由だった 端末だけを表示します。
    • iOS端末の場合

      (図G6)

      (図G6)は、SIMネットワークとして、kddiの文字列を含むが、、MobiControlに直近接続したときのMNC(現在のMNC)として、50を含まない端末のみを 表示します。多くはWiFi経由接続だった端末です。50はKDDIのMNCです。

c. 携帯電話会社の開通はしたが、現在はSIMカードが抜かれている端末

    • Android端末の場合

      (図G8)

      (図G8)は、docomoで開通したが、直近のチェックインの時のSIMカードの携帯電話会社名に、docomoの文字列が含まれてない端末のみを 表示します。SIMカードが抜かれ、WiFi経由接続で運用している端末です。他の通信会社のSIMカードを装着した端末も含まれます。

    • iOS端末の場合

      (図G8)

      (図G8)は、ソフトバンクで開通したが、直近のチェックインの時のSIMカードの携帯電話会社名に、ソフトバンクの文字列が含まれてない端末のみを 表示します。SIMカードが抜かれ、WiFi経由接続で運用している端末です。

H. 電話番号から端末を探す

電話番号は分かるのだが、その端末が所属する端末グループが分からないときがあります。
併せて、検索式の値のみを入力する、簡易的な検索を示します
  • 正式な端末フィルタ条件式

    (図18)

    端末プロパティとして、「電話番号」を選択し、「含む」記号を選択します。

    (図19)

    電話番号を入力します。
    例えば、09012341234 という電話番号なら、1桁目の0を外して、9012341234 と入力ください。
    国際電話に備えて、+9012341234 として、MobiControlサーバに記録されている場合もあるからです。

  • 簡易的な検索

    (図20)

    端末フィルタ条件式の入力欄に、単に電話番号を入力するだけでも、この電話番号の端末は探せます。
    但し、1桁目の 0 は省きます。
    この場合、メーカーが出荷時に付番する端末IDに、同じ数字が含まれていれば、その端末も表示されてしまいます。
    例えば、 (図20)のように 9012341234 を検索キーワードとすると、端末IDに9012341234が含まれていると、 その端末も表示されてしまいます。しかし、そのような確率は少ない場合は、(図20)のような簡易的な検索は便利です。

    逆に言えば、端末IDの数字が分かれば、(図20)のように、それを入力すれば、その端末IDの端末を探すことができます。

I. 特定のSSIDに接続している端末の一覧

(図21)
WiFiのSSIDを指定して、そのSSIDに接続している端末、又は、今は切断しているが、直近にそのSSIDに接続していた端末群のみを表示したい場合があります。

その場合は、 (図21)のように、端末プロパティとして「ネットワークSSID」と「含む」を選択します。
続けて、SSIDの文字列の一部を入力します。例えば、「Buffalo1234」がSSIDの名前なら、単に「Buffalo」と入力します。
そうすると、「Buffalo」の文字列があるSSIDに接続又は接続していた端末群のみが接続されます。

(図22)

SSIDの場合も、簡易検索ができます。端末フィルタ条件式の入力欄に、そのSSIDの文字列の一部を入力すれば、直近にそのSSIDに接続していた端末群のみを 表示できます。

(図19)や(図21)は、端末のプロパティに、値を手入力します。このように手入力する端末フィルタ条件式の場合、 (図20)や(図22)のように、簡易検索ができます。
端末のプロパティを指定してないので、予期しない端末が表示されることがありますが、 手早い検索ができるメリットがあります。

J. 端末プロパティの入れ替え

(図23)の赤枠に並んだ項目を、端末プロパティと呼びます。
表示されている端末プロパティ全ての集合を「コラム」といいます。

(図23)

コラムには、端末フィルタ条件に則って表示された端末群に相応する項目を加えることを、お勧めします。
例えば、iOS端末群だけの一覧なら、「監視モードか否か」の項目を加える、
Android端末群だけの一覧なら、「ウィルススキャンを実行した直近の日時」の項目を加えるなどです。
端末プロパティの入れ替え方法は、「端末一覧の端末プロパティの入れ替え」を参照ください。
(図24)

K. 一覧の端末群に働きかける

端末フィルタ条件に則って表示された端末群の一部または全部に対して、働きかけをすることがあります。
例えば、
  • コンソールで入力したメッセージを端末画面に表示する
  • スクリプトを送る
  • MobiControlサーバにチェックインさせる
  • MobiControlエージェントを最新バージョンにアップデートする
  • iOSのOSバージョンを最新バージョンにアップデートする
  • (Android Enterpriseでは)プラグインを更新する
などです。

働きかけの方法は、下記のページを参照ください。

L. 端末のプロパティに着目しての端末フィルタ条件

端末のOSまたは端末の設定モードに着目した端末フィルタ条件だけでなく、他の端末プロパティに着目した端末フィルタ条件でも検索できることを 説明しました。
(図3)の例のように「プロファイルがインストールされてない端末」や「正常性構成証明が不適切なPC」という 端末フィルタ条件を追加することもできます。
詳しくは、「危険な端末を探す」を参照ください。