端末画面リモート表示など

MobiControl v14 Manual

2021年 2月 21日

A. iPhoneまたはiPadの画面をコンソールに表示

端末ユーザがiPhoneまたはiPadを操作する画面変化を、コンソールの画面に表示できます。
端末ユーザは、画面を見せながら、コンソール管理者にアプリの操作方法について問い合わせができます。 
コンソール側では、その画面変化を動画に録画したり、スクリーンショットを記録できます。
端末のアプリに不具合があるとすれば、それを、より早く、調査および解決ができます。

iPhone及びiPadの画面をコンソールに表示することを、リモート表示と呼びます。リモート表示をするための端末操作には、2種類があります。
  • 方法1 次のどれかのアプリを起動する
    1. SOTI Surf(ブラウザ)
    2. SOTI Hub(文書共有ソフト)
    3. コンテンツライブラリ
    4. SDK for iOSを組み込んだアプリ
    5. コンソールから送られたメッセージを開いた状態
    上記の a. b. c. の場合、HTML形式以外の文書を開いた部分は空白表示となります。
  • 方法2 「Remote Screen Sharing」を押す
    この場合は、どのアプリを起動中でも、コンソールに画面表示ができます。

留意事項
  1. 方法1は、iOSのバージョンを問いません。方法2は、iOS12以上が必要です。
  2. 端末には、MobiControlエージェントをインストールしておくことが必要です。 アプリカタログに、MobiControlエージェントを加えておいてください。 MobiControlエージェントのバージョンは、v13.2.1 Build 3693 (2018年12月31日リリース)以上であることが必要です。
  3. リモートコントロール・プラグインでの操作途中に、そのWindowがハングアップして、リモートビューが途中終了する場合は、 リモートコントロール・プラグインを、再インストールしてください。
    インストールプロセスでは、「Install for all users of this machine」を必ず選択してください。 下記の「コンソール(Windows PC)のプラグインのインストール」を参照してください。
  4. 端末がWiFi接続している場合、Firewallで、MobiControlサーバのURL向けにOutbound Port5494 を許可してないと、リモート操作はできません。 閉域網Firewallのポート番号とURLを参照してください。
  5. 端末での操作が、一定時間停止すると、自動ロックで画面が消えます。同時にリモートビューも終わります。自動ロックになる時間を長くしておいてもらうとよいでしょう。

リモートビューをしている間は、端末の現在の位置を地図表示できます。コンソールのブラウザの新しいタブを開き、MobiControlサーバにアクセスしてください。 「場所」タブを開いてください。詳しくは、「Apple 端末の位置表示」を参照ください。

B. コンソール側操作

端末で、 上述した 方法1 または、方法2 のアクションを執れば、 端末は、MobiControlサーバに接続し、コンソールの端末一覧で端末アイコンは、緑色に になります。
コンソールで該当の端末の名前をクリックすると、右上に(図1)のようなアクション・アイコンが現われます。
(図1)
(図1)で、「リモート表示」を選択すると、(図2)がポップアップします。
端末が接続していないときは、「リモート表示」のアイコンは、グレイアウトしています。

(図2) 

(図2)で、「ウェブベース」か、「ダウンロード可能なプラグイン(レガシー)」を選択します。

コンソール側のアプリ注 釈
ウェブベースブラウザ macOSコンピュータをコンソールとしても、リモートビューができる
ダウンロード可能な
プラグイン
プラグインアプリ
  • 端末画面変化を、録画できる
  • 今開いているアプリ傘下のサブフォルダにあるファイルのコピーができ、コンソールPC内の任意のフォルダ内に貼り付けができます。 逆に、コンソールPCのファイルを、iOS端末のサブフォルダに貼り付けができる。
  • ウェブベースで、端末画面を開けない場合は、弊社にご相談ください。MobiControlサーバに SOTI Assistの無償トライアル版のインストールが必要です。
  • 最初に、プラグインでのリモート表示を実行しようとすると、(図3)のようなポップアップが現れます。 「ダウンロード」ボタンを押して、これをダウンロードします。

    (図3)

    このブラウザプラグインのファイル名は、SotiRemoteControlInstaller.msiです。これをコンソールPCにインストールし、且つ、ブラウザを再起動します。
    プラグインのインストール方法は、 「コンソール(Windows PC)のプラグインのインストール」を参照してください。 インストールプロセスの(図16)では、「Install for all users of this machine」を必ず選択してください。さもないと、リモートビューの途中で、異常切断することがあります
  • (図2)の「毎回たずねる」をOFFにしておくと、リモート表示をするたびに、 「プラグインベース」か「ウェブベース」のどちらで実行するかのプロンプト(図2)がポップアップしなくなります。

C. 方法2の 端末側操作

MobiControlのアイコンをタップします。
画面の左上のハンバーバーマークをタップすると(図4)が表示されます。 インデックスのRemote Screen Sharingを選択します。
二重丸(赤矢印)をタップします。
(図6)に画面遷移します。
(図4)(図5)

「ブロードキャストを開始」をタップ。二重丸の部分が、3、2、1とカウントダウンします。

二重丸の赤点が点滅します。
(図6)(図7)

D. 方法2の場合の端末側の事前準備

「設定」を選び、更に「コントロールセンター」を選択します。(図8)が現れます。 (図8)で、「コントロールをカスタマイズ」をタップします。
もし「画面収録」が、「コントロールを追加」の欄にあれば、緑丸の十字部分(赤矢印)を タップします。
(図8)(図9)
(図10)
「画面収録」が、「含める」の欄に移動したことを確認します。 確認したら、ホームボタンを押して、「設定」から離れます。

(図8)から(図10)までの設定は、1回だけ実行すれば結構です。 今後、Remote Screen Sharingをする毎には、実行する必要はありません。

E. リモート表示のWindow

(図11)は、「ダウンロード可能なプラグイン」を使って、リモートビューをしているWindowです。

(図11)
「ダウンロード可能なプラグイン」を使ってのリモートビュー

(図11)のの部分をクリックすると、端末画面の変化を動画にして記録できます。
端末のアプリ傘下のサブフォルダをExplore風に開くことができます。 任意のファイル名を右クリックすると、(図11)ののように、メニューが現れます。 コンソールコンピュータとの間で、コピペができます。

E-1. プラグインのツールバー

 
(図11)の左上に、ツールバーが表示されています。 
端末画像の縮小。 
メニューの「表示」
からでも可能
端末画像の拡大 
メニューの「表示」
からでも可能
端末画像の回転端末画像の色品質。
通信回線が遅い時は
低品質へ
端末画像をキャプチャ。 
画像をコンソール
コンピュータに保存
端末画像を 
クリップボードへ
端末画像を印刷端末画像の変化を
ビデオ録画
ビデオ録画の中止 ビデオ録画の終了

E-2. プラグインのツールメニュー

(図12)

上辺で「ツール」を選択すると、(図12)のようにプルダウンメニューが現れます。
  • 「エクスプローラツール」
    を選択すると、(図d)のようにエクスプローラ風に、端末内フォルダを開くことができます。 を開くと、サブフォルダを表示できます。
  • システム情報
    端末画面の解像度(縦横のピクセル値)や、メモリ使用率などが表示されます。
  • チャットツール
    端末との間で、チャットができるようになります。(図d)の端末メニュー画面では、「リモートチャット」の項目を、 端末側でタップして貰うと、チャットができます。
  • ビデオ
    端末画面の変化を動画として録画できます。

F. ウェブベースでのツールメニュー

ウェブベースでのリモートビューでは、Windowの右側に(図13)のようなメニューアイコンが表示されます。
(図13)
  1. リモート表示
    b. c. を選択の後に、端末画面表示にもどす
  2. Device Info
    メモリ空容量、OSのバージョン、電話番号などを表示
  3. File Explore
    現在開いているアプリ傘下のサブフォルダとそのファイル名を表示
  4. ズーム
    画面拡大縮小
  5. Pan
    d.ズーム拡大したときに、端末画像の上下移動
  6. 回転
    時計回りに90度づつ回転
  7. Take Screenshot
    画面のスクリーンショットを撮影
  8. Preference
    スクリーンショットの解像度などを設定

ウェブベースでリモートビューでは、画面変化の動画撮影はできません。
端末のサブフォルダ内のファイルと、コンソールのエクスプロラとの間のコピペもできません。

G. コンソール(Windows PC)のプラグインのインストール

G-1. インストーラをダウンロード

(図2)で、初めて、「ダウンロード可能なプラグイン」を選択すると、(図14)がポップアップします。

(図14)

「ダウンロード」ボタンを押して、これをダウンロードします。ファイル名は、 SotiRemoteControlInstaller.msi です。

G-2. インストーラを起動

ダウンロードフォルダを開いて、SotiRemoteControlInstaller.msiをクリックします。(図15)が現れます。

(図15) 

(図15)の赤枠にチェックを入れ、の「Advanced」ボタンを押します。 デフォルトのの「Install」ボタンを押さないでください

G-3. 利用者を指定

(図16) 

(図16)では、「Install for all users of this machine」にチェックを入れて、「Next」を押します。

G-4. インストールフォルダを指定

(図17) 

フォルダを変えたいときは、「Change」を押します。「Next」を押します。

G-5. 「Install」を押す

(図18)が表示されます。

(図18) 

(図14)で、「Install」を押します。インストールが始まります。

G-6. 証明書の確認

インストールの途中で、(図19)が表示されます。

(図19) 

(図19)で、「はい」を押します。

G-7. インストールの完了

(図20) 

(図20)で、「Finish」を押します。続けて、 ブラウザを再起動してください
これで、コンソール(Windows PC)のリモート操作用のプラグインのインストールが終了しました。
MobiControlサーバがアップデートされるたびに、このプラグインも、バージョンアップされています。
バージョンアップに努めてください。