端末のリモート操作

MobiControl v14 Manual

2020年 10月 7日
コンソールで、「リモート操作のアイコンが表示されない」、「リモート画面操作のWindowがすぐに消える」または、「リモート画面がブラックアウトする」場合があります。
その場合は、次の3行のスクリプトをコピーして、スクリプト送信画面に張り付けて送信してください。
_resetfailedrcdetectionflag
restartagent
retryrcdetection
スクリプト送信画面」を参照ください。前回のリモート操作セッションが異常終了した場合に、このような事象が生じます。
リモートコントロール・プラグインでの操作途中に、そのWindowが、ハングアップする場合は、 リモートコントロール・プラグインを、再インストールしてください。
インストールプロセスでは、「Install for all users of this machine」を必ず選択してください。 下記の「コントロール(Windows PC)のプラグインのインストール」を参照してください。
WiFi端末の場合、Firewallで、MobiControlサーバのURL向けにOutbound Port5494 を許可してないと、リモート操作はできません。 閉域網Firewallのポート番号とURLを参照してください。

A. リモート端末の操作画面の表示方法

Android端末をリモート操作の対象にすると、コンソールにリモート端末の画面が現われます。そしてそれを操作できます。
アプリの使い方について端末ユーザから問い合わせがあったときに、代行操作をして 使い方の教育ができます。 
社内で開発した業務アプリにバグがあったときの原因究明に役立ちます。
また、端末の設定アイコン を開いて設定変更をすることも可能です。
端末に対し、直接スクリプトを送り、ランチャー画面を解除したりすることができます。
コンソールPCと端末の間で、ファイルのコピーと貼り付け(ファイル送受)が、エクスプローラー感覚でできます。

A-1. オンライン端末を選択

端末は、MobiControlサーバとオンラインである必要があります。端末一覧で、オンラインの 端末アイコンは、となっています。 「常に接続を維持」を参照して、端末をオンラインにしてください。

(図a-1)

コンソールでオンラインのAndroid端末の名前をクリックすると、右上に(図a-1)のようなアクション・アイコンが現われます。 これの「リモート操作」のアイコンをクリックすると、(図a-2)がポップアップします。

A-2. リモート画面の操作の2つの方法の選択肢

(図a-2) 

リモート画面の操作の2つの方法の選択肢が(図a-2)で、表示されます。
このどちらを選択するかについては、「G. リモート画面操作の2種類の方法」を参照ください。

A-3. リモート操作への許可を端末に求める

端末側に、(図a-3)のようなポップアップが現れます。「今後表示しない」にチェックを入れ、「今すぐ開始」をタップして貰います。 一部の端末メーカーの端末では、(図a-4)のようなポップアップが現れます。この場合は、その都度、「許可」をタップして貰います。
(図a-3)(図a-4)

次回からは、(図a-3)のポップアップが現れません。コンソール管理者はいつでも、リモート操作(リモートビュー)ができるようになります。

(図a-2)または、(図a-3)で、端末ユーザが、許可をしてくれないと、リモート操作(リモートビュー)の画面は現れません。 画面が現れない場合、なんらかのシステム障害が原因か、端末ユーザの許可がないのが原因か、わかりません。
そこで、「システムアラートルール」で、次のイベントにチェックを入れておきます。
177 リモート制御セッションがユーザによって拒否されました: {0} リモート画面操作を始めようとしたら、端末ユーザによって拒否された: {0}
補足 リモート画面操作ができなかった場合、その理由が、上のd.項の理由であることがわかります。端末にメッセージを送って、「許可」ボタンをタップするように依頼します。
178 リモート制御セッションが開始されました リモート画面操作を始めた
結果は、アラートログ画面に表示されます。

A-4. リモート画面の操作を開始

(図a-2)の2つの選択肢のどちらかを選択すると、(図a-5)が表示されます。

(図a-5)リモート操作画面 画像クリックすると拡大画面に

 

 

(図a-2)で、ウェブベースを選択した場合のUIは、(図a-5)と若干変わります。

B.リモート端末画面の操作

  1. B-1. リモート操作
    (図a-5)の中央の端末画像をマウスでクリックすると、現物をタップするのと同じ感覚で、画面操作ができます。 スワイプや文字入力もできます。
  2. B-2. リモート閲覧
    端末ユーザが操作すると、それに伴い画面が変化します。
リモート操作、またはリモート画面ビューの途中に、全く画面操作をしないことがあるかもしれません。
端末の接続回線が、携帯電話回線で、無操作時間が15分間継続すると、セッションは切断します。
LAN または WiFi の場合は、30分間で、セッションは切断します。

下記のをクリックください。

C. エクスプロラー・ツールの操作 - ファイルのコピペ

  • (図c-1)

    エクスプロラー・ツールには、コンソールPCの外付けHDDデバイスのような感じで、端末を表示します。

    (図c-1)での、sharp0919[353358060079428]が、そのデバイス名です。
    そのうち、sharp0919が、コンソールでの端末の名前です。
    [353358060079428]が、端末IDです。端末IDは、端末が MobiControlサーバに登録したときに、与えられるIDで、一意的な番号です。

    sdcard は、Android4.0 以上の内部ストレージのルートフォルダです。 誤解しやすいですが、記憶媒体のSDカードを指してはいません。

    ルートフォルダsdcardの傘下には、複数のサブフォルダがあります。
    (図c-1)で表示されているサブフォルダ群は、Android端末に共通する標準的なサブフォルダ群です。

    (図c-2)


    (図c-2)は、サブフォルダのDownload を長押ししたときに現れる画面です。Downloadの中のファイルが表示されています。

    ファイルのどれかにマウスを当て、右クリックすると、メニューが現れます。
    コピー(C)を選ぶと、当該ファイルをコンソールPCのクリップボードに保存します。 コンソールPCのどこかのフォルダで、「貼り付け」をすると、ファイルが端末からコンソールPCにコピーされたことになります。

    コンソールPC内のどこかのフォルダ内のファイルをコピーして、(図c-2)の右半分にマウスを置いてから、Ctrl + V を押すと、 端末内のDownloadフォルダ内にファイルがコピーされます。

    (図c-2)のメニューで、「新規フォルダ作成」を選ぶと、端末内のDownloadフォルダの傘下に、サブフォルダを作ることができます。

    その他、ファイルやフォルダの削除は、エクスプロラーと同じ操作で、実行できます。

    端末のOSが、Android8 以上だと、端末画面で、 をタップすると、 Download フォルダを開くことができます。そして、そのフォルダ内のファイルを開くことができます。 ファイル同期ルールなどで、サーバからDownloadフォルダにファイルを送れば、端末ユーザは、それを開いてみることができます。

    Chromeで、HTMLファイル以外にアクセスすると、そのファイルはダウンロードされます。そのファイルは、Downloadに保存されています。

D. スクリプトコマンドで端末操作

  • (図d-1)


    (図a-5)の中央の端末画像の右上に「シェル」という名前のタブがあります。これをクリックします。

    (図d-2)


    スクリプト入力画面が現れます。

    1:\ は、コンソールPCから見た端末を表示するドライブ名です。PCでの C:\ や D:\に相当します。

    sdcard>は、Android端末の内部ストレージのルートフォルダの名前です。

    (図d-3)


    ランチャー画面を通常のホーム画面に

    端末画面がランチャー画面だったとします。なんらかの不具合があったとして、これを通常のホーム画面に戻したいときがあります。 その場合は、(図d-3)のように、notify kiosk offというスクリプトを入力します。
    「OK」のレスポンスがあったので、端末画面は、ホーム画面に戻ったはずです。管理者用パスワードの入力は必要ありません

    (図d-4)


    アプリ起動禁止を解除する

    アプリ起動制限の構成プロファイルを適用して、一部のアプリの起動を禁止してある場合があります。
    これを解除して、アプリの起動を許可することにします。 その際は、のように、_adminmode onのスクリプトを入力します。 「OK」のレスポンスがあったので、このスクリプトは成功したはずです。管理者用パスワードの入力は必要ありません

    逆に、のように、_adminmode offのスクリプトを入力すると、 端末は、アプリ起動制限モードにもどります。

    (図d-5)

    (図d-5)は、アプリ名 AOSS 、バンドルID jp.buffalo.aoss というアプリをアンインストールしようとしたスクリプトです。

    スクリプト実行に失敗した旨のエラーが表示されています。

    このように、スクリプトを端末に直接入力すると、スクリプトの実行結果を、インタラクティブに確認できるメリットがあります。
    成功すると、次の行に、OKが表示されます。
    詳しくは、「Android端末へスクリプトを送って操作」を参照ください。
    (図d-6)は、? を入力した場合の画面です。スクリプトの一覧が表示されます。 Android端末に対するスクリプトは、(図d-6)以外にもあります。 「Android端末で使うMobiControlスクリプト一覧」を 参照ください。

    (図d-6)

    (図d-6)には、Android端末には適用できないスクリプトも表示されています。 設定モードが、Windows EmbeddedやWindows Classicを対象端末とした場合のコマンドも表示されています。 端末画面の表示に戻るには、横側タブの「端末画面」を押します

E. ツールバー -画面キャプチャ、画面のビデオ録画、操作マクロの作成

  •  
    (図a-5)の左上に、ツールバーが表示されています。 
    端末画像の縮小端末画像の拡大端末画像の回転 端末画像の色品質
    画面変化を速くするには、低品質へ
    端末画像をキャプチャ
    画像をコンソール
    コンピュータに保存
    端末画像を 
    クリップボードへ
    端末画像を印刷端末画像の変化を
    ビデオ録画
    ビデオ録画の中止 ビデオ録画の終了

    E-1. 端末画面のビデオ録画

    ツールバーの ビデオカメラアイコンを操作すると、端末画面変化をビデオ録画できます。
    PCで再生できます。画面操作の動画マニュアルに使えます。

    E-2. 端末操作のマクロ作成

    (図e-1)

    端末操作プロセスをマクロ記録しておくことができます。同じプロセスを、後日実行するときには、自動的に同じ操作プロセスを実行します。 マクロファイルは、Windowsのコマンドファイルです。「マクロ記録開始」ボタンを押すと、(図e-2)がポップアップします。

    (図e-2)

    「参照」を押して、マクロファイルの保存フォルダを指定します。続けて、任意のファイル名を入力して、「OK」を押すと、記録が始まります。 画面操作を開始してください。マクロ記録を終わらせるときは、「マクロ記録停止」ボタンを押してください。

F. アプリ一覧、プロセス一覧

  • F-1. 各種ツールの表示/非表示

    (図f-1)

    (図f-1)の各種ツールアイコンをクリックすると、ツールを表示したり、非表示にできます。

    F-2. アプリ一覧

    (図f-1)で、「アプリケーションマネージャーツール」ボタンを押すと、 端末にインストールされているアプリケーション名とそのパッケージIDが(図f-2)のように表示されます。

    (図f-2)アプリの一覧

    Android Enterprise Device Owner Mode で設定してある端末では、Googleの仕様により、(図f-2)のアプリの多くのアイコンが隠されています。 これを、復活表示させるには、「初期化で消えたアプリの再表示、または再インストール」を参照ください。

    F-3. プロセスマネージャーツール

    (図f-1)で、「プロセスマネージャーツール」ボタンを押すと 端末で現在稼働中のプロセスの一覧が表示されます。各プロセスの「PID(Process ID)」「UID(User ID)」「メモリの使用状況」を把握できます。

    (図f-3)プロセスの一覧


G. リモート画面操作の2種類の方法

  • リモート画面操作をするためには、(図a-2)で示されたように、2種類の方法があります。この 2種類の方法について、説明します。

    コンソール側の
    アプリ
    準備特長
    ウェブベース ブラウザ サーバ側にSOTI Assistのインストール(注1) Windows PCだけでなく、macOSコンピュータやタブレットのブラウザからも画面操作可能
    ダウンロード可能な
    プラグイン
    コンソール
    (Windows PC)用
    プラグインアプリ
    コンソール(Windows PC)にプラグインのインストール(注2) スクリプトコマンドを端末に直接入力し、インタラクティブに実行結果を知ることができる。
    リモート操作が始まってからの操作ポイントをマクロとして保存可能。次回からはそのマクロを実行すれば、 自動的に端末操作をしてくれる。
    • 注1. SOTI Assistは、有償です。しかし、リモート画面操作に限定利用する場合は、メーカーは当面の間、無償としています。MobiControl 購入元の営業担当者に、お問い合わせください。
    • 注2. Windows PCプラグインのインストールには、注意するべきポイントがあります。 「I. コンソール(Windows PC)プラグインのインストール」を参照ください。

H. Android Enterprise のMobiControlエージェントへのプラグイン

Android Plusとして設定した端末では、例外なく、リモート画面操作が可能です

Android Enterpriseとして設定した端末でも、例外なく、リモート画面ビューは可能です。 リモート画面ビューとは、端末ユーザが操作した画面変化が、コンソールに表示されることを指します。

Android Enterpriseでも、リモート画面操作ができるか否かは、端末メーカーと端末モデルにより、3つの対応があります
  1. 多くの端末メーカーは、MobiControlエージェントに対する プラグインを提供しています。そのプラグインを、そのメーカーのAndroid端末にインストールすると、リモート画面操作が可能になります。 当該端末モデルに対する、エージェントプラグインが提供されているか否かは、 「Android Enterpriseのプラグインがあるかどうかのチェック」を 参照ください。
    併せて、「Android端末へのプラグインのインストール」を参照して、プラグインの一斉インストールを実施ください。
  2. 一部の端末メーカーは、プラグインを提供していません。この場合は、リモート画面ビューだけとなります。
  3. Samsung製など一部メーカーの端末では、プラグインがなくても、リモート画面操作が可能なモデルがあります。

I. コンソール(Windows PC)のプラグインのインストール

  • I-1. インストーラをダウンロード

    (図a-2)で、「ダウンロード可能なプラグイン」を選択すると、(図i-1)がポップアップします。

    (図i-1)

    「ダウンロード」ボタンを押して、これをダウンロードします。ファイル名は、 SotiRemoteControlInstaller.msi です。

    I-2. インストーラを起動

    ダウンロードフォルダを開いて、SotiRemoteControlInstaller.msiをクリックします。(図i-2)が現れます。

    (図i-2) 

    (図i-2)の赤枠にチェックを入れ、の「Advanced」ボタンを押します。 デフォルトのの「Install」ボタンを押さないでください。

    I-3. 利用者を指定

    (図i-3) 

    (図i-3)では、「Install for all users of this machine」にチェックを入れて、「Next」を押します。

    I-4. インストールフォルダを指定

    (図i-4) 

    フォルダを変えたいときは、「Change」を押します。「Next」を押します。

    I-5. 「Install」を押す

    (図i-5)が表示されます。

    (図i-5) 

    (図i-1)で、「Install」を押します。インストールが始まります。

    I-6. 証明書の確認

    インストールの途中で、(図i-6)が表示されます。

    (図i-6) 

    (図i-6)で、「はい」を押します。

    I-7. インストールの完了

    (図i-7) 

    (図i-7)で、「Finish」を押します。続けて、 ブラウザを再起動してください
    これで、コンソール(Windows PC)のリモート操作用のプラグインのインストールが終了しました。
    この プラグインは、1、2カ月に1回の割合で、バージョンアップされています。
    バージョンアップに努めてください。