エージェントのアップデート

MobiControl v14 Manual



A.Android エージェントのアップデートの事前検証

Android端末に搭載するMobiControlエージェントは、平均して、月に一度はバージョンアップされます。 バージョンアップされる理由は、新機能の提供と、不具合の修正のためです。

検証用端末を用意し、そのエージェントを常に最新にしておくことを、お勧めします。
展開中の端末の操作で不具合が発見されたら、検証用端末で同じ操作を検証してください。 エージェントを更新することで、不具合が解消する事例が多くあります。そして、全ての端末でのアップデートを実施ください。
Android エージェントのリリースノート(英文)
修正されているのに、リリースに記載されてない不具合もあります。

B. Android Enterpriseのエージェントは、自動的にアップデートされる

Google Play ストアで、Android Enterprise 用のエージェントがアップデートされたら、その直後のチェックインで、 Android Enterprise端末は、エージェントを自動的にダウンロードします。但し、そのインストールは、充電ケーブルを接続したときに、実行されます。

Android Enterprise端末による、自動ダウンロードを実現するために、アプリカタログに、Android Enterprise用のMobiControlエージェントを追加しておきます。
その方法は、 「アプリカタログルール」 の 「5. 管理対象Google Playアプリ」の項を参照ください。

(図b-1)

アプリカタログに紐づける(バインドする)管理者用Googleアカウントは、端末登録ルールで指定した管理者用Googleアカウントと同じでなければなりません

アプリカタログルールは、なるべく上位グループを対象グループとすると、管理が簡便になります。(図b-1)のように、 アプリカタログに、managed Google Play アプリ(管理対象Google Playアプリ)を加えるには、管理者用Googleアカウントと紐づける(バインド)必要があります。

(図b-2)

端末登録ルールは、基本的に、下位グループ単位で作成します。その端末登録ルールが生成した登録IDを入力することで、端末は、各下位グループに配属されています。 その端末登録ルールでは、管理者用Googleアカウントを指定します。これにより、当該端末は、managed Google Playにアクセスできます。 そして、管理者用Googleアカウント保有者が承認したアプリのみをダウンロードできます。
エージェントのアップデートを保留するには、 「Playストアアプリの更新の保留」を、ご参照ください。

C. Android Plusのエージェントのアップデート方法

10回前後のクリック作業で、全てのAndroid Plus端末のエージェントのアップデートができます。
文字入力作業はしません。

C-1. 2段階の作業

Android Plusのエージェントをアップデートするには、2段階の作業を行います。 (図c-1)を参照ください。

(図c-1)

  • は、MobiControlサーバが、SOTI Servicesサーバから、エージェントを取り込む作業です。
  • は、MobiControlサーバから、端末にエージェントをプッシュ配布する作業です。 端末に送られた新しいエージェントは、サイレントインストールがされます。

C-2. SOTI Servicesからエージェントの取り込み

SOTI Servicesから、Android Plusの最新エージェントを、MobiControlサーバに取り込む作業を実施します。 (図c-2)は、SOTIのサイトに格納してあるAndroid Plusのエージェントの一覧です。 端末メーカー順に並んでいます。

(図c-2)
SOTIサイトでのエージェント一覧

(図c-2)の表示方法は、下記のをクリックください。 をクリックでClose。

(図c-2)「SOTIサイトでのエージェント一覧」の表示方法

  • (図c-2)は、次の手順で表示してください。
    コンソール画面の左上の縦3点リーダーをクリックすると、(図c-3)のメニュー画面が現れます。
    (図c-3)

     

    (図c-3) 「システム中枢の設定」を選択すると、画面が遷移し、 画面の左下に(図c-4)のように「システム中枢の設定メニュー」が表示されます。

    (図c-4)

    (図c-4)の「Androidエージェントとプラグインを管理」の欄の右端にある レンチマークをクリックします。

    (図c-2)がポップアップ表示されます。

(図c-2)で、メーカー名の横向き三角をクリックすると、そのメーカーのモデル名が表示されます。
(図c-2)で、「ローカルバージョン」とは、MobiControlサーバ側に格納してあるエージェントのバージョンです。
「最新のバージョン」は、 SOTIサイトに用意してある最新のバージョンを示しています。
(図c-2)の場合、MobiControlサーバに格納してあるSONY端末用のエージェントが古いままになっています。 この場合、次を実施します。
  1. (図c-2)で、「更新」ボタンを押します。これで、 エージェントファイルが、MobiControlサーバに送られてきます。そして、「ローカルバージョン」と「最新のバージョン」の値が同じになります。
  2. (図c-2)の「更新」ボタンが、「互換性の更新」に変わります。この「互換性の更新」を押します。
  3. 黄色三角のびっくりマークが に 変わります。
  4. 他の端末メーカーの端末をAndroid Plusとして展開してあれば、 同じような操作をします。
これで、MobiControlサーバによる最新エージェントの取り込みは終わりです。
月に1回程度の頻度で、(図c-2)を開き、MobiControlサーバに格納しているエージェントが古くなっていないかをチェックしてください

エージェントを取り込むには、MobiControlサーバのFirewall のTCP443 Outbound Portで、次のURLを許可しておく必要があります。
  • activate2.soti.net
  • agentdservice.s3.amazonaws.com

C-3. MobiControlサーバからのプッシュ配布

上記の 「C-2 SOTI Servicesからエージェントの取り込み」が終わると、そのエージェントを端末宛にプッシュ配布します。
端末の一覧で、左辺の端末グループの右端の縦3点リーダーを選びます。
配布対象とする端末グループは、上位階層の端末グループでもOKです。

現れるメニューから「アクションを実行」--> 「エージェントのアップデート」 を選択します。

(図c-5)

(図c-5)で、「エージェントのアップデート」をクリックすると(図c-6)がポップアップします。

(図c-6)

(図c-6)で、次の選択をします。
  • 「アップデートスケジュールで開始」
    端末からのMobiControlサーバへの次のチェックインのスケジュールの時に、エージェントが送られ、サイレント・インストールされます。
    端末からのチェックインは、下位の端末グループ毎に時間間隔がバラバラです。従って、エージェントの送付の時間帯が拡がるので、通信回線の混雑を防げます。
  • 「今すぐ開始」
    今すぐエージェントが送られます。(図c-6)で指定した全ての端末に一斉に送られます。そして、サイレント・インストール されます。通信回線の帯域混雑の懸念がないときには、こちらを選択します。
選択が終われば、(図c-6)の「エージェントのアップデート」の緑色のボタンを押します。
「今すぐ開始」の場合、 「エージェントのアップデート」を押してから、5分間くらいで、エージェントのアップデートが終わります

(図c-7)

アップデートの対象になっている端末アイコンの左側には、 「上向き矢印」 が付いています。

アップデートが終わると、上向き矢印は、消えます。

端末グループ単位でなく、個別端末だけのエージェントをアップデートするには、端末の一覧で、 「上向き矢印」 が付いた端末の「端末の名前」部分をクリックします。現れた画面の上部が、(図c-8)です。

(図c-8)

(図c-8)の の部分の、 「上向き矢印」 をクリックすると、アップデートのインストラクションを、当該端末に送れます。

(図c-9)


(図c-8)の部分をクリックすると、(図c-9)のようにプルダウンメニューが現れます。

そして、(図c-9)の、を押します。 これでも、アップデートのインストラクションを、当該端末に送れます。

「C-3. MobiControlサーバからのプッシュ配布」の仕組みは、次の通りです。「プッシュ」とは、若干ニュアンスが異なるので、ご一読ください。
  1. (図c-6)で、「エージェントのアップデート」を押すと、 MobiControlサーバは、上向き矢印」 が付いている端末のみに対し、MobiControlサーバにチェックインするように要求します。
  2. 端末は、MobiControlサーバにアクセスし、 自らの製造メーカーと端末モデルに適合したエージェントの新しいインストーラ(APKファイル)を MobiControlサーバのデータベースから探します。そして、それをダウンロードします。
  3. ダウンロードしたインストーラを使って、インストールをします。

上記の仕組みにより、 異なるメーカーや異なるモデルの端末に、インストーラを誤って送るという問題は、生じません。

この「 MobiControlサーバからのプッシュ配布」をする場合の通信回線は、携帯電話回線ではなく、WiFiに限定するようにできます。 詳しくは、「エージェントのアップグレード時の通信回線」を参照ください。
もし、この設定で、「WiFiのみ」に設定しているのにかかわらず、端末が、携帯電話回線に接続して、MobiControlサーバに接続している場合があります。 その場合に、「エージェントのアップデート」を押すと、アップデートは実行されません。 その場合、当該端末のイベントログに、次のログが表示されます。

警告エージェント アップグレードがネットワーク不一致のためブロックされました.

WiFiに接続したときに、改めて、「エージェントのアップデート」を押してください。

端末操作中に、エージェントのアップデートをすると、業務に影響を与えます。
をクリックするのは、勤務時間外に行うのがよいでしょう。

下記の をクリックください。
説明を開いた状態
説明を閉じた状態

D. パッケージに、エージェントのAPKファイルを挿入して配布

(図d-1)


次のいずれかの端末のエージェントをアップデートするには、やや面倒ですが、エージェントのAPKファイルをパッケージに挿入して、端末に配布します。
  1. Google Playストアにアクセスできない、完全閉域網内の、Android Enterprise端末
  2. MobiControlサーバのバージョンが、v14.3未満の場合の、Android Plus端末
  • D-1. Android Enterpriseの新しいエージェントのコンソールへのダウンロード

    ブラウザでsoti.net/oemにアクセスします。(図d-2)が表示されます。

    (図d-2)


    (図d-2)で、「Android Enterprise Agent and Plugins」をクリックすると、(図d-3)が現れます。

    (図d-3)

    (図d-3)の「Download」ボタンをクリックすると、新しいエージェントがダウンロードされます。
    ダウンロードしたエージェントのファイル名は、例えば、次のようになっています。
    GoogleMobiControl1430_1000.apk
    これは、バージョン14.3.0. Build1000 を意味しています。

    D-2. Android Plusの新しいエージェントのコンソールへのダウンロード

    (図d-2)で、「Android Classic -OEM Specific Agent and Plugins」をクリックすると、(図d-4)が現れます。

    (図d-4)

    (図d-4)の左側の「Download」ボタンをクリックすると、新しいエージェントがダウンロードされます。
    ダウンロードしたエージェントのファイル名は、例えば、次のようになっています。
    SonyMobiControl1424_1010.apk
    これは、バージョン14.2.4. Build1010 を意味しています。

    D-3. apkファイルをパッケージ化

    パッケージ・スタジオを起動します。
    パッケージ・プロジェクトの作成からビルドまで 」を参照して、エージェントのapkファイルを パッケージに挿入します。

    パッケージ・スタジオを、コンソールにインストールしていない場合は、「MobiControlパッケージ・スタジオの概要」を参照して、 インストールしてください。

    D-4. パッケージをアップロード

    パッケージのアップロード」を参照して、パッケージをコンソールからMobiControlサーバにアップロードします。

    D-5. パッケージを構成プロファイルに積み込み

    パッケージのプロファイルへの積込」を参照して、パッケージを構成プロファイルに積み込みます。

    (図d-5)

    構成プロファイルのタイプの選択肢には、「Android Enterprise」「Samsung KNOX」「Android Plus」があります。
    Android Enterprise端末宛には、「Android Enterprise」を選択してください。
    Android Plus端末宛には、「Android Plus」を選択してください。 「Android Enterprise」の構成プロファイルは、Android Plus端末には送られません。また、逆も同等です。

    D-6. 対象となる端末のメーカーまたはモデルを指定する

    Android Plusのエージェントは、端末メーカーと端末モデルに依って異なります。
    A社の端末のエージェントを、B社の端末に送っても、そのB社の端末ではインストールに失敗します
    そこで、エージェントを送る対象となる端末のメーカー及びモデル名を指定します。 モデル名は、コンソールの端末一覧から該当端末を選び、「端末の詳細」タブの中に記載されています。 その文字列を、(図d-6)に入力ください。

    (図d-6)は、端末メーカーがCASIO、端末モデルとして DT-X400 の端末プロパティを持つ端末群に、新しいエージェントのAPKファイルを送る例です。 その他の端末には送りません。

    (図d-6)

    (図d-6)の表示方法は、「高度の割り当て方法」の 「H-1. フィルター条件」を参照ください。

    該当しないエージェント(APKファイル)が挿入されたパッケージを積み込んだプロファイルを受信した 端末は、当然インストールに失敗します。
    この端末に関する「構成」タブでは、(図d-7)の例のように、表示されます。

    (図d-7)

    この端末には、不要なプロファイルが、ゾンビのように残ったままになります。メモリを無駄に占有します。
    この場合は、 (図d-7)の縦3点リーダーを選択し、プロファイルの失効を実行してください。 (図d-7)のステータスの値が、「管理者により削除済み」に変わります。

    D-7. 対象となる端末グループを選択

    (図d-6)の上辺で、「デバイス/デバイスグループ」タブを選択すると、端末グループのツリーが表示されます。 割り当てる端末グループを選択したら、下辺で「割り当て」ボタンを押してください。

    パッケージを積み込んだプロファイルは、端末にプッシュ配布され、サイレントインストールされます。

    多くの端末に向けて一斉にプッシュ配布することでの、通信回線の輻輳、又は、端末操作中のインストールによる業務への悪影響を避けるためには、 プッシュ配布を勤務時間外にすることも検討されます。 その際は、(図d-6)の上辺で「オプション」タブを選択し、夜間や週末でのスケジュールプッシュを検討ください。 詳しくは、「指定日時にインストール」を参照ください。

    パッケージが支障なく送られるためには、端末がオンラインであることが必要です。
    端末がオフラインである場合の対策は、「常にサーバとの接続を維持」を参照してください。

E. ファイル同期ルールを使ってのAndroid Plusのエージェントのアップデート

サーバがv14.3未満の場合

(図e-1)

Android Plusのエージェントのアップデートに、ファイル同期ルールを利用すると、2回目以降のアップデートは、ルールの部分的な編集だけとなり、その作業工数を減らすことができます。
D. パッケージに、エージェントのAPKファイルを挿入して配布」する方法に比べると、
  1. サーバには、APKファイルだけをアップロードすればよく、毎回のパッケージ作成作業が不要になります。
  2. 仮想端末グループを配布対象とするので、 アップデートの毎に、配布する対象端末の端末メーカーと端末モデルを指定する作業が不要になります。
  • E-1. 仮想端末グループ

    (図e-2)
    仮想端末グループの作成


    「 特定の端末メーカーの、特定の端末モデルだけの仮想端末グループを作成します。

    端末メーカー名や端末モデル名を指定すると、該当する端末が、仮想端末グループに自動的にコピーされてきます。通常の端末グループの傘下の下位層の端末グループからも コピーされてきます。

    仮想端末グループにルールを適用すると、その仮想端末グループに属している端末のみに適用されます。

    (図e-3)
    仮想端末グループへのルールの適用

    通常の端末グループの傘下の下位層の端末グループの該当端末にも適用されます。

    E-2. 仮想端末グループの作成

    仮想端末グループを作成し、それに、特定の端末メーカー名、特定の端末モデル名を持つAndroid Plus端末群だけを 自動抽出する方法については、 「G. フィルタリング仮想端末グループの作成」を参照ください。

    (図e-4)


    (図e-4)の「Casio IT-G400」は、フィルタリング仮想端末グループの名前です。
    フィルタリング仮想端末グループには、 のアイコンが 表示されます。(図e-4)の「Casio IT-G400」の右横についています。

    この仮想端末グループ「Casio IT-G400」に対し、新しいエージェント(APKファイル)を、ファイル同期ルールを利用して送付します。 送付が終われば、それを、スクリプトコマンドを送ってインストールします。

    E-3. SOTIサイトからの最新エージェントをダウンロード

    コンソールの ブラウザでsoti.net/oemにアクセスします。(図e-5)が表示されます。

    (図e-5)


    (図e-5)で、「Android Classic -OEM Specific Agent and Plugins」をクリックすると、(図e-6)が現れます。

    (図e-6)

    (図e-6)の左側の「Download」ボタンをクリックすると、新しいエージェントがダウンロードされます。
    ダウンロードしたエージェントのファイル名は、例えば、次のようになっています。
    CasioMobiControl1421ITG400_1083.apk
    これは、バージョン14.2.1. Build1083 を意味しています。

    E-4. ファイル同期ルールの作成

    ファイル同期ルール」を参照して、ファイル同期ルールを作成します。 ファイル同期ルールの対象端末グループは、I-3. で作成した仮想端末グループとします。

    (図e-7)

    (図e-7)の説明をします。
    • 「サーバからファイルをダウンロード」を選択します。
    • 通常は、%SDCARD%を入力します。端末のSD Cardにダウンロードさせるためです。
    • 「参照」ボタンを押すと、(図e-8)のファイルマネージャーがポップアップします。

      (図e-8) 

      (図e-8)のファイルマネージャーの左側は、サーバのフォルダ構成を示しています。
      (図e-8)の「フォルダ」が、サーバのROOTフォルダとなります。
      「追加」ボタンを押すと、サブフォルダを設定できます。(図e-8)は、「東京営業本部」という名前のサブフォルダを 作成した例です。
      サブフォルダを指定してから、右側の「新しいファイルのアップロード」を押すと、 コンソールのエクスプロラーがポップアップします。
      配布するAPKファイルを保存してあるフォルダを選択し、該当アプリを選択すると、 コンソールからMobiControlサーバにアップロードされます。
      (図e-8)は、サブフォルダ「東京営業本部」に、CasioMobiControl1421ITG400_1083.apk という名前のファイルをアップロードした例です。
    MobiControlの標準仕様では、(図e-7)に「参照」ボタンが表示されません。
    従って、(図e-8)のファイルマネージャーも利用できません。
    これらを利用するには、MobiControlマネージメントサーバ(SQLサーバ)に、特別の クエリーを入力する必要があります。MobiControlマネージメントサーバ(SQLサーバ)の再起動は不要です。 ご必要な場合は、弊社(ペネトレイト・オブ・リミット) のサポートデスクまで、お問い合わせください。
    • 「共通フォルダからのみ全ての端末にダウンロードする」を選択します。

    (図e-7)で、「次へ」を押します。(図e-9)が現れます。

    E-5. 対象となる端末グループの指定

    (図e-9) 

    ファイル同期ルールを適用する端末グループを(図e-9)で指定します。 これは、I-2.で作成した仮想端末グループとします。

    E-6. ファイル同期ルールのスケジュールの設定

    ファイルの同期を実行するスケジュールを設定します。

    (図e-10) 

    2つの選択肢があります。どちらを選択されても結構です。
    「次へ」を押します。画面は、(図e-11)に遷移します。

    E-7. APKファイルのインストールスクリプトの挿入

    ファイル同期ルールの作成で、(図e-11)の例のように設定内容の確認を求める画面が現れます。

    (図e-11)

    (図e-11)の右下の「詳細設定」のボタンを押します。画面は、(図e-12)に遷移します。

    (図e-12)

    • (図e-12)の の右端をクリックダウンして、「いいえ」を「はい」に変更します。
      このファイル同期ルールの適用後に、他の端末グループから移動してきた端末のエージェントもアップデートさせるためです。
    • (図e-12)の の「スクリプト」をクリックします。(図e-13)がポップアップします。

    (図e-13)

    (図e-14)の「ファイル同期の完了後に実行するスクリプト」の欄に、

    install /sdcard/CasioMobiControl1421ITG400_1083.apk

    を入力します。/sdcard/は、(図e-7)ので、 端末側フォルダとして、SDCARDを指定したことに相応します。
    APKファイルの名前は、(図e-7)ので、入力したファイル名に 相応します。大文字小文字を区別します。

    log -i "エージェントapkファイル受領"

    で、スクリプトを受信した端末からコンソールのイベントログに送り返してくるメッセージを指定します。
    イベントログには、「端末生成文(スクリプトコマンドを受領)」のログが記されます。
    このスクリプトは、必須ではありません。しかし、なんらかの理由で、APKファイルが端末に届かないと、 この往信文も戻ってこないので、その到達確認に役立ちます。

    (図e-14)での「常に実行」又は、「送信の前提条件」の選択では、「送信の前提条件」を選択します。
    「常に実行」を選択しないでください。「常に実行」を選択すると、既にInstallスクリプトの実行済みにも拘わらず、ファイル同期ルールが実行されるたびに 再インストールの動作をしてしまいます。

    「送信の前提条件」を選択すると、(図e-12)の「ファイル送信の前提条件」で 選択した条件の時のみに、Installスクリプトの実行を行います。

    つまり、ファイル同期を実行しようとした場合、同じファイル名、ファイルサイズなどのファイル属性が同じファイルを送信済なら 再送しなくて済みます。

    (図e-13)で、「OK」を押すと、画面は、(図e-12)に戻ります。(図e-12)に戻ると、「OK」のボタンを押します。
    (図e-12)で、「OK」を押すと、画面は、(図e-11)に戻ります。(図e-11)に戻ると、「終了」のボタンを押します。
    これで、ファイル同期ルールの作成は、終了です
    画面は、(図e-14)のように、遷移します。

    (図e-14)

    • (図e-10)で、「更新スケジュールを使用」を選択すると、 チェックインの毎に、ファイル送信を試みますが、ファイル名とファイル属性(ファイルサイズなど)が同じなら、再送信をしません。
    • ファイル同期ルールの適用後に、他の端末グループから移動してくる端末にも適用をします。(図e-12)の当該項目は、「いいえ」でしたが、ここでは「はい」に変わっています。
    • (図e-11)の当該項目、つまり「同期後にスクリプトを実行」は、「いいえ」となっていましたが、ここでは「はい」に変わっています。

    次回のエージェントアップデートの際は、作成したファイル同期ルールを「編集」して、再利用します。

    次回のエージェントのアップデートで、変更する画面は、(図e-8)と(図e-13)だけです。作業は、ラクになります。

    E-8. 今すぐ、エージェントのアップデートをしたい場合

    (図e-10)で定めた時刻になると、ファイル同期ルールが実行されます。 そして、新しいエージェント(APKファイル)が、端末に送られ、インストールされます。
    但し、その時刻に、端末がMobiControlサーバに接続していることが前提です。

    (図c-5)の 端末グループに対するアクション項目の1つである「ファイルを今すぐ同期」をクリックしても、ファイル同期ルールが実行されます。 上記の I-2 項で定めた仮想端末グループを対象グループとして、実行してみてください。

    E-9. ファイルダウンロードの確認

    ファイル同期ルールが適用されると、端末側からレスポンスのログが送られてきます。
    個別端末を選び、「イベントログ」タブを開くと、(図e-15)のようなログが表示されます。

    (図e-15)

    E-10. アラートルールの設定

    Android:アラートルールの作成」を参照して、アラートルールを作成します。 「端末の動作結果に関するイベント」の中の、「ファイル同期の完了」を選択して、アラートルールを 作成し、ルート端末グループに適用します。 アラートログ画面に、ファイル同期ルールの展開に成功した端末のログが表示されます。 ログが表示されるのは、端末の次回チェックインの時です。

F. エージェントのアップデートを保留

Android Enterprise端末の MobiControlエージェントを、自動アップデートさせず、暫く保留しておく方法を説明します。
Android Enterprise 端末で、Play ストアのアイコンを開き、更に、「左上の縦3点リーダー」-->「設定」を選択すると、 (図f-1)が表示されます。
(図f-1)(図f-2)

(図f-1)で、「アプリの自動更新」をタップすると(図f-2)がポップアップします。 そして、(図f-2)のように、「アプリを自動更新しない」に変更できます。
このように設定変更すると、 Google Playで、MobiControlエージェントを含めたアプリの更新があっても、端末はそれをダウンロードしなくなります。

この設定変更を、コンソールで行います。 構成プロファイルの(図f-3)を開きます。

(図f-3)

(図f-3)で、「アップデートしない」に変更します。そして、この構成プロファイルを端末に展開します。 これで、MobiControlエージェントを含めたアプリの更新があっても、アップデートをしなくなります。
(図f-3)の表示方法は、「managed Google Play 更新の諾否」を参照ください。

検証が終わり、全端末のアップデートをしても良い時期になったら、(図f-3)で、「常にアップデート」又は「WiFiだけでアップデート」 に、設定変更をし、端末に展開します。「常にアップデート」を選ぶと、携帯電話回線経由でもダウンロードをします。

G. 端末一覧での留意事項

(図g-1)
(図c-8の再掲)

  • 右の(図g-1)の「エージェントのアップデート」の対象は、「上向き矢印」が付いた端末だけです。 「上向き矢印」が付く端末は、Android Plus、Windows デバイス、Linuxデバイスだけです。

    「上向き矢印」が付く原因は、 MobiControlサーバが格納しているエージェントのバージョンと比較して、古いからです。

    Android Plusの場合は、 古いバージョンのエージェントの端末でも、「上向き矢印」 が付かない場合があります。それは、MobiControlサーバが格納しているエージェントも古い場合です。

    C-2. SOTI Servicesからエージェントの取り込み」を参照して、MobiControlサーバが格納しているエージェントも、最新にするように努めてください。
  • (図g-2)

    (図g-2)の端末への働きかけ項目に、「エージェントの更新を無効にする」があります。

    これを、「上向き矢印」が付いた端末に適用すると、アップデートを保留できます。

    それ以外の端末のアップデートを保留することは、できません。Android Enterprise端末も、この方法で、アップデートを保留することはできません。Android Enterprise端末のアップデート保留は、 「L. エージェントのアップデートを保留」を参照ください。
  • コンソールの端末一覧で、Android Enterprise端末には、「上向き矢印」 が付きません。

    (図g-1)「エージェントのアップデート」の対象になる端末は、MobiControlサーバが格納している新しいエージェント(apkファイル)を待ち受けている端末だけです。 Android Enterprise端末を対象に、(図g-1)「エージェントのアップデート」を選択しても、無効になります。Android Enterprise端末のエージェントのアップデートは、managed Google Playからの ダウンロードで実行されるからです。

    「B.Android Enterpriseのエージェントは、自動的にアップデートされる」を参照ください。

H. 端末を、エージェントのバージョン順に並べる


(図h-1)

端末一覧で、列タイトル「エージェントバージョン」の下向き矢印をクリックすると、エージェントのバージョン順に端末表示を並べ替えることができます。 これで、端末のエージェントのバージョンを一覧できます。

のように、「端末の名前」列の、すぐ右に「エージェントバージョン」列を表示するには、 「端末一覧の端末プロパティの入れ替え」を参照ください。

(図h-1)は、Android Enterprise端末のみを表示しています。

端末種別 = Android Plus

に変えると、Android Plusのみを表示できます。

の端末フィルタ条件式については、「コンソールでの端末フィルタ」を参照ください。

I. 古いエージェントの端末を一覧表示する

「エージェントのアップデート」を実施したのに拘わらず、何らかの理由で、エージェントがアップデートされてない端末を一覧表示します。
(図i-1)は、端末の設定モードが、「Android Enterprise」で、エージェントのバージョンが、v14.1未満の 端末を、一覧表示するための端末フィルタリング条件式です。なんらかの理由で、アップデートできなかった端末を探すことができます。

(図i-1)

端末のフィルタリング条件式については、「コンソールでの端末フィルタ」を参照ください。