端末の移動ルール

MobiControl v14 Manual


1. 端末移動ルールの用途

MobiControlサーバが下記を検知したときに、端末の所属グループを自動的に変更します。
  • 端末のIPアドレスが特定の数値範囲に入った。
  • 端末のアプリが生成/更新するINIファイルのバロメータの値や、ユーザがXMLファイルの要素ノードに入力した値が指定した値になった
所属グループが変われば、端末は所属グループの構成プロファイルや端末の詳細設定に従った 振る舞いをするようになります。また、その所属グループを対象にしたルールが適用されるようになります。

 

用途の例1

職場では、特定のSNSアプリを起動できないように設定してあるとします。 職場での端末の私的利用を禁止するためです。 しかしながら、社内食堂では、SNSの利用を許容するとして、SNSアプリの起動を可能とするとします。 その際は、社内食堂でのWiFi APによって割り当てられたIPアドレスをトリガーとして、「社内食堂」という 名前の「仮想端末グループ」に端末を移動させます。 
「社内食堂」という名前の仮想端末グループに割り当てられた「アプリ制限」プロファイルでは、SNSアプリは禁止から 除外設定しておきます。  
仮想端末グループですから、移動する前の端末グループの構成プロファイルの 適用を受けつつも、仮想端末グループの特例プロファイルの適用を受けられます。  
社内食堂のWiFi APの電波範囲外になると、端末のIPアドレスが範囲から外れ、SNSアプリの起動ができなくなります。
(図1) 

用途の例2

端末の所属部門を再確認する。 
端末ユーザの所属部門コードと氏名を入力させるXMLファイルを作成し、各端末に配付したとします。 端末ユーザは、そのファイルをブラウザで開き、各々の欄に入力します。 
このとき、「監視データ」ポリシーを使って、 XMLファイルの「所属部門」の要素ノードを、監視データとして指定しておきます。  
端末ユーザが所属部門欄に部門コードを入力すると、MobiControlは更新スケジュールで 定めた時刻に、これを読み取ります。  
そして、 これから設定する端末移動ルールに基づき、当該端末は、正しい端末グループに移動されます。 
  • MobiControlの端末グループに正しく端末が配置されているかどうかを再確認するのに使います。
  • 人事異動があって、端末ユーザの所属部門が変わったときに、端末ユーザに入力して貰います。そうすると、 MobiControlでの端末グループも自動的に異動します。
  • 会社支給端末の場合は、これに基づいて、モバイルデバイスの資産管理にも使います。 付属情報の管理
  • WiFiのプロファイルを拠点単位の構成プロファイルで管理している場合には、 出張先拠点の部門コードを入力すると、出張先拠点のWiFiが使えるようになります。
(図2) 

2. 端末移動ルールの設定画面を表示する

(図3)
(図3)のAndroid端末のルールの一覧を表示するには、 Android端末のルールの設定を参照ください。 (図3)で、「端末の移動」を右クリックすると、 「端末移動ルールの作成」の文字列が現れます。これをクリックすると、(図4)の設定ダイアログがポップアップします。

3. 端末移動ルールに名前をつける

(図4) 

赤背景のコラムに、端末移動ルールの名前を付けて、「次へ」を押します。(図5)が現われます。

4. 移動元となる端末グループまたは端末を指定

(図5) 

「端末の移動」ルールの移動元とする端末グループ、または、端末を指定します。 「次へ」を押すと、(図6)が現われます。

5. 移動トリガーの一覧表

(図6) 
移動トリガーの一覧表

 

6. 移動先の端末グループを指定する

(図6)で、「追加」ボタンを押すと、(図7)がポップアップします。 

(図7) 

 
(図7)で、移動先欄(赤矢印)をプルダウンすると、(図8)のように端末グループの上位グループ名が現われます。 上位グループ名をクリックすると下位のグループ名が表示されます。

(図8)

 
(図8)で、端末グループ(例えば、「社内食堂」)を選択すると、 (図7)に「社内食堂」の文字列が挿入され、(図9)のようになります。  

(図9) 

 
(図9)に、「IPアドレス範囲」と「監視データID」の2つのタブがあります。 
ここで、移動のトリガーを「IPアドレス範囲」とするか、「監視データID」とするかを選択します。
下記のをクリックください。 
説明を開いた状態
説明を閉じた状態

7. IPアドレス範囲で移動させる


  • (図10)で、「IPアドレス範囲」タブを選びます。

    (図10) 

     
    (図10)で、「IPアドレス範囲」のチェックボタンにチェックを入れます。  
    「追加」ボタンを押すと、 IPアドレス範囲の始まりと終りを入力できますから、それを入力すると (図11)のようになります。

    (図11) 

     
    (図11)で、更に、IPアドレス範囲を追加する場合は、再度「追加」を押します。 IPアドレス範囲の登録が終わると、(図11)で「OK」を押します。  
    画面は、(図6)の画面に戻り、(図12)のように、移動先グループとそのIPアドレス範囲が表示されます。  

    (図12) 

     
    移動先グループとそのIPアドレス範囲の入力が全て終われば、(図12)で、「次へ」を押します。

8. 監視データIDで移動させる


  • (図10)で、「監視データID」タブを選択すると、画面は(図13)のように変わります。

    (図13) 

     
    「監視データID」のチェックボックスにチェックを入れます。  
    赤矢印部分をプルダウンすると、監視データの名前一覧が選択肢として現われます。 
    ここでいう「監視データの名前」とは、「監視データの指定」ポリシーで指定した名前です。 
    (図13)の例だと「部門コード」

     

    続けて、端末の移動のトリガーとなる値を入力します。 
    (図13)の例だと「CNN1」 
    XMLファイルの「部門コード」という要素ノードに、「CNN1」という値が入力されると、 当該端末は、「東京営業1課」のグループに移ります。  
     
    (図13)の入力が終われば、「次へ」を押します。(図6)に戻り「CNN!」という値が表示されます。 (図6)で「次へ」を押します。

9. 設定の確認

(図6)で入力が終わり、「次へ」を押すと、(図14)が現われます。  

(図14) 

 
設定内容に問題がなければ、「終了」を押します。これで、端末移動ルールの作成は終りです。

 

(図14)で、「詳細設定」を押すと、このルールの適用開始日時と適用終了日時を指定できる ポップアップが現われます。 
導入プロジェクトの関係で、 このルールの適用開始を今すぐでなく、将来の一定日にすることがあります。その場合は、適用開始日時を指定します。  
このルールの適用を定めた日時に終了したい場合があります。その場合は、適用終了日時を指定します。  
詳細設定で適用期間を定めない場合は、端末との最初の更新直後にルールは適用され、ルールの削除または停止まで適用が続きます。
 

10. 「端末の移動」ルールの編集

(図15)

作成されたルールは、コンソールの左上の「端末の移動」に、 表示されます。これを右クリックすると、プルダウンメニューが現れます。 この中の「ルールの編集」を選択すると、指定した端末移動ルールの設定内容を変更できます。