端末の詳細

MobiControl v14 Manual

コンソールの左側ペインで任意の端末グループを選択すると、(図1)のような端末一覧が表示されます。

(図1)


(図1)の中の任意の端末名をクリックすると、(図2)のように、当該端末の属性情報が表示されます。

(図2)

(図2)に記された情報は、端末からMobiControlサーバへの直近のチェックイン(更新)の時の情報です。 現時点での情報を知るには、(図2)の上辺の「チェックイン」アイコンを押します。但し、端末とMobiControlサーバは 接続している必要があります。詳しくは、Android端末に働きかけるを参照ください。

1. コンプライアンス

(表1)

項  目説  名
コンプライアンス
ステータス
端末が正常な管理対象になっているかどうか
  • コンプライアント(正常な管理対象)
  • 非対応
    • 非登録(登録されていたが、登録解除された)
    • 管理者によって無効にされた端末(「利用禁止機能」を実施された。登録はされているが、サーバとの 送受は中止している状態)
    • Wipeされた(初期化された)
    • ルート奪取された
エージェント互換インストールされたエージェントのバージョンが、MobiControlサーバに格納しているエージェントバージョンと不一致。
一致していると「はい」
端末のエージェントバージョンが古いが、MObiControlサーバに格納しているエージェントバージョンの古いと、古くても、適合性が「はい」になる。 「Android端末エージェントのアップデート」を参照。

2. 端末の詳細

(表2)

項  目説  名
端末種別 Androidの設定モード:「Android Plus」「Samsung ELM」Android Enterpriseでも、Android Plusとして表示されてしまいます
端末ID登録時にMobiControlが付番した16進法番号
登録実行日時MobiControlに登録した日時
端末ファミリー端末登録ルール作成時の上辺タブの名前:「Android Plus」か「Android Generic」
IPアドレスWiFiモデムのIPアドレス
エージェントオンライン「接続」しているか否か。端末が「接続時間帯」である、若しくは、端末ユーザがMobiControlエージェントまたは、コンソールから送られたメッセージをタップすると「接続」する。
端末モード下記のいずれかの表示
  • アクティブ (正常にMobiControlの管理下にある)
  • 管理者による登録解除
  • ユーザによる登録解除
  • 管理者によって無効にされた端末(「利用禁止機能」を実施された)
  • Wipeされた(初期化された)
  • ルート奪取された
OSバージョンOSバージョン
パス所属する端末グループの階層関係
Deployment Server端末を管理しているデプロイメントサーバの名前
エージェントバージョンMobiControlのエージェントソフトのバージョン
Android APIレベル
IPv6WiFIモデムに割り当てられたIPアドレス
エージェント チェックイン時間MobiControlエージェントによる直近のチェックイン時刻。チェックインは接続中に実行される。
エージェント接続時間MobiControlエージェントによる直近の接続時刻
エージェント切断時間MobiControlエージェントによる直近の接続の後に切断した時刻
ネットワークBSSIDWiFiのBSS(Basic Service Set)で割り当てられたID
ネットワーク接続タイプ直近のチェックインの時に、端末が直接的に接続していた回線の種類:
「携帯電話回線」経由か「WiFi」
ネットワークRSSIWiFiの受信信号強度インジケータの値
ネットワークSSIDWiFiのAPのID
OEMのバージョン番号端末メーカー(OEM)が付番した番号
パーソナイラズされた名前Bluetoothで認識される端末名。コンソールに表示される端末名ではない。
電話番号契約キャリアから割り当てられた電話番号
サポートされているAPI端末のMDM機能に対するバージョンレベル。メーカーにより異なる。Android Enterpriseの場合は、 「作業が管理された端末」とかEnterprise4.1とか表示される。
AndroidセキュリティパッチレベルAndroid OSに対してのパッチ適用日

3. 携帯の詳細

(表3)

項  目説  名
携帯電話のキャリア現在接続中の携帯電話会社。契約した携帯電話通信会社でないことがある。
携帯電話強度
ICCIDICカード識別子。SIMカードの識別番号の一つ。19桁。
IMEI/MEID/ESN 端末識別番号
IMEI (International Mobile Equipment Identity)
MEID (Mobile Equipment Identfier)
ESN(Electric Serial Number)
ローミング現在、ローミング中か否か
加入者番号電話番号。国番号つき

4. 端末ステータス

(表4)

項  目説  名
エージェントの更新が有効新しいバージョンのエージェントが端末に送られてきた場合、それを受け入れるか否か。
端末管理アクティブMobicontrolサーバと端末との交信していなければ、「はい」
パスコードのリセット可能
Exchangeがブロックされました MS ExchangeのフロントサーバであるExchange ActiveSyncに対し、アクセス拒否を指示したかどうか。 指示してないときは、「いいえ」
ExchangeのステータスMS Exchangeサーバへのアクセス許容/拒否
許容されているときは、「いいえ」、拒否されているときは「はい」
暗号化済パスコードまたはTouch IDを設定しているか否か
OSセキュアルート奪取をしているか否か。してないと「はい」
パスコードが有効パスコードの設定をしてあるか否か
ELMのステータス

5. ユーザ情報

端末を、MobiControlに登録する際の本人認証で入力したAD_DS(Active Directory)の情報が表示されます。

(表5)

項  目説  名
ユーザ名AD_DSでのユーザ名。
下の名前。英語のFirst Name
ドメイン名AD_DSのドメイン名
UPNユーザープリンシパル名。ユーザ名とAD_DSのFQDNドメイン名を @で接続した文字列
IDAD_DSのユーザアカウントのSID(Secure Identifier)。AD_DSにユーザを登録したときに自動的に発行されるID番号。
端末ユーザに対応するユーザ情報を手動で入力できます。 ユーザ情報とは、 AD_DSなどのディレクトリサービス、または、Azure IdPなどのIDプロバイダに保存してあるユーザー情報です。
をクリックすると、 設定してあるディレクトリサービスとの接続プロファイルまたは IDプロバイダとの接続プロファイルの名前リストが表示されます。 その中から該当するディレクトリサービスとの接続プロファイル または、 IDプロバイダとの接続プロファイルを選択します。
続けてユーザ名を入力します。ユーザ名の全ての文字列を入力しなくても、半角で最初の4文字を 入力すると、ユーザ名候補が表示されます。それを選択すると(表5)の情報が自動的に表示されます。
サーバの性能と通信回線の帯域幅により、表示されるまで時間がかかることがあります。

ディレクトリサービスでの認証を経て利用できるWiFiやVPNがあります。 これらのWiFiやVPNの構成プロファイルには、端末ユーザのUPNを挿入して、端末に配布しインストールできるようになります。 Exchangeメールの構成プロファイルには、差出人としてのメールアドレスを挿入をして、端末に配布できるようになります。

6. ハードウェアの詳細

(表6)

項  目説  名
MACアドレスWiFiモデムのMACアドレス
メーカー端末メーカーの名前
モデルメーカーが付けたモデル名
総拡張ストレージ永続的記憶装置(ROM)の容量
総メモリメモリ(RAM)容量
SD全体のメモリ量SDカードの容量
総ストレージ量永続的記憶装置(ROM)の容量
利用可能な拡張ストレージ永続的記憶装置の利用可能な容量
書込可能なメモリ容量メモリの中の書込可能な容量
SDカードの書込可能メモリSDカードの書込可能な容量
書込可能なストレージ永続的記憶装置の書込可能な容量
バッテリステータスバッテリの残量
ハードウェア暗号化機能ハードウェアの暗号化がされているか否か
ハードウェアのシリアル番号製造時にメーカーがつけた16進法番号

7. ウィルス対策

(表7)

項  目説  名
ウィルス対策定義バージョンBitDefender社のウィルス対策定義バージョン
エージェントが13.4以下の場合は表示なし
ウィルス対策検疫なし隔離フォルダの空にする動作の継続期間
ウィルス対策定義アップデートアップデート動作の継続期間
ウィルス対策スキャン

8. 付属情報

コンソール管理者が追加的に入力した端末に関する情報。 任意の情報を付加できる。例えば、「所属部門名」、「会社支給か私物か」、「端末ユーザ名」、「端末ユーザのメールアドレス」、「端末の資産台帳番号」 など。
詳しくは、端末グループと端末の付属情報を参照ください。

9. 監視データ

監視データとは、Android端末内の次の2種類のデータ値を指します。
  • 端末のアプリが作成/更新するINIファイルの特定のパラメータの値
  • 端末内のXMLファイルの特定の要素ノードの値 
    (端末ユーザがブラウザで当該ノードに値を入力する)
どの項目を監視データとするかは、 Android: 監視データの指定で指定します。

10. Android Enterprise

Android Enterpriseとしてセットアップした端末の場合に表示されます。

(表8)

項  目説  名
Androidのステータス managed Google Playストアへのアクセス権種別を表示。
  • 管理されたGoogleアカウントで有効
  • 管理されたGoogle Play アカウントで有効
  • 管理者用Googleアカウントで管理されてない
端末登録ルールを参照ください。
Android の ID managed Google PlayストアへアクセスするためのGoogleアカウントが端末に与えられているか否か
  • Android for Work
    端末にGoogleアカウントが与えられている
  • アカウントライセンス認証が保留中
    端末にGoogleアカウントが与えられてない
    (端末は登録したが、Googleからアカウントが与えられてない)
管理の種類
  • 作業が管理された端末
    Device Owner Mode
  • 作業プロファイル
    Profile Owner Mode