
Windows Embedded: 端末へメッセージを送る
端末の画面に、メッセージを表示します。 端末ユーザが他のアプリを動かしていても、メッセージが画面の中央に表示されます。 1台の端末宛だけでなく、端末グループの全端末に一斉に、同一内容のメッセージを送ることもできます。1.メッセージを入力
(図1)は、送信するメッセージの入力画面です。(図1)の表示方法は、「2. メッセージ入力画面の表示」を参照ください。(図1)
(図1)のメッセージ欄に入力をし、下辺の「メッセージを送信」を押すと、端末(端末群)に送られます。 メッセージ長は4KBまでです。
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- オフライン端末へのキューメッセージ
端末がMobiControlサーバと接続してなくても、メッセージは、Googleのプッシュ通信サービス経由で送られます。 但し、端末が電源オフであったり、インターネットに接続してない状態だと、メッセージは送られません。 ここにチェックを入れておくと、MobiControlサーバ内に溜められます。端末が、MobiControlサーバに接続したときに 端末に送られます。- メッセージの表示
端末でのメッセージの表示期間を指定します。
「ユーザがOKを押すまで」「5秒間」「10秒間」「30秒間」「1分間」「5分間」「10分間」の選択肢から 選択します。- 種類
端末では、そのメッセージの種類が表示されます。 「情報」「警告」「質問」「エラー」の選択肢から選択します。2. メッセージ入力画面の表示
2-A 送信先の端末または端末群を選択しての送信の場合
端末一覧画面の端末フィルター条件式を、(図2)ののように、 OS名 = WindowsCEDotnetとすると、Windows Embedded端末だけが、一覧表示されます。
端末一覧での端末フィルタ条件式の設定と保存に関しては、コンソールでの端末フィルタを参照ください。(図2)
メッセージ送信先の端末の左側の〇にチェックを入れます。複数の端末を選択できます。
の〇にチェックを入れると、画面の全ての端末を選択できます。 対象とする端末群を選択すると、(図3)のようなメニューが下辺に現れます。
これの中から「メッセージを送信」を選択すると、(図1)がポップアップします。(図3)
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2-B 端末グループの全ての端末に送る場合
対象となる端末グループを選択し、3点リーダー(緑丸)をクリックすると、 メニューが現れます。その中から、「アクションを実行」を選択します。 さらにサブメニューが現れます。その中の「メッセージを送信」 を選択すると(図1)が表示されます。(図4)
送信先を、この方法で指定すると、端末グループ内の全ての端末にメッセージが送られます。iPhone、Android端末、Windows PC宛にも同時に送られます。
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3. マクロ文字列
(図1)のメッセージ本文の中に、マクロ文字列を挿入することができます。(表1)
表示できる文字列 マクロ文字列 1 IMSI(International Mobile Subscriber Identity)Number
国際携帯機器加入者識別情報番号。15桁の数字%IMSI% 2 IMEI(International Mobile Equipment Identity)Number
国際移動体装置識別番号。15桁の数字%IMEI% 3 ICCID(Integrated Circuit Card Identifier)
SIMカードに固定的に割り当てられている番号%ICCID% 4 電話番号 %PHONENUMBER% 5 端末のIPアドレス %IP% 6 端末のMACアドレス
(WiFiモデムのMACアドレス)%MAC% 7 端末のシリアル番号
メーカーが出荷時に附番する番号%SERIALNUM% 8 端末のOS %PLATFORM% 9 端末のモデル %MODEL% 10 端末メーカー %MANUFACTURER% 4. 指定日時にメッセージを送信する
今すぐでなく、指定した日時にメッセージを送信する方法を説明します。 例えば、送信時刻を夜間に指定しておくと、次のようなメリットがあります。
- 端末ユーザが、朝イチでロック解除したときに、表示される。業務時間帯でのメッセージ表示を避けて、業務に影響を与えない。
- 通信回線の輻輳を避ける。数万台の端末が閉域網にあり、一斉にメッセージを送ると、 SaaSのMobiControlサーバとの回線が輻輳するのを避けることができる。
4-A. パッケージにスクリプトを挿入する
(図5)に、メッセージ送信のスクリプトを入力します。 (図5)の表示方法は、「パッケージへのスクリプトの挿入/編集」を参照ください。(図5)
showmesagebox "~" MB_OK が、メッセージ送信のスクリプト構文です。 二重引用符の中に、表示するメッセージを入力します。 MB_OK は、端末ユーザによりOKをタップするまで、表示を続けるためのオプションです。
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通常のスクリプトは、複数のスクリプトを組み合わせることができます。 しかし、showmesagebox スクリプトは、単独でないと有効になりません。スクリプトの入力が終われば、ファンクションキー F7 を押すか、上部のメニューバーから
「Project」-->「Build Package」を押して、パッケージをビルドします。
ビルドが終われば、パッケージスタジオを終了させます。4-B. パッケージを、MobiControlサーバにアップロードする
(図6)
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作成したパッケージを、コンソールからMobiControlサーバにアップロードします。
(図6)で、「アップロード」ボタンを押します。
(図6)の表示方法は、「パッケージのアップロード」を参照ください。4-C. パッケージを、プロファイルに積み込む
コンソールで、新しいプロファイルを作成し、それに、前述のパッケージを積み込みます。 送信先の端末グループを選択した後に、すぐには「割り当て」ボタンを押さずに、上辺の「オプション」タブを押します。 「オプション」タブを押すと、(図7)に遷移します。(図7)の表示方法は、「指定日時にインストール」を参照ください。(図7)
(図7)の赤四角部分に、showmessageboxスクリプトのパッケージを積み込んだプロファイルのサーバからの送信日時を指定します。 そして、下辺の「積み込み」を押します。 これで、指定した日時にメッセージが端末に送られます。
Apple製品宛には、パッケージを送ることはできません。