
Windows Embedded:アラートルールの作成
1. アラートルール作成の必要性
コンソールでの作業の結果、MobiControlサーバから端末に対して、アプリを搭載したパッケージや、ランチャーの設定プロファイルを送ります。 しかし、それらが端末に届いても、なんらかの理由でインストール(展開)されない場合があります。 端末側の理由で、なんらかの異常が発生することもあります。例えば、端末ユーザにより、端末のMobiControlサーバへの登録を解除された 場合などが考えられます。 サーバ側で、端末の異常を検知することもあります。例えば、一定時間以上の長時間にわたり、MobiControlサーバと切断状態の端末を検知するなどです。 アラートルールを作成することで、MobiControlサーバは、これらの異常をアラームとして認識します。 MobiControlサーバが、アラームを認識すると、コンソールの「アラートログ画面」にログ記録します。「アラートログ画面」の表示方法は、 アラートの監視と管理を参照ください。」 アラームを認識すると、それをログ記録するだけでなく、 これらの異常を関係者にメール通報し、必要なら、端末の無害化を自動実行します。無害化とはメールサーバやVPNへのアクセス禁止、並びに、業務アプリのアンインストールなどです。 端末側に起因するアラートの場合、それが発生しても、そのイベント情報は端末に留め置かれます。 そして、端末がサーバにチェックインした時点で、そのイベント情報は、MobiControlサーバに送られます。
チェックインは、次の3つのイベントのどれかで実行されます。 もし切断状態なら、異常です。2. アラートルール名の入力
(図1) |
(図1)で、Windows Embeddedのためのルールの種類一覧を表示します。
表示の方法は、Windows Embedded:ルールを作成を参照ください。
(図1)で、「アラート」を右クリックすると、「アラートルールの作成」の文字列が現れます。 これをクリックすると、(図2)の設定ダイアログがポップアップします。 | |||
全てのOS | Windows Embedded |
Windows Classic | Windows Modern | |
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(図2)
赤い背景色の部分に、内容を連想しやすいアラートルール名を入力します。
「次へ」のボタンを押します。
「次へ」のボタンを押します。
3. アラート・タイプの選択
(図3)
次の3つのアラート・タイプのどれかを選択します
- 端末の動作結果に関するイベント
端末に異常または変化が起きた場合にアラートを記録 - 端末のステータス情報
端末が内蔵するアラートスケジュールで規定された時刻に、端末の状態が「しきい値」に達していた場合にアラートを記録 - ジオフェンスイベント
地図上の仮想的な囲み(例:自社事業所や自社工場)に端末が入ったり、出たりした場合にアラートを記録
ジオフェンスについては、「ジオフェンスの作成と運用」を参照ください。
下記の
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7. アラート通知時のアクションを選択
(図5)、(図7)、または、(図14)で、「次へ」を押すと(図15)が現れます。
MobiControlサーバは、アラートを認識すると アラートログ画面に、アラートログを記します。 更に、(図15)の対応アクションを追加できます。アラートの内容を考えて、必要と思われるアクションに チェックを入れて選択ください
MobiControlサーバは、アラートを認識すると アラートログ画面に、アラートログを記します。 更に、(図15)の対応アクションを追加できます。アラートの内容を考えて、必要と思われるアクションに チェックを入れて選択ください
(図15)
- 端末にメッセージを送る
端末の画面にポップアップ表示するメッセージを入力します。サーバがアラートを検知すると、 このメッセージを端末に送ります。 - 端末の移動先グループ
移動先グループを予め作っておきます。右端をクリックすると、端末グループ・ツリーが表示されるので、それから移動先となる端末グループを選択します。
アラートを受領したサーバは、当該端末を、所属する端末グループから移動先グループへ自動移動します。 移動先グループの構成プロファイルとルールと詳細設定には、セキュリティに配慮して設定をします。 メール設定、VPN、アプリ、などを設定しておかなければ、それらを、端末で利用できなくすることができます。 - Exchange ActiveSyncへのアクセスを禁止
Exchange ActiveSync サーバにあるFilterでアクセスを禁止します。詳しくは、 ActiveSync Filterで阻止を参照ください。
8. アラート受領時に発するメールの発信人と宛先
アラート通報をサーバが受領したら、その旨を関係者にメールします。
(図16)では、そのメール宛先などに関する電子メールプロファイルの選択と、メール文章を記述します。
選択と入力が終わったら、「次へ」を押します。(図18)に画面遷移します。
(図16)
(図16)の欄名 | 説 明 |
---|---|
Eメール通知の送信 | アラート受領をしたら、MobiControl管理者にメールする場合にチェックを入れます |
From: |
右端をドロップダウンすると、電子メールプロファイルの名前が複数現われます。その中から利用する電子メールプロファイルを選択します。 |
電子メールプロファイル | 電子メールプロファイルを新規に作成する場合は、「電子メールプロファイル」をクリックします。 詳しくは、「電子メールプロファイルの作成」を参照ください。 |
優先度 | 「低」「通常」「高」から選択します |
TO: |
メールの宛先アドレスを入力します |
CC: | メールのコピー宛先を入力します |
件名 | メールの件名を入力します。
![]() |
メッセージ | メール文章を記述します。![]() |
(図17) |
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9. 内容確認
設定内容が表示されます。変更をする場合は、「戻る」を押します。これで良ければ、「終了」を押します。
(図18)
「終了」を押すと、アラートルールの作成は終了です。
10. 詳細設定(オプション)
(図18)の右下の「詳細設定」を押します。
(図19)
ルールを今すぐ適用しない場合は、適用開始日時を設定します。またルールの適用終了日時も設定できます。
11. アラートルールの編集
(図20) ![]() |
作成済のアラートルールの設定内容を変更するには、アラートルールの編集を行います。 編集しようとするアラートルールを右クリックするとプルダウンメニューが現れます。その中の「ルールの編集」を選択します。 |