ルールの設定

MobiControl v14 Manual



MobiControlがサポートする、Linuxディストリビューションは、下記の2種類です。
  • Ubuntu 16.04 以上
  • Raspbian 8.0 以上
Linuxデバイスを含むMobiControlでの設定は次の順序で行いますが、ここでは、下記の3番目と5番目、「ルールの作成」を実行します。 
  1. MobiControlサーバのプロパティと証明書等設定 
  2. 端末グループの作成 
    企業や団体の組織にそって、階層的に端末グループを作成 
    (組織名の入力が主な作業)
  3. 端末登録ルールの作成とエージェントの作成 
  4. 端末の詳細設定 
  5. 端末登録ルール以外のルールの設定
  6. 端末エージェントのインストールと端末の登録
    1. コンソールで、「インストーラファイル」を、SOTIのサイトからダウンロード
    2. 上記のファイルをLinuxデバイスで実行することで、MobiControlサーバの所定の端末グループに登録
  7. アプリの配布
    1. Linuxデバイス用のアプリをパッケージに内包させる。
    2. パッケージをプロファイルに積み込む。そしてプロファイルを配布することで、アプリの配布を実行。
     
    端末の設定分野には「構成プロファイル」と「ルール」と「詳細設定」 があります。詳しくは、 構成プロファイルとルールと詳細設定 を参照ください。

ルールの種類の一覧画面

コンソール画面の左上の三本線アイコンをクリックすると、(図1)のメニュー画面が現れます。
(図1)

 

(図1)の「ルール」を選択すると、画面が遷移して、(図2)のように「ルールの種類の一覧」が表示されます。

(図2)
ルールの種類の一覧

 

画面上辺のタブで「Linux」を選択すると、Linuxデバイスを対象としたルールの種類一覧が(図2)のように表示されます。
(図2)で、作成したいルールの文字列を右クリックすると、ルールの作成の文字列が表示されます。
この文字列をクリックすると、ルールの作成ダイアログがポップアップします。

端末登録ルール

1. 端末登録ルールの作成

MobiControlの端末グループは、企業/団体の組織を反映して、階層構造で形成します。 ここでは、末端グループ毎に端末登録ルールを作成します。 詳しくは、「端末登録ルールの作成」を参照ください。 

2. 端末エージェントのインストールと端末の登録

端末登録ルールを作成すると、続けて、端末エージェント・ソフトをSOTI社からダウンロードする作業をします。  
Linuxデバイスのエージェントソフトは、3種類あります。
エージェントの種類名称CPU系統CPUのデータパス幅
ARMARM系
32-bitx86系、IntelまたはAMD製32bit幅
64-bit64bit幅

ファイル同期ルール

端末内の特定フォルダとMobiControlサーバの各端末専用フォルダの間で、 ファイル群の同期を行います。データ(例:商品情報)を端末に配付するのに使う機能です。 逆に端末ユーザが作成または編集したファイルを、企業のITシステムにエキスポートするのにも使う 機能です。詳しくは、「ファイル同期ルール」を参照ください。

端末移動ルール

次の2つのどちらかのインシデントにより、対象デバイスを特定の端末グループに移動します。
  • 端末のIPアドレスが特定の範囲の数値になった
  • 端末内の監視データの値が特定の値になった
    (監視データについては、監視データの指定を参照ください。
端末が特定の端末グループに移動することにより、端末に対する構成プロファイルとルールと詳細設定を変えることができます。  
詳しくは、「端末移動ルール」を参照ください。

データ収集ルール

端末のIPアドレス、接続しているSSID、地理的位置などを収集します。 詳しくは、「データ収集ルール」を参照ください。

アラート・ルール

システムや端末の異常が発生したときに、メール通報、端末の隔離などを自動実行します。 
情報漏洩防止の観点から、端末が事業所内に立ち入った場合、端末の入出力機能を停止します。 
この場合は、ジオフェンスの設定をします。 
詳しくは、「アラートルール」を参照ください。