
Linux:アラートルールの作成
1. アラートルール作成の必要性
コンソールでの作業の結果、MobiControlサーバから端末に対して、アプリを搭載したパッケージや、ランチャーの設定プロファイルを送ります。 しかし、それらが端末に届いても、なんらかの理由でインストール(展開)されない場合があります。 端末側の理由で、なんらかの異常が発生することもあります。例えば、端末ユーザにより、端末のMobiControlサーバへの登録を解除された 場合などが考えられます。 サーバ側で、端末の異常を検知することもあります。例えば、一定時間以上の長時間にわたり、MobiControlサーバと切断状態の端末を検知するなどです。 アラートルールを作成することで、MobiControlサーバは、これらの異常をアラームとして認識します。 MobiControlサーバが、アラームを認識すると、コンソールの「アラートログ画面」にログ記録します。「アラートログ画面」の表示方法は、 アラートの監視と管理を参照ください。」 アラームを認識すると、それをログ記録するだけでなく、 これらの異常を関係者にメール通報し、必要なら、端末の無害化を自動実行します。無害化とはメールサーバやVPNへのアクセス禁止、並びに、業務アプリのアンインストールなどです。 端末側に起因するアラートの場合、それが発生しても、そのイベント情報は端末に留め置かれます。 そして、端末がサーバにチェックインした時点で、そのイベント情報は、MobiControlサーバに送られます。
チェックインは、次の3つのイベントのどれかで実行されます。 もし切断状態なら、異常です。2. アラートルール名の入力
(図1)は、Linuxのルールの種類の一覧です。(図1)を表示する方法は、Linux: ルールの作成 を参照ください。
(図1)
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(図1)で、 「アラート」を右クリックすると、「アラートルールの作成」という文字列が表示されます。「アラートルールの作成」の文字列を クリックすると、(図2)のアラートルールの作成ダイアログが表示されます。(図2)
赤い背景色の部分に、内容を連想しやすいアラートルール名を入力します。
「次へ」のボタンを押します。3. アラート・タイプの選択
(図3)
次の2つのアラート・タイプのどれかを選択します選択が終われば、(図3)で、「次へ」を押します。
- 端末の動作結果に関するイベント
端末に異常または変化が起きた場合にアラートを記録- 端末のステータス情報
端末が内蔵するアラートスケジュールで規定された時刻に、端末の状態が「しきい値」に達していた場合にアラートを記録
下記の をクリックください。
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説明を開いた状態 説明を閉じた状態 6. アラート通知時のアクションを選択
(図5)、または(図8)で、「次へ」を押すと(図10)が現れます。(図10)
MobiControlサーバは、アラートを認識すると アラートログ画面に、アラートログを記します。 更に、オプションとして、MobiControlサーバは、デバイスが所属する端末グループを変更することができます。
移動先グループを予め作っておきます。右端をクリックすると、端末グループ・ツリーが表示されるので、それから移動先となる端末グループを選択します。
アラートを受領したサーバは、当該端末を、所属する端末グループから移動先グループへ自動移動します。 移動先グループの構成プロファイルとルールと詳細設定には、セキュリティに配慮して設定をします。 メール設定、VPN、アプリ、などを設定しておかなければ、それらを、端末で利用できなくすることができます。
(図10)での設定が終わったら、「次へ」を押します。7. アラート受領時に発するメールの発信人と宛先
アラート通報をサーバが受領したら、その旨を関係者にメールします。 (図11)では、そのメール宛先などに関する電子メールプロファイルの選択と、メール文章を記述します。
(図11)
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(図11)の欄名 説 明 Eメール通知の送信 アラート受領をしたら、MobiControl管理者にメールする場合にチェックを入れます 起点
From:右端をドロップダウンすると、電子メールプロファイルの名前が複数現われます。その中から利用する電子メールプロファイルを選択します。 電子メールプロファイル 電子メールプロファイルを新規に作成する場合は、「電子メールプロファイル」をクリックします。 詳しくは、「電子メールプロファイルの作成」を参照ください。 優先度 「低」「通常」「高」から選択します 範囲終了
TO:メールの宛先アドレスを入力します CC: メールのコピー宛先を入力します 件名 メールの件名を入力します。 のマークをクリックすると、 マクロ文字列のリストが表示されます。適宜、マクロ文字列を挿入します。
メッセージ メール文章を記述します。
のマークをクリックすると、 (図12)のように、マクロ文字列のリストが表示されます。適宜、マクロ文字列を挿入します
選択と入力が終わったら、「次へ」を押します。(図13)に画面遷移します。
(図12)
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アラート アラートの種類 対象端末 アラート発生源。発生源が端末の場合は端末の名前 グループ アラート源が端末なら、
その所属グループ名とパス日付 アラートがサーバに通知された日 時 アラートがサーバに通知された時刻 時差の時間帯 UTC(協定世界時)と比較しての時差:
日本ならUTC+9を選択端末のMACアドレス 端末のMACアドレス 8. 内容確認
設定内容が表示されます。変更をする場合は、「戻る」を押します。これで良ければ、「終了」を押します。(図13)
「終了」を押すと、アラートルールの作成は終了です。9. 詳細設定(オプション)
(図13)の右下の「詳細設定」を押します。(図14)
ルールを今すぐ適用しない場合は、適用開始日時を設定します。またルールの適用終了日時も設定できます。10. アラートルールの編集
(図15)
作成済のアラートルールの設定内容を変更するには、アラートルールの編集を行います。 編集しようとするアラートルールを右クリックするとプルダウンメニューが現れます。 その中の「ルールの編集」を選択します。