Linux:タスクスケジューラー
端末内にスクリプトを内蔵させておき、定期的に、または指定時刻に、それを実行させることができます。内蔵させておくスクリプトを「タスク」と呼びます。 ((図1)の「Linux 構成プロファイルのメニュー」の画面を表示します。
表示方法は、「Linux 端末の構成プロファイルの作成」を参照ください。(図1)
Linuxの構成プロファイル・メニュー
A. タスクスケジューラーの管理画面
(図1)で、「タスクスケジューラー」を選択すると、(図2)が現れます。(図2)
タスクスケジューラの管理画面
(図2)は、未だ、1つのタスクも指定していない状態です。「追加」ボタンを押し、(図3)を表示します。B. タスクとなるスクリプトの入力
(図3)
(図3)の の「スクリプト」ボタンをクリックすると、 (図4)のように既に作成してあるスクリプトファイルに名付けた名前一覧が表示されます。
(図4)
(図4)で、「追加」ボタンを押して、(図5)を表示します。
(図5)
(図5)の赤い欄に、マウスを載せて、これから作成するスクリプトファイルの名前として、任意の文字列を入力します。 続けて、下の囲みに、実行させようとするスクリプトを入力します。一緒に実行させる複数のスクリプト文を入力することが可能です。
(図6)
(図6)は、スクリプトファイルの名前として「Linux_Reboot」を、スクリプト文として、sudo rebootを入力した例です。 「OK」ボタンを押します。これで、「Linux Reboot」という名前の、スクリプトファイルが、MobiControlサーバに登録されました。
LinuxデバイスのMobiControlエージェントに対するスクリプトについては、「MobiControlスクリプト一覧 (Linux) 」を参照ください。C. スクリプトファイルの選択
(図3)のをプルダウンすると、 MobiControlサーバに登録してある、スクリプトファイルの名前一覧が表示されます。(図7)
ここでは、「LinuxReboot」を選択してみます。
(図8)
(図3)が、(図8)のように変りました。
D. 実行開始日時や、実行する時間間隔を指定
(図8)を参照ください。(図8)の例の場合は、毎週日曜日の01:00AMに、端末をRebootさせます。 (図8)の設定が適正と判断されれば、「OK」ボタンを押します。
- 一回のみ
実行日時を指定し、その日時にスクリプトを実行します。勤務時間帯を避けて、タスクを実行するときなどに使います。
例えば、指定のアプリをアンインストールする場合があります。
sudo dpkg -r <アプリの名前>
サンプル sudo dpkg -r cpp-5- 毎週
曜日を定めて、一定時刻になると、タスクを実行します。
- 一定間隔
2分間隔から、1年間隔までの選択肢から選択します。- タスク時間
「端末の時刻」と「UTC時刻」の選択肢があります。
「端末の時刻」を選ぶと、端末で設定してある時差に従います。上記の a. で、6:00pmに設定しても、タイのバンコックにある 端末で実行されるのは、現地時間で6:00pmですが、日本時間では、8:00pmになります。
「UTC時刻」を選択すると、全世界の端末が同一の時刻で実行されます。「UTC時刻」を選ぶ場合は、a. b.ともUTC時刻にしなければ なりません。日本時間より9時間遅れです。E. タスクスケジューラーの管理画面でタスクを確認
タスクスケジューラーの管理画面に、(図9)のように、タスクが表示されます。(図9)
「追加」ボタンを押すと、タスクを追加することができます。同じスクリプトでも、異なる曜日のスケジュールを設定する場合に追加します。
「編集」ボタンを押すと、当該タスクの(図8)の画面がポップアップし、スケジュールなどを修正できます。
(図9)の設定が適正と判断されれば、「OK」ボタンを押します。構成プロファイルの作成が終わると、これを対象とする端末グループやAD(Active Directory)の グループに割り当てます。そして、それを当該グループの端末に配布し、インストールします。詳しくは、 「Linux デバイスの構成プロファイルの作成」 のページの「D. 構成プロファイルの端末グループへの割り当て」以下を参照ください。