導入規模 約600台
OS Android / iOS
導入形態 SaaS
稼働開始時期 2020年10月
主な用途 スマートフォンの管理 / 業務用アプリの管理・更新 / トラブルの問い合わせ対応 / セキュリティ対策
主な利用機能
  • グループ管理
  • セキュリティ対策
  • アプリ管理
  • サイレントインストール
  • ランチャー
  • 機能制限

Point

管理工数が1/6に短縮
アプリ配信やトラブル時の遠隔操作対応で端末回収作業を廃止し、管理者の負担を激減
現場完結の運用を確立
介護システム変更によって実現した現場での記録・報告業務を、ランチャー機能とセキュリティ管理によって安全かつ確実に運用可能に
IT操作の不安解消
ランチャー機能の専用端末化で、シンプルな操作画面を実現
最高レベルのセキュリティ
ランチャーによる画面制限と紛失時のロック機能で、情報漏洩リスクを最小化に
-姫路医療生活協同組合について

地域に根差した総合ケア体制を支える 職員の負担軽減・安全確保に向けた取り組み

中川常務理事:姫路医療生活協同組合は、15業種45の事業所を運営し、住み慣れた地域で「その人らしく、気持ちよく生きる」ことができるまちづくりを理念としています。その実現のため、介護部門と医療部門の多職種連携を密におこない、総合的なケア体制で利用者を支えていけることを最大の強みとしています。医療や介護が必要になっても自分らしい在宅生活を最期まで続けられるよう、24時間体制でバックアップする仕組み作りを行うことが私たちの役目です。

今、業界全体が直面する人手不足は、私たちにとっても大きな問題です。利用者様へ質の高いケアを提供し続けるためにも、職員の離職を防ぎ、業務負担を軽減することを最優先としています。利用者様の事故リスクを減らす安全確保はもちろん、夜間など職員が手薄になる時間帯の業務や入浴介助などの大きな負担に対し、みまもりなどのデジタルツールや、入浴をサポートする専用機器を積極的に活用し、最適な環境整備を目指しています。

姫路医療生活協同組合 本部 姫路医療生活協同組合 本部
-抱えていた課題

遠隔操作の機能がなく、運用管理者の負担とサポートに限界

中川常務理事:MDM自体は以前から利用していたのですが、当時は遠隔操作によるサポート機能がなかったため、アプリの削除や設定変更がしづらく、トラブルがあるたびに端末を回収して手動で対応していました。何よりもこの回収作業にかかる手間が大きな課題でした。

トラブル対応に関しては、実際に端末を回収するまで正確な状況がわからず、早急な解決が不可能でした。端末を回収している期間は、その端末を使用していた職員にも影響が出てしまいます。管理台数が多くなるにつれて、この手動対応が非常に大きな負担となり、「この状況をどうにかしたい」と考えたことが、乗り換えを検討するきっかけになりました。管理者側で手軽に状況を把握し、困った時に迅速な遠隔サポートができる体制が急務だと感じていました。

-導入した背景

要件を満たす豊富な機能と「データ同期」でスムーズな乗り換えを実現

柏木様:MDMの乗り換えを考え始めてから、様々な製品を探しましたが、AndroidやiOSの両方に対応しつつ、遠隔操作ができるなどの要件に対応できるMDMがなかなか見つからず、今ひとつ決め手に欠けていました。設定変更やトラブルの対応に多くの時間を費やしていたので、私たちがMDM選定において一番重視したのは費用対効果です。

そうした要件を満たしてくれたのが、SOTI MobiControlでした。 私たちが希望する複数の要件を満たしていた上に、グループ別のアプリ配信や一括管理機能があったり、法人独自の画面設定(ランチャー機能)ができることも非常に魅力的でした。不要な機能への誤操作や、勝手なアプリダウンロードを阻止できることも良いですね。さらに、使用中のMDMからのデータ同期が可能な点も考慮し、「これなら管理側の負担を最小限に抑え、運用工数を削減できる」と現実的にイメージできたので、導入を決定しました。

-活用方法

コンパクトな「ランチャー」で操作の不安を解消 安全な現場完結運用を確立

柏木様:以前は、訪問するヘルパーさんたちは、一日の業務終了後に事務所へ電話連絡をし、留守電に業務報告をしていました。MDMを変更しSOTI MobiControlの導入以来、職員の業務フローも大きく変わりましたね。

今では、訪問の開始・終了、記録の全てが端末で完結します。(訪問看護では)訪問先へカルテを持参する必要がなくなり、それらの負担がなくなったことは、劇的な改善と言えます。取り扱いに注意しなければならない電子カルテも安心して連携できますし、訪問で移動中の端末の紛失といったトラブルも、ロック機能でリスクを最小限にできています。

また、「ランチャー機能」がとても便利で、業務に必要なシステム、地図アプリ、カメラ機能だけが使えるように画面表示を制限することで、スマートフォンの操作が苦手なヘルパーさんたちにも「らくらくフォン」のように操作がしやすいと好評です。

SOTI MobiControl導入によって業務効率化を劇的に向上 SOTI MobiControl導入によって業務効率が劇的に向上
-導入後の効果

サポート時間が1/6に短縮 「遠隔操作」で端末回収が不要に

加藤主任:SOTI MobiControlの導入後、最も大きな効果を感じているのは管理者の工数削減です。以前はアプリの削除やトラブル対応のたびに端末を回収し手動で対応していましたが、現在は、遠隔操作でほぼ解決できるようになりました。端末を持ってきてもらうのは、アプリ配信後に上手くインストールされなかった端末など、ごく限定的な場合だけですね。

一元管理ができるのでとても便利です。私たちはグループ管理機能を使って、訪問看護師やヘルパーなど業種別に使用する端末やアプリを分けて管理していますが、職員の端末に番号を付与しているため、トラブルの際は、どこの事業所の何番の端末かを管理画面ですぐに把握でき、適切なサポートが行えるようになりました。例えば、上手くインストールが完了できていなかった時は、端末の状況から「iOSのバージョンが古いことが影響しているのではないか」という判断ができたり、アプリの再インストールも遠隔ですぐに実行できます。これにより、以前は回収して対応していた時と比べて、1台あたりの工数は1時間から10分程度(約1/6)に短縮されました。

姫路医療生活協同組合
事業内容

医療・介護部門の多職種連携による総合ケア体制の展開、訪問看護・介護・福祉サービス、病院および診療所の運営、並びに地域包括ケア体制の構築

株式会社カワイビジネスソフトウエアロゴ 株式会社カワイビジネスソフトウエア
導入支援

株式会社カワイビジネスソフトウエア

公式サイト https://www.kbs.co.jp/

お電話でのお問い合わせはこちら 03-6272-6871 03-6272-6871 平日10:00〜18:00