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iOS端末管理の肝は監視モード

2014-12-10

初代iPhoneは2007年に米国で発売されましたが、日本での発売は遅れること1年、2代目となった「iPhone 3G」からとなります。

当時のOSが「iPhone OS 2.0」(現在のOS名は省略化されて「iOS」となっています)。

そして現在、端末は「iPhone 6 / 6 Plus」が9月に発売され、OSは「8.1.2」となっています。

スタイリッシュな外観と満足できる機能、使いやすさから多くの支持を得て爆発的な人気となり、今や個人持ちだけでなく企業利用も進んでいます。

元々、iOS端末が目を向けていたのは「コンシューマー」でしたが、企業での利用が増加するに従って、端末管理が容易になるツールを提供するとともに、iOS端末のMDM APIの提供を増やしてきました。

アップルは複数台のiPhoneを設定することが可能となるツール「iPhone構成ユーティリティ」を提供しています(現在のバージョンは「3.6.2」Windows版)が、より強力に管理が可能となるツールとして「Apple Configurator」を2012年に提供を開始しました(今のところMac版しか提供されていません)。

この「Apple Configurator」の最大の特徴として、端末利用者が自分のiOS端末を複数のコンピュータに同期できないようにする機能が盛り込まれていることです。

企業利用で受けられるこの恩恵は、端末を「監視モード」(Supervision mode – スーパーバイズドモード)にすることにより、実現します。

その他、監視モードになっている端末だけに実装される機能として
・ AirDropの許可/不許可制御
・ iMessageの許可/不許可制御
・ iBooks Storeの許可/不許可制御
・ Game Centerの許可/不許可制御
・ アプリの削除許可/不許可制御
・ ロック画面制御
・ Siriの制御
・ Exchange ActiveSyncアカウントの変更禁止
・ 管理アプリの「Open-In」機能の許可/不許可制御
・ アプリのサイレントインストール/アンインストール
・ シングルアプリモードの適用
・ AirPlayの制御
・ Webフィルタリング
など、制御可能な項目が増え、セキュリティを考える上でも必要な機能が含まれています。

ただ、端末を「監視モードにする」ためには、Macでしか使えない「Apple Configurator」を有線経由で利用するか、デバイス登録プログラム(Device Enrollment Program – iOS 7 以降)に参加する必要があります。

また、端末を「監視モード」にする際に端末は初期化されてしまうので、既に配布し利用されている端末には注意が必要となります。

因みに、MobiControlは監視対象(監視モード)になっている端末に対し、「Apple Configurator」と同等の機能を遠隔で設定が可能となりますので、iOS端末を企業利用に考えている場合セキュリティ対策と管理がスムーズに行えます。

MobiControl の監視モードに関する機能については「iOS監視モード」のページをご覧下さい。

MobiControlの監視モードに関する機能についてのお問い合わせは「support@pol-japan.co.jp」までお知らせ下さい。

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