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バッテリーを長持ちさせる

2015-06-26

最近のスマホはより高機能、大型化しています。

タブレットとスマホの間を埋めるサイズとして「ファブレット」という概念もあります。

当然に必要としている電力も大きくなるため、バッテリーサイズも大型化し大容量を確保したものを搭載しています。

Google謹製の「Nexus 6」は「3,220mAh」ものバッテリーを積んでいます(因みに5年前の端末は1,000mAh~1,500mAhでした)。

「iPhone 6」のバッテリー容量は「1,810mAh」です(優秀ですね)。

また、最近の端末はバッテリーの交換ができないものが多いので、如何にバッテリーの状態を良好に保つかも課題となります。

更に、端末バッテリーを補完するものとして「モバイルバッテリー」も様々なメーカーから、色々な容量のものが販売されています。

そこで、今回はバッテリーを良好な状態に保つためのTIPSを。

現在の端末に搭載されているバッテリーはほぼ「リチウムイオン」(「リチウムポリマー」含む)です。

このバッテリーはエネルギー密度が高く、高電圧、自己放電(自然に放電し残容量が減ってしまうこと)が少ない、といった特性があります。

バッテリーの寿命(繰り返しの充放電により、当初の約半分の満充電容量になる回数)も長く、充電回数500回~2,000回(バッテリーによる)です。

毎日充電したとしても約1年半は持ちますが、ちょっと気を付けることで更に「いい状態」に保つことで延命も可能です。

①満充電で放置しない

リチウムイオンバッテリーにはバッテリー状態をモニタリングするためのマイコンが備わっていますので、満充電になると自動的に充電を停止します。

しかし、そのままにしておくと一定のタイミングで再充電をするので、充電回数(サイクルカウント)が増えることになります。

サイクルカウントが増えることは「寿命に近づく」ことを意味するので、充電が終わった(満充電になった)ら充電ケーブルを外しましょう。

②充電中に使用しない

充電中は外部からの電力供給により、発熱します(もっとも放電中も発熱しますが)。

リチウムイオンバッテリーは耐熱性があまりなく、高温状態が続くと内部素材が劣化します。

充電しながら端末を使うと、「充電中の発熱」と「CPUによる発熱」が発生すること、発熱を伴う充電時間が長くなることにより、バッテリーを痛めることになります。

同様に高温下の場所に端末を放置するのもバッテリーを痛めることになります。

③時々放電、充電を行う

リチウムイオンバッテリーには「セル」と呼ばれる小部屋単位でバッテリーが構成されているものがあります。

バッテリー内蔵のマイコンはこれら各「セル」の状態も監視していますが、このマイコンの精度が落ちてしまうことや各「セル」の状態が均一でなくなってしまうことがあります。

そのため、月に一回程度は完全に使い切った状態から満充電にしてあげることで、マイコンや「セル」の状態を「リセット」することができます。

この「リセット」により、バッテリーの正確な状態を把握可能とします。

④バッテリーを使い切った状態で放置しない

バッテリーを使い切った状態を「過放電」といいます。

この「過放電」が続くとバッテリー内部素材が急激に劣化し、充電できなくなってしまうことがあります。

スマホやタブレットではほぼない状況かと思いますが、モバイルバッテリーなどは「ついうっかり」があり得るので、気を付けて下さい。

以上、バッテリーを良好に保つためのTIPSでした。

なお、「MobiControl」はモバイルデバイスのバッテリーステータスが取得できるので、稼働中の端末状況が分かり、端末管理者からの早めの対応が促せます。

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