アップルは米国/サンフランシスコにて2015年6月8日~12日の期間、開発者向け年次会議(カンファレンス)である「WWDC 2015」(Worldwide Developer Conference 2015)を開催しました。
気になったパートを幾つか取り上げます。
●iOS 9
この秋にもリリース予定の次バージョン。
「Apple Watch」との連携も始まり、かなり賢くなっている音声によるアシスタント機能ですが、iOS 9ではより賢くなる様です。
「Siri」「Spotlight」が強化された様で、端末内の情報をサクッと出してくれたり、現在地に関する様々な情報を提供してくれたり、スポーツの結果情報やエンタメ情報もサクッと表示してくれます。
「Google Now」(OK, Google)や「Google Now on Tap」の様ですね。
Windowsの「Cortana」と合わせ、三つ巴となりますが、どのプラットフォームが優秀で使いやすいものに成長するか、楽しみです。
地図アプリも優秀に。
今までも経路検索、表示機能がありましたが、乗り換え案内情報も取り込みました(といっても、現時点ではまだ世界数十都市ですが)。
画面分割に対応し、ディスプレイ上を2画面で表示が可能となります(iPad向けです)。
入力キー(キーボード)のアルファベット表示に小文字表示が可能になりました。
大文字、小文字の使い分けが分かりやすくなり、便利になります。
●Move to iOS
iOS 9とともに提供される機能で、Androidから簡単に端末移行が可能となります。
Android端末にある「連絡先」「メッセージ履歴」「画像」「動画」「音楽」「壁紙」「ブックマーク」「メールアカウント」「カレンダー情報」や「Facebook、Twitterといった無料アプリ」「有料アプリ」などが移行可能とのこと。
なお、「Facebook、Twitterといった無料アプリ」は「ダウンロード提案」という形で提示され、「有料アプリ」はAppStore内に「ウイッシュリスト」として提示されるそうです。
世界的にみると、Androidの圧倒的なシェアなので、狙いにいってますね。
ただ、本当に簡単に移行ができるのでしょうか。
●Apple Music
アップル提供の音楽ストリーミングサービスです。
共有も可能となるサービスで、以前から流行っている音楽共有サービスの「SoundCloud」やストリーミングサービスの「Pandora」「Spotify」「Google Music」を飲み込んでしまうでしょうか。
後発なだけに洗練されたサービスになりそうな予感もします。
このサービスもAndroidに対応を予定している様で、アップルは対Androidをかなり意識していることが伺えます。
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