デバイス / OS

OSサプライヤーのSIM

2016-01-15

フューチャーフォン(ガラケー)が登場した時は通信キャリアが端末と回線を提供していましたが、もちろんこの提供形態は現在でも続いていますが、スマホ登場時から通信キャリアの回線を借り受けた「MVNO」(仮想通信事業体)も登場しました。

借受元キャリアの端末であれば利用可能だったので、「キャリア以外のSIM」として新しい道が出てきました(もっとも、SIMにはキャリア名が印刷されていましたが)。

今では、すっかり定着した感があり、様々なMVNOが登場し、オリジナルなプランを展開しています。

また、スマホでもキャリア提供のものだけでなく、「SIMフリー」な端末も多く出てきまし、一定期間が経過すればキャリア提供の端末もSIMフリー化できる様になりました。

特に、SIMフリー端末は旅行などでの海外利用を考えた場合、現地SIMの利用が可能となるので、圧倒的な費用低減効果が現れます。

更に便利なSIMを・・・とのことでしようか、アメリカ/アップル社は1枚のSIMカードで複数の通信事業者を選択できる仕組みを作りました。

「Apple SIM」です。

当初、限定された地域での展開に留まっていましたが、日本でも展開が開始されました。

このSIMがあれば、来日した外国人は日本の通信会社を選択して利用できますし、日本人が海外に行った際も、現地通信会社が提供するプランを手軽に利用できる様になります。

SIMの交換がなくなるだけでも、使い勝手が非常に良さそうです。

アメリカ/グーグル社(アルファベット社)も同様な仕組みとして、「Project Fi」を考えていますが、Wi-Fiとの組み合わせでシームレスな通信を目指しています。

スマホ界でがっぷり四ツとなっている、アップル(iOS)とグーグル(Android)がSIM絡みの通信でも四ツを組もうとしています。

この中にアメリカ/マイクロソフト社が割って入ろうとしています。

Windows 10が好調で、日本でもWindows 10 Mobileを搭載したスマホが発売され始めましたが、スマホのシェア拡大を狙ってか、2社と同じ土俵に上がろうとしています。

「マイクロソフトSIM」の登場で三つ巴の様相を呈してきましたが、マイクロソフトSIMはマイクロソフトアカウントからの支払いが可能の様で、決済時の利便性が高そうです。

SIM利用が可能なWindows 10 PCやタブレットも含めて考えると、スマホシェアの圧倒的に低いマイクロソフトのサービスも意外と検討するかもしれません。

何れにしても、3社共に日本でもしっかりとしたサービス展開をしてもらって、便利さを享受したいところです。

待ち遠しさが高い、サービスの話でした。

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