新たな課題～マルウェア対策～

アメリカのモバイルセキュリティ企業Lookoutと伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が、Android及びiOS端末に対応したマルウェア対策を可能にするため、Lookoutの企業向けセキュリティ製品「Lookout Mobile Threat Protection」の国内提供を開始しました。

この製品は
・サイドローディングされたアプリを可視化
・root化、Jailbreakの検出
・監視ウェアや情報漏えいなどのモバイル驚異を検知

などの機能を持っており、MDMソリューションとの連携も可能です。

CTCでは、MDM・MAMや、統合ID管理ツールと組み合わせたモバイルセキュリティとして展開していくとのこと。

最近では企業でのスマートフォン・タブレット導入の増加によって、MDMを導入する企業が増えてきましたが、マルウェア対策にはあまり注目されていなかったように思います。

企業に導入されるのは、Androidよりも安全性の高いiOS端末だから…というのも理由の1つでしょうか。しかし先月、中国でマルウェア機能を持つアプリがApp Store上に公開されたということで、大きな話題になりました。

さらに直近でも新たにiOSのマルウェア出現のニュースが報じられています。iOSでもリスクが顕在したことによって、マルウェア対策に本格的に取り組まなければいけない時代になったのかもしれませんね。