先月(11月)の12日にAndroidの新しいOSである「5.0/Lollipop」がNEXUS向けに配信が始まりました。
過去のOSの中で、変更内容が多い「最大規模」のバージョンアップとのことなので、非常に期待を高くしていましたが、アップデート通知のあった「NEXUS」では不具合報告が散見されています。
未対応のアプリについてが大抵なのですが、中には電話機能やデータ通信にかかわる不具合、端末動作が遅くなるといった不具合も見られます。
iOSアップデートの時に記事にもしましたが、ネットで情報を集めてからのアップデートが宜しいようです。
ところで、Androidの現在のOSは「5.0/Lollipop」ですが、Android端末内の普及率は「0.1%以下」の状態らしいですが、他のOSバージョンでみると一番多いのが「Jerry Bean」で約50%、続いて「KitKat」の約34%。データでは「Froyo」も0.5%存在しています。
対するiOSは60%が「iOS 8」、35%が「iOS 7」、残り5%が「その他のiOS」となっています。
AndroidもiOSも古いバージョンの端末が、まだまだ存在しています。
ただ、iOSはAppleのみが端末を製造しているので影響が少ないと感じますが、AndroidはOS種類(バージョン)に加え様々な端末メーカー(それに伴い画面解像度の違いも)が存在するため、「断片化」の影響がかなり大きいと思っています。
アプリ開発者はより多くのOSバージョンと端末に対応を迫られるので、この「断片化」に頭を悩ませているのではないでしょうか。
この「断片化」、PCの中身ではHDD内ファイルシステムの断片化として「フラグメンテーション」の発生と、それを解消する「デフラグ」として知られているかと思いますが、モバイルデバイスの世界にもOSバージョンや端末種類による「断片化」が存在します。
顕著な問題としては、対応範囲の拡大による開発負担の増大が挙げられます。
画面解像度による断片化の解消としてGoogleから「Android Studio」が提供されています(「Google I/O」の発表で開発者から歓声が上がった様です)。
OSや端末メーカーによる断片化はAndroidの「多様性」と「自由度」を考えると致し方無いかもしれません。
モバイルデバイス向けにアプリ開発を行っている皆様の心中をお察し致します。
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