モバイルの世界ではGoogleの「Android OS」とAppleの「iOS」で圧倒的なシェアをとっています。
その中にあって、第三極としてどんなOSが登場するか、ワクワク感を持って注目していましたが、二大OSが握っている状況ではかなり苦しい様です。
Web標準技術のHTML5をベースに完全にオープンなOSとして期待されていたMozilla Foundationの「Firefox OS」でしたが、昨年12月に開発停止の予告をしていました。
2014年12月にKDDI(au)からFirefox OS搭載の開発機として「Fx0 LGL25」が発売されていましたが、1年後には「開発停止のお知らせ」が。
更に今年(2016年)に入り、Mozillaからバージョン2.6を最後に開発の終了が「公式」に宣言されてしまいました。
何とも短い命でした。
ただ、スマホ向けの開発を終わらせるとしても、新たなターゲットとして「IoT」向けには開発を継続するそうです。
PanasonicからFirefox OS搭載のテレビが出ていたりしていますので、この様な分野で今後の活躍を期待したいと思います。
第三極のOSの登場は難しいでしょうか。
台頭するOSとしては「Windows 10 Mobile」が考えられます。
日本国内でも同OS端末が幾つか登場していますが、満を持して登場する端末もあります。
VAIO株式会社はWindows 10 Mobile搭載のスマートフォン「VAIO Phone Biz」を発売すると2月4日に発表しました。
5.5インチのフルHDディスプレイにSnapdragon 617(オクタコア)のCPU、3GBのRAMと16GBの内部ストレージ。
microSDにも対応し、メインカメラは1300万画素(サブカメラは500万画素)。
今まで出ていたWindows 10 Mobile端末では一番贅沢な構成となっています。
同社が以前に出していた「VAIO Phone」は「名前貸し」と捉えられてしまい、評判があまりよろしくなかったので、今回は期待が持てます。
その期待が「安曇野FINISH」。
既に発売しているPCと同様に自社工場のある「安曇野」で品質チェックを行う様です。
また、搭載CPUの「Snapdragon 617」は「Continuum」にも対応し、アダプターを介してテレビや他のディスプレイに接続すると、あたかもPCの様に操作することが可能となります。
VAIO PCに準拠した筐体の様な作り込みをしているので、クオリティも高いと感じられます。
高スペックのWindows 10 Mobile端末は海外製のLumia 950シリーズしかないので、日本国内でスペックが高く品質の高い端末が出ることは非常に喜ばしいです。
問題はWindows側のアプリの無さか・・・。
折角、大きな期待を持つ端末が出てくるのでOSの方も充実してもらいたいものです。
なお、「VAIO Phone Biz」は4月発売予定とのことです。
因みに、MobiControlはWindows 10のPCのみならず、「Windows 10 Mobile」も「Windows 8.1 Phone」とともに管理が可能なOSになります。
今後に「Windows 10 Mobile」端末を業務利用する場合もMobiControlが役立ちます。
お電話でのお問い合わせはこちら 03-6272-6871 03-6272-6871 平日10:00〜18:00