デバイス / OS

Apple新しいiPadなどを発表

2014-10-17

米Appleは事前に「It’s been way too long.」として告知していたイベントを現地時間の10月16日に開催しました。

このイベントの模様はLive映像を試聴することが可能となっており、事前に公式コンテンツから情報が漏れていたりしましたが、このイベントによって9.7型の「iPad Air 2」、7.9型の「iPad Mini 3」といったタブレットが発表されました。
その他、Macの新モデルとして「5K」の画像空間を持つ「iMac Retina 5Kディスプレイモデル」と「Mac Mini」の発表、iOS 8のバージョンアップ版として「iOS 8.1」とMac OS Xのバージョンアップ版として「Yosemite」が発表されました。

なお、バージョンアップ版のOSは「Yosemite」が発表と同時に無料ダウンロード可能がとなり、「iOS 8.1」については10月20日(現地時間)から配信するとの事です。

ここで、気になったモノがひとつ。

それが「Apple SIM」です。
これは今回発表された「iPad Air 2」と「iPad Mini 3」に付属するApple製のSIMであり、Apple曰く「One SIM. Many options.」という代物。

つまり、複数の通信キャリアの利用を行う場合でも、このApple SIMが一枚あれば端末内部の切り替えによってシームレスに利用が可能になります。
ただし、現時点では米国(AT&T、Sprint、T-Mobile)および英国(EE)対応のみとなっているため限られた利用環境となりますが、対応キャリアが多くなればSIMフリーと同じ効果で手軽にキャリア変更ができる様になるので、大変な期待が持てます。
(旅先で現地のプリペイドシステムを簡単に切り替えられる様になれば素晴らしいです)

今まで、デュアルSIMスロットを設けている端末は多くありましたが、3つ以上のキャリア利用ではやはりSIMの交換が必要でした。
2つまでなら、切り替えて利用したり同時利用したりと便利な機構でしたが、「Apple SIM」の登場により「SIM交換」の煩わしさから開放されることになります。

また、例えばiPhoneは日本では3つのキャリアから販売されていますが、SIMロックフリーの対象となっていませんので、「Apple SIM」の仕組みがあればSIMロックを解除する必要もなくなります(もっとも、キャリアが対応すればの話ですが)。

ともかく、キャリア主導で進んできたモバイル環境がAppleによってメーカー主導に取り代わり、更に加速される状況にもなろうかと思います。
キャリアの対応を注意深くみていきたいと思います。
(MDMとしてはキャリア切替によるデータ通信量の把握などの課題もありますが・・・)

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