AIの勝利とこれから

コンピューターと人間の戦いはチェスから始まります。

将棋と似たこのゲームは6種類16個の駒を使って、8 × 8 = 64のマスの中で相手のキングを追いつめ、キングが追いつめられると「チェックメイト」となり、「降参」です。

複雑な進行となるこのゲームに対し、コンピューターが挑戦を進めていましたが、なかなか勝利を得る事はできませんでした。

しかし1997年、アメリカ/IBM社が開発したスーパーコンピューターの「ディープブルー」はとうとう人間から勝ち越し勝利をものにします。

チェスの世界チャンピョンに勝つためだけに生まれたこのコンピューターも3回目の対戦でやっと栄光を手に入れました。

その後、チャンピョンは再戦を望んだ様ですが、「ディープブルー」はとっとと解体されてしまった様で、その一部は国立アメリカ歴史博物館に提供された様です。

チェスの次に狙うのが「将棋」です。

将棋は9 × 9 = 81のマスとなり、チェスより範囲が拡がるとともに、他陣地から取った駒を使い回すことができるため、格段に複雑となります。

それでも、2012年に開催された「電王戦」では将棋ソフトがプロ棋士に勝利し、翌年には勝ち越しを決めています。

チェスでの勝利から約5年でキャッチアップしていることが驚きです。

更なる驚きは「囲碁」での勝負。

「囲碁」は19 × 19の格子上に白黒の「碁石」を使い、多くの陣地を確保した方が「勝ち」となります。

複雑性も段違いで、進行の組み合わせはチェスが「10の123乗」、将棋の「10の226乗」に対し、囲碁は「10の400乗」になり、宇宙に存在する全原子より多いとも言われています。

イギリス/DeepMind社(現在はGoogle傘下)が開発したプログラム「AlphaGo」は2016年、現役最強といわれる囲碁棋士の李セドル九段と対戦し、4勝1敗の好成績で人間を打ち負かしてしまいました。

将棋でさえ、遠い将来でないと人間に追いつけないと言われていたのが、囲碁でも追い抜いてしまいました。

この裏には「AI」(Artificial Intelligence/人工知能)の急激な発達があります。

1997年から2012年、2016年へと複雑性をものにするスピードが非常に早くなっています。

映画の様に、人間に取って代わるAIロボットがもうすぐ誕生するのでしょうか。

この分野も注目していきます。

iOS9.3の不具合情報

3月21日(現地時間)にアメリカ/アップル社から新しいOSの「iOS 9.3」がリリースされました。

当初、「端末の日付を1970年5月以前に設定して再起動すると端末が使えなくなってしまう(文鎮化)」不具合の修正をメインに、様々な修正を施したバージョンとしてリリースされました。

ところが、アップデート後のアクティベーションに失敗し、端末が起動しないケースが出てしまい、一時的に配布を停止することとなってしまいました。

この件については「いったん iOS 9.3 の公開を中止し “数日のうちに” アクティベーションの問題が発生しないよう変更を加えた新しい iOS 9.3 を公開しなおす」とし、この事象が発生してしまった端末向けに対処方法を公開しています。

現在は対応済みとなった様で、再び配布されています。

さらにこのバージョンでは、ブラウザのリンク処理に不具合があるらしく、URLリンクをタップするとフリーズしてしまう事象が発生している模様。

Safari固有の問題かと思われていましたが、他のブラウザやアプリでも同様に事象が発生しているとのことで、OSの根本部分の不具合となりそうです。

今現在でこの事象についての修正は行われていない様ですので、新しいバージョンのリリースが待たれます。

今回のバージョンは多めの修正等が入っていたので、早速バージョンアップを行った人もいるかと思いますが、バージョンアップに伴う不具合情報をネットなどでしっかり把握した上で実行することが重要だと感じたかもしれません。

このブログでもOSのリリース情報を載せることが多いですが、その際には注意を促す文言を添えてお知らせしています。

たまたま、今回の不具合に遭遇していませんが、気を付けたいと思っています。

教科書のデジタル化

本ブログでも学校教育でのタブレットの導入を記事にしていますが、ついに文部科学省が「デジタル教科書」導入へ動き出しています。

 
2020年をめどに全国の小・中・高校生に対して1人1台ずつ端末を用意することを想定しており、当面は紙とデジタルが併用される方針で固まったということです。

デジタル化になれば持ち歩けない量の資料を付加できたり、辞書や問題集の参照も容易になります。また、単純に教科書を家に忘れることもなくなるでしょう。

その一方でタブレットの買い替えのコストや端末のサポートの問題もありますし、端末を学校に置いていくことが義務化されると、卒業と同時に学習ログが消えてしまうという課題もあります。

さらに教科書ともなると、教科書検定制度で中身をチェックする作業も発生します。

紙の教科書でも膨大な情報量な上に、短期間でのチェックしている現状では、デジタル版で同等の正確性を保つのは困難だと言う有識者もいるようです。

また、動画教材などで特定の事項に焦点が当たった場合、海外から思わぬ批判を呼ぶことになるという懸念もあります。

やはりデジタルにする利点は大きくても、一気に紙の教科書から切り替えるにはクリアしなければいけない課題も多いですね。

デジタル化の決定をしたからには、学習する子供たちにとって良い結果となるように進めてもらいたいものです。

iOS 9.3の登場

アメリカ/アップルは3月21日(現地時間)に、スペシャルイベントを開催し、新しいOSとなる「iOS9.3」を発表し、同時に提供を開始しました。

Apple_93

今回のアップデートは修正内容がかなり多いです。

公開前のベータ(β)版も「7」まで版が進み、多くの修正が入っていることが窺えました。

1970

一番の修正としては日付を1970年5月以前に設定して再起動すると端末が使えなくなってしまう(文鎮化)不具合を修正したものです。

VPP

エンタープライズ向けでは「VPP」(Volume Purchase Program)を利用した場合にアップデートされたアプリが起動しない不具合が修正されています。

その他の修正項目としては「不正確なバッテリー残量が表示されることがある問題が修正されます」が嬉しい修正です。

「iOS9.3」の目玉となる追加機能は「Night Shift」モードです。

Night_Shift

端末の時間と位置情報(地域)を識別して、ディスプレイの色調を変化させる機能です。

夜間に温かい色調のディスプレイ表示に変更となることで、目に優しく、眠りに繋がる効果を狙っている機能です。

なお、「Night Shift」モードに対応している端末はiPhoneは「iPhone 5s」以降、iPadは「Pro」「Air」「mini 2」以降です。

手許のiPhoneは「5」なので、残念。

iPhone_SE

筐体はほとんど変わらない、これまた今回のスペシャルイベントで登場した「iPhone SE」に変更しろということですね。

「iPhone 5」は過ぎた端末だと。

因みに、MobiControlでは今回提供開始された「iOS 9.3」の登録に於いても、早めの対応を完了しています。

「iOS9.3」と「MobiControl」については、追ってお知らせしたいと思います。

意外な事実

普段の移動で、荷物になる様なモノは極力減らしたく感じます。

移動中にかける音楽も、専用のDAP(Digital Audio Player)を持ち歩いていました。

最近のスマホは容量が多くなり、SDカード対応だと更に容量を拡張できます。

この容量増加のおかげで、今でDAPで聞いていた音楽をスマホで聞く様になってきました。

音楽のストリーミングサービスもApple Play、Google Play Music、Amazon Prime Music、AWA、Line Musicなど多く登場しています。

音楽に関しては、「CDの売上が落ちている」と随分前から言われていました。

CD売上の伸び悩み(落ち込み)は様々な理由が考えられますが、最もな理由としてやり玉に上がっているのが「違法ダウンロード」です。

著作権を無視し、手軽に、無料でこれらの楽曲はダウンロードされるため、もちろん「違法」で許されるものではありません。

ただし、「ダウンロード」と「売上」を絡めての展開には違和感を感じたこともあります。

様々な要因が重なって、現在の「売上」の状況になっていると感じます。

意外な結果が公表されました。

heavy_music_buyers
Data by MusicWsatch

CDやストリーミングサービスなどのデジタルコンテンツを実際に購入した経験のある人のうち、35%は違法ダウンロードの経験があるとのこと。

また、違法ダウンロードの経験がある人の方が無い人に比べてCDやデジタルコンテンツの購入額が多いと分かりました。

「違法ダウンロード」=「CD等の売上減少」とならない結果が出ています

この調査結果を更に深く掘り下げ、対象者からのヒアリングなども行うと、「CD等売上減少」の原因の一端が掴めるかもしれません。

今のシェア

ここのところ日本では、Windows 10 Mobile端末の発売が相次いでいるとはいえ、世の中はAndroidとiOSで圧倒的なシェアとなっています。

アメリカの調査会社ガートナーは2015年第4四半期に於けるモバイルOSのシェアについて発表しました。

調査結果によると、2015年第4四半期は全世界で約4億台のスマートフォン等が販売され、前年同期に比べ「約9.7%」増加しているとの事。

OS別のシェアを見てみると、Androidが「約80.7%」、iOSが「約17.7%」と圧倒的でこの2つで約98.7%を占め、前年同期に比べ増加させています。

Windows、Blackberryなどその他OSは前年度比でシェアを落としている様子がうかがえます。

メーカー別で見てみると、2015年通期でSamsungが「約22.5%」、Appleが「約15.9%」と二大巨頭となっています。

最近の躍進が目まぐるしいXiaomi(小米)は「約4.6%」と前年より僅かに伸ばしていますが、ほぼ中国向けと考えるとニュースほどのインパクトある伸びとはなっていません。

さて、日本ではどの様なOS構成になっていますでしょうか。

Japan_Share
Data by KANTAR

イギリスの調査会社カンターの2016年1月末時点の日本でに於けるモバイルOSのシェアはAndroidが「約48.7%」、iOSが「約50.3%」で、やはりこの2つで圧倒的なシェアを有していますが、iOSの方がシェアが高い点がグローバルとは異なります。

その他のOSは1%にも満たっていません。

日本国内のOS構成をみても「ガラパゴス」を感じます。

iOS端末は「高級」で端末金額も高めなので、日本のシェアが高く、超入門モデルから超高級モデルまで幅広く揃っているAndroid端末はグローバルで強い傾向があります。

Androidの最新OSバージョンは「6.0」(Marshmallow)ですが、Androidに於けるこのOSのシェアは「約2.3%」。

Android
1つ前の「Lollipop」(5.0/5.1)が「約36.1%」とそれまでのトップだった「KitKat」(4.4)の「約34.4%」を抜きました。

次のOS「N」の開発も進んでいる様なので、「Marshmallow」がどこまで伸ばすでしようか。

因みに、マルチOS/マルチプラットフォーム対応のMobiControlは新しくOSがリリースされても、いち早く対応するので、安心して継続利用できます。

また、Androidメーカーの一部では「OSを上げさせない」設定も可能です。

躍進するスマホゲーム

先日、矢野経済研究所が「スマホゲーム市場に関する調査結果2015」を発表しました。

国内スマホゲーム市場は2014年度に8950億円を記録し、2015年度には9250億円、16年度には9450億円と、1兆円に迫る規模に拡大すると予測しています。

smartphone_game

 

数年前からヒットタイトルが出始め、CMでも頻繁に宣伝されているため、ユーザーが爆発的に伸びているようですね。

 
しかし今の市場環境では、家庭用ゲーム機と同等の技術力や開発にかかるコスト及び人員の確保等に莫大な資金が必要となってくるため、市場で勝ち抜ける企業は限られています。

 
既存ヒットアプリの人気の低迷はあれど、現時点で有力なコンテンツを有するゲームメーカ―が市場を独占する時代に突入していく…

 
と思いきや、家庭用ゲームメーカーも黙っていませんでした。

 
2016年には家庭用ゲーム最大手の任天堂がスマホゲームに参入するだけでなく、その他の家庭用ゲーム大手メーカーがこぞってスマホゲームの開発に力を入れています。

 
こうした新たな勢力が市場に参入することで、既存ヒットアプリの人気低迷はカバーできるようなので、もうしばらくこの市場の勢いは続くと思われます。

 
音楽、本、映画など、既に様々なコンテンツがスマホで楽しめるようになりましたが、ゲームもスマホが主流になりつつあるようです。

 
近い将来、スマホで利用できないコンテンツは廃れていく…それが当たり前になるかもしれませんね。

電波の様々な利用

電波の利用効率がいいと言われている「LTE」(Long Term Evolution)がしっかりと普及していますが、それでも増加するモバイル端末へ、より快適な対応が進められています。

現在モバイル端末で利用可能な周波数帯では捌き切れない可能性から、「5GHz」という高周波帯の利用も検討に入ってきました。

「MNO」(通信キャリア)から回線を借り受け、通信サービスを展開している「MVNO」(仮想移動体通信事業者)も増えてきて、設定されている周波数の利用も進みがちで、混みがちです。

特定の端末利用なら、通信事業者のネットワークに依存しないで実行できる端末も登場しています。

デジタル簡易無線タブレットの「Mix-100」です。

Mix_100

要はトランシーバーなのですが、OSにAndroidを搭載した「画像を送付する」機能に特化した端末といえます。

通信はデジタル簡易無線方式を利用しているため、データ通信速度が出ません。

そこで、特殊な画像圧縮技術を使い、データ通信速度が遅くても十分な画質の画像を送れる様にしています。

無線通信では見通し1km~4kmの範囲で可能となり、災害時には素早く現場の画像を送信することが可能となるので、災害時対策も素早く展開出来ることが望まれます。

片や「Bluetooth」技術を利用した通信もありました。

Beartooth

「Beartooth」です。

通信キャリアの電波が届かない様な場所でもこのデバイスを持っていれば、Beartooth同士でボイスメールやテキストチャットが可能となり、地図上でお互いの場所も把握できます。

通信可能な見通し距離は約2マイル(3.2km)で、1GHz未満の周波数帯を利用している様です。

通信キャリアの電波に依存しないので、アウトドアでの利用で重宝しそうです。

様々な周波数帯とデバイスの利用で分散が図られれば、より快適な通信環境が生まれるかもしれません。

今後も期待したいデバイスと技術でした。

脅威から安心へ

間もなく発表されるであろう、次期iOS「9.3」について、「監視モード」(Supervised Mode/Supervision)になっている端末では「管理」されていることの表示が現行より踏み込んだ表現になっていることを先日にお伝えしました。

開発の進んでいる次期iOSは一昨日、「iOS 9.3 Beta6」が上がってきました。

このバージョンでは「監視モード」時の文言が更に変更となっています。

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ロック画面での表示は特に変更がない様です。

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端末内の情報欄で、「このiPhoneは監視されています。XXXはインターネット・トラフィックを監視したりこのデバイスを探したりできます」と変更されています。

ロック画面の「管理」から「監視」への変更が、より締め付けを感じさせている様な気がしますが。

「モバイル」ではないのですが、「Mac OS」に悪質なマルウェアが出てきました。

「ランサムウェア」というジャンルで「KeRanger」というマルウェア。

Macアプリ開発用の正当な証明書が付与されているBitTorrentクライントのインストラーに仕込まれて、感染後の潜伏期間が経過するとファイルを暗号化してしまう悪さをするとのこと。

同時に復号化に身代金要求を行って脅迫します。

要求に応じたところで、復号される保証はないので、とても厄介なことになります。

この状況に米国/Apple社は迅速に対応しました。

ランサムウェアに付帯している証明書を無効化し、マルウェア対策ツールの「XProtect」に新たな署名を追加する処置を行ったとのこと。

以前ではMacのシェアがあまり高くなく、マルウェアを仕込んでも効率的でないため、マルウェアに対する脅威も少ないとみられていましたが、シェアが高まったのでしょうか。

Mac使いは高額所得者が多いとみたのてしょうか。

何れにせよ、Appleの素早い対応で最小限の被害で済んだ様です。

何事にも安心の上に胡座をかくことなく、注意したいものです。

新たな写真のカタチ

iPhone6s/6s PlusのiSightカメラで撮影できる「LivePhotos」をご存知でしょうか。

 
シャッターを押した前後の1.5秒間、合計3秒間の動画と音声を保存できる機能です。

最近ではCMでもおなじみですね。

「LivePhotos」機能を利用して撮影されたものはメールに添付したり、外部機器へ送信することも可能なので、扱い方は従来の写真と同様です。

送信先がiOS9デバイスであれば、ライブフォトとして送信することもできるそうです。

この機能を利用できるユーザーは少々限られているようにも思えましたが、3月7日にGoogleがiOS版「Googleフォト」のバージョン1.8.0にアップデートしたことにより、「LivePhotos」の保存と表示が可能になりました。

「LivePhotos」の画像の右上には、通常の写真と区別できるアイコンが付き、Force Touchすると写真が動くようになっています。

 
また、近日発売される「Galaxy S7」および「Galaxy S7 edge」には、「LivePhotos」に似た新機能「Motion Photo」が実装されると、先月SamMobileが伝えています。

「Motion Photo」は撮影した瞬間とその直前を短いGIFアニメのような映像として保存することができる機能で、撮影した瞬間以降も記録できる「LivePhotos」とは明確な違いがあるようです。

さらに、これらの新機種には「Motion Photo」のパノラマ版である「Motion Panorama」も実装されるということで、iPhoneとの比較において売りの一つと期待されています。

今後「LivePhotos」や「Motion Photo」のような機能を用いて撮影された画像は、新たなメディアフォーマットとして確立されていくのでしょうか。

 
全てはユーザーの反応次第…になりそうです。