10月より、完全なMNPが始まります

かねてから、実施が予定されていたPHSを含めたMNP(Mobile Number Portability=番号持ち運び制度)が10月1日より開始されます。

かつて「DDIポケット」というキャリアがありました。
「家の電話(子機)を持ちだして、外で手軽に使える」をコンセプト(だっかな)にPHS(Personal Handy-phone System)というシステムを引っさげて1995年に登場しました。
開始当初は輻輳問題で一時的にサービスを停止したり、携帯電話と相互通話ができなかったりの状況でしたが、当初からのデジタル方式による音声品質の良さや通話料の安さ(10円/分)などから一定の顧客を獲得していました。
また、PHS事業者も「DDIポケット」を始め、「NTTパーソナル」「アステル」が存在し、競争状態にもありました。

しかし、携帯電話のデジタル化や利用料金の低下などによるコモディティ化とデータ通信の利便性向上、エリアの広さなどから、携帯電話が圧倒的に有利となり、PHS自体のシェアは低下し、淘汰され「NTTパーソナル」「アステル」は事業を終了しました。

PHS業界第一位の「DDIポケット」は2社が事業終了した後も引き続きPHSキャリアとして歩んでいましたが、やはり加入者数の減少が響いてか、ブランドや組織の刷新として「ウィルコム」と名称を変えて経営再建を進めていましたが、業況は好転せずソフトバンクモバイルの完全子会社となりました。

更に、イー・アクセスに吸収合併され解散し、現在では「Y!Mobile」(ワイモバイル)としてPHS事業が継続されています。

閑話休題。

2006年に開始されたMNP(Mobile Number Portability=番号持ち運び制度)ですが、携帯電話とPHSでは仕組みが違うために当初は携帯電話間のみでのポータビリティサービスを実施していました。
携帯電話の普及にあたって、割り当ての電話番号が枯渇してきたために本来PHS向けの番号であった「070」も携帯電話向けに割り当てられる様になり、電話番号上の垣根がなくなったことからMNPも携帯電話とPHS間相互で可能とすべく、総務省では実施に向け進めてきました

そして、来月10月1日から携帯電話とPHS間相互での完全なMNPが実施されます
これにより、今までのPHS利用者が電話番号そのままで携帯電話に移行することや携帯電話からPHSに移行することも可能となりました。
また、今まで行えていなかった携帯電話とPHS間相互間のSMS(Short Message Service)送受信も実現します。
電話番号からPHSなのか、携帯電話の判別がつかなくなるので、携帯電話の「070」利用時から発信時の呼出音に違いを付け、判別できる様になっています(自社間通話は定額制のプランが多いので便利かもしれません)。

通話に特化し手軽な料金、維持費で利用できるPHSとスマートフォンというリッチなガジェットがある携帯電話の棲み分けが進めば、モバイル環境の選択肢も増えて利用者の利益にもつながるかと思います。

Apple、iOS 8.0.2をリリース

先ほど、Appleは不具合対応として「iOS 8.0.2」をリリース予定としていましたが、本日(9/26)日本時間の11時現在でAppleから「iOS 8.0.2」がリリースされました。

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修正内容は元々の「iOS 8.0」の修正にくわえ、「iOS 8.0.1」で発現したネットワーク接続の不具合やTouch IDの不具合の修正が含まれます。

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リリースされましたが、情報を集めてからのアップデートがいいかもしれません。

iOSの不具合対応

「iOS 8」に関する続報です。
「iOS 8.0」の修正版としてリリースした「iOS 8.0.1」に不具合があったため、このバージョンをリリースから約1時間で取り消したAppleですが、不具合の発生した端末を元の「iOS 8」に戻す方法の告知と共に修正版を修正したバージョンを「iOS 8.0.2」としてリリースする予定としています。

なお、「iOS 8」に戻す方法は既報の通り。

現在、「頑張って対応中」とのことで、数日中のリリースに漕ぎ着けたいとのこと。

新しい端末の購入を楽しんだiPhone 6/6 Plus利用者はここ数日、OSバージョンアップによって大変だったと思いますが、既存のiPhone利用者と共に「iOS 8.0.2」を静かに待ちましょう(最も、このバージョンも安全が確認されてからのアップデートが望ましいです)。

OSアップデートは慎重に

iPhone 6が発売され、またiOS8のリリースも9/17(現地時間)に行われましたが、電池の消耗が早い/電源がよく落ちる/Macとの同期機能が安定しない/Safariが不安定・・・等いくつかの不具合の報告が上がっていました。

Appleはバグ修正版(iOS 8.0.1)を25日にリリースしましたが、この修正版によってネットワークに繋がらない/Touch IDが有効に機能しないといった致命的な不具合がiPhone 6/iPhone 6 Plusに発生したため、急遽この修正版を取り下げました。
なお、現時点では発生している端末はiPhone 6/iPhone 6 Plusであり、その他の端末には影響がないとの事です。

問題が発生した端末はTunes経由で、iOS 8.0へダウングレードさせることにより、元に戻せます

具体的なダウングレード方法は:
1. 下記のリンクから各端末用の「iOS 8.0」をダウンロードします。
iPhone 6
iPhone 6 Plus
2.端末の「設定」⇒「iCloud」⇒「iPhoneを探す」でオフにします。
(Apple IDとパスワードが未設定なら、入力の上サインインして下さい)
3. PC、またはMacに端末を接続し、iTunesを起動します。
4. PCはShiftキー、Macはoptionキーを押しながら、「アップデートを確認」をクリックします。
5.リンクからダウンロードした「iOS 8.0」ファイルを選択し、アップデートを実行します。
出展 THE VERGE

今回のiOS 8リリースはメジャーアップとなりますので様々な不具合が発生する可能性も考えられますが、さすがに修正版にも不具合が発生するとなると、OSメジャーアップの場合は少し様子見をした方がいいかもしれません。

ちなみに、iOS 8へのアップデートをOTA(端末だけ)で行う際には端末空き容量が5GB程度必要みたいです。

iPhone 6 発売は順調な滑り出し

Appleが発売したiPhone 6、iPhone 6 Plusは既報の通り、予約時点で「400万台」となっていましたが、3日間累計では「1,000万台」に達して過去最高になったとのこと。
なおAppleの発表によると、「iOS8」のダウンロードは同期間で約30%となっており、「iOS7」の時の約半数から比べるとダウンロードの勢いは落ちている模様。

発売時には何かと話題になるAppleのiPhoneですが、新しいガジェットの発売はやはりワクワク感が高まり、購入後に失敗したかなと感じてもしばらくは楽しめそうです。

因みに、過去の実績ではiPhone 5s(2013年9月20日発売)は3日間累計で「900万台」で、iPhone 5(2012年9月21日発売)3日間累計で「500万台」となっていました。
ただ、iPhone 5の場合は一次販売国が「アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア、香港、シンガポール、日本」の9ヶ国で、iPhone 5sの一次販売国は「アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア、中国、シンガポール、日本」の9ヶ国。

今回の一次販売国は「アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア、香港、シンガポール、日本、プエルトルコ」の10ヶ国となっており、前回の中国が香港になり、プエルトルコが加わっていて比較が難しい部分がありますが、過去最高を記録していることを考えると、スマートフォンに於けるiPhoneの地位もまだまだ安泰と見ることができるかと思います。

一方、日本国内メーカーの現状を観るとドコモでツートップ戦略の一角を担っていたソニーですが、このところの業績が芳しくありません
今年頭には平井社長が成長見通しをインタビューに答えていますが、今年度のスマートフォン販売見通しを700万台下方修正したところをみると、2015年度までに8,000万台の販売という、年頭のインタビューで言っていた成長を今後達成していくにはかなり厳しい状況となっています。

韓国メーカーの衰退、そして中国メーカーの勃興しつつある現状を考えると、主要プレーヤーの変化が激しいマーケットではありますが、スマートフォン市場での日本メーカーの現状と寂しさを思うと技術/デザインに優れているソニーには復活、そして存在感を示してほしいところです(もちろん、他の日本メーカーも大いに期待したいところです)。

SOTI、Android端末メーカー50社以上がMobiControlを選択と発表

EMM(Enterprise Mobility Management)とBYOD(Bring Your Own Device)といった端末向け統合管理ツールであるMobiControlを提供するSOTI Inc.(MISSISSAUGA, Ontario)はAndroid端末をより安全に、また多彩な機能で展開するために、50社以上の端末メーカーが協業に参加することを発表しました。

多くのEMMプロバイダーは様々なAndroid端末に対応するためにAPIを通してハイレベルな機能を提供していますが、SOTIは以前から持っているAndroid Plusといった、OSレベルで管理された技術を通して高度なセキュリティと多彩な機能を提供しています。

今回発表された端末メーカーはBQ、HTC、Intermec by Honeywell、Kyocera、Lenovo、LG、Motorola Solutions、Panasonic、Samsungなど多くの主要なメーカーとなり、これらメーカーとSOTIが持つAndroid Plusの技術的融合で、Android端末を管理する際のメーカーやOSバージョンといった垣根を超え、高度なセキュリティと豊富な機能提供を可能とし、より安全にAndroid端末を扱える様になっています。

グローバル市場でのAndroid端末のシェアは約85%にも上っていることから、Android、iOS、Windows CE/Mobile、Windows PC対応といった今までのマルチOS/マルチプラットフォーム対応にくわえ、Android Plus技術による50社を超える端末メーカーの参加が、MobiControlをより強固にし、MCM(Mobile Content Management)やMAM(Mobile Application Management)といったEMM(Enterprise Mobility Management)、BYOD(Bring Your Own Device)により、モバイル端末を効率的、効果的な管理を望む企業関係者に待望の発表となりました。

問合せについては日本総代理店であるP.O.L.へ、またMobiControlの概要についてはMobiControlサイトへ。

iPhone発売の行方

9/10日本時間の未明に開かれたAppleのイベントにて新しいiPhoneが発表されましたが、予約も好調の様で予約開始から最初の24時間で400万台の予約を獲得した、と発表がありました。
この出足は過去最高数とのことで、予約したiPhoneは9/19(金)から順次受け渡しを行うが、多くの予約が入っているため、10月にずれ込んでの受け渡しになる人も出てくるとのこと。
なお、Apple Storeなどの店頭については9/19(金)の午前8時(各現地時間)から販売を行うとのこと。

銀座のApple StoreにはiPhone発表前の9/6から並んでいる人もいるなど、一つのイベントとなっていますが、実際の発売以降にこの勢いが続くでしょうか。

一方、iPhoneに大画面モデルが併売されていることから、Android陣営ではSamsungが画面サイズに於いて先行していたことをアピールして、新製品であるGalaxy Note Edgeを発表しています。
Galaxy Note 4では5インチクラスの統一した画面サイズを続けてきたことや、マルチタスクなどをアピールしています。

また、6月に行われたGoogle I/Oにて発表されていた「Android One」もついにお披露目、発売となった模様で、先ずはインドからスタート。
このモデルは現在のAndroidスマートフォンが高額なために購入できない、主に新興国向けに開発されたもの。
パッケージ化により共通性を高め、スペックも落とすことで、端末価格を1万円程度に抑えています。
販売国のキャリアも通話料/通信料で買いやすさを後押ししています。
Googleが直接関与するため、端末メーカーのOSカスタマイズがなく、Google Nexusシリーズと同様に、GoogleがOSアップデートを行うの
で、今後のOS「L」にも対応予定とのこと。
「Android One」に参加する端末メーカーは先行のインドではMicromax、Karbonn、Spiceであり、その他Panasonic、Acer、ASUS、HTC、Lenovo、Alcatel Onetouch、Intex、Lava、Xoloも予定している。

Appleが廉価版iPhoneとして「iPhone 5c」を発売しましたが、価格設定により思ったほどの売上につながらなかった様子を考えるとより低廉な価格で購入可能なスマートフォンの投入は経済的に購入できなかった人たちの福音になりそうです。

新しいiPhone、iOSの発表

様々なサイトで既に紹介されていますが、9/10日本時間の未明に開催されたAppleのイベントにて新しいiPhone、iOSなどがが発表されました。

iPhoneについては事前の憶測通り、画面サイズの違う2つのモデルが出ました。

iPhone 6
・OS:iOS8.0
・ディスプレイ:4.7インチ
(1334×750 Retina 326ppi)
・CPU:A8 64bit デュアルコア
・ストレージ:16GB/64GB/128GB
・背面カメラ:800万画素
・前面カメラ:120万画素
・カラー:ゴールド/シルバー/スペースグレイ
・サイズ:138.1mm×67mm×6.9mm
・重量:129g

iPhone 6 Plus
・OS:iOS8.0
・ディスプレイ:5.5インチ
(1920×1080 Retina 401ppi)
・CPU:A8 64bit デュアルコア
・ストレージ:16GB/64GB/128GB
・背面カメラ:800万画素
・前面カメラ:120万画素
・カラー:ゴールド/シルバー/スペースグレイ
・サイズ:158.1mm×77.8mm×7.1mm
・重量:172g

iPhone 6とPlusの画面サイズ(解像度)以外で見ていくと、Plusのカメラには光学手ブレ補正機能がある点に違いがあります(6は電子式)。
2モデル共通として32GBモデルが廃止となり、最大容量が128GBと大幅に増えました。ロスレスファイルもたっぷり保存できますね。
NFCの対応やApple Payといったサービスも始まり、色々な場面で活躍の機会が増えそうです。
また、VoLTEにも対応とのことなので、今後従量制での通話料が低減に期待がかかります。

コンセプトデザインに変化はありませんが、角が取れ丸みを帯びた形はiPod Touchの様な柔らかさがあり好感が持てます。
各所のアップルストアには既に並んでいる人もいる様ですが、世界
的にシェアを少しずつ落としている現状から大いなる挽回となるで
しょうか。

視点をiOS 8に移すと、公開が9/17で対象端末がiPhone 4S以降、iPad 2以降、第5世代iPad Touch以降とのこと。
新しい機能としては、セキュアでかつスマートな支払いが可能となった「Apple Pay」、「健康とフィットネス情報」をまとめてくれる「ヘルスケア」(Healthbook)やサードパーティ製IMEの利用が可能となったりする部分が注目でしょうか。
NFCやApple Payの支払い系が充実することで、この機能を望んでいた人は多かったのではと思います。

また、モバイルガジェットでは「Apple Watch」が気になります。
AndroidでもGoogleから「Android Waer」というプラットフォームが発表され、時計型ガジェットは両陣営揃い踏みとなりました。
「あったら、便利なもの」か「なくても困らないもの」か、利用シーンと機能で分かれると思いますが、端末が大型化している中、小型のこの様なガジェットが何処まで浸透するか、今後に注目したいと思います。