コンテンツライブラリの運用

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サーバに、文書、写真、音楽、動画などのファイルを搭載し、端末がそれを
ダウンロードし、読んだり、見たりします。

(図1)
端末のMobiControl画面

(図2)
コンソールからサーバのコンテンツ・ライブラリにファイルをアップロードします。

  1. 端末ユーザは、MobiControlエージェントを起動し、「コンテンツ・ライブラリ」(図1の赤枠)を
    タップします。そうすると、ファイルの一覧が表示されます。

  2. 一覧の中から、所望のファイル名をタップすると、コンテンツがダウンロードされます。そして、それを読んだり、見たりします。

上の(図2)では、ファイル・サーバまたはNASにコンテンツ・ライブラリを設定していますが、MobiControlサーバにコンテンツ・ライブラリを設定することも可能です。

1. サーバとルートフォルダの設定

MobiControlサーバのプロパティと証明書等設定後、始めてコンテンツ・ライブラリを設定する場合、コンテンツ・ライブラリが存在する
サーバ名とそのルート・フォルダを設定します。

コンソールの上辺のタブは、「iOS」、「Android」、「Android Plus」のどれかを選択します。

コンソールの下辺の「コンテンツライブラリ」タブを選択します。

MobiControlサーバのプロパティと証明書等設定後、始めて
「コンテンツライブラリ」タブを選択した場合、(図3)のポップアップが表示されます。

(図3)

ここで、コンテンツ・ライブラリの名前と
「コンテンツライブラリ」のサーバとルートフォルダを指定します。
指定方式は、次のどちらでも可能です。

  • UNCパス方式 (\\NAS名\フォルダ名\サブフォルダ名)
  • C:\フォルダ名\コンテンツライブラリとしてのルートフォルダ名
    (この場合は、MobiControlサーバにコンテンツ・ライブラリが設定されます)

(図4)
コンテンツ・ライブラリのサーバとルートの設定例

2. コンテンツ・ライブラリ管理画面

(図3)の入力が終わると、(図5)のコンテンツ・ライブラリ管理画面が表示されます。
赤矢印部分がライブラリ名です。

(図5)

上のペインには、ルートフォルダ以下のサブフォルダ群とファイル名及びその属性が表示されます。
ここでいう属性とは、下記を指します。

  1. 名前
    ファイル名とは異なる名前を命名できます
  2. 説明
  3. バージョン
  4. 作成日
  5. 適用日
    (公開開始日)
  6. 失効日
    (公開終了日)
  7. 伝送
    「オンデマンド」か「プッシュ」か
  8. 共用
    同時に複数のユーザが見ることができるか否か (但し、端末OSがiOSの場合のみ設定可能)
  9. クリップボード
    ファイルのコピーまたは切り取りができるか否か (但し、端末OSがiOSの場合のみ設定可能)
  10. カテゴリ
    ファイルを検索するときのキーワード
  11. ファイルのサイズ
  12. ネットワーク
    見るときは携帯電話回線かWiFiか。ローミング中に見ることの可否。
  13. ソースファイルの名前
    本来のファイル名
  14. ファイルパス

(図5)の下のペインには、ログが表示されます。

3. サブフォルダを作る

ルートフォルダの下にサブフォルダを作ります。(図3)の管理画面の上部右にある、を押します。
(図6)がポップアップされます。

(図6)

これにサブフォルダ名を入力します。

(図7)
サブフォルダ名の入力例

下記のをクリックください。
説明を開いた状態
説明を閉じた状態

4. ファイルのアップロード

  • 4.1 アップロードファイル一覧表

    (図3)の管理画面の上部にある、をクリックすると、(図8)の
    アップロードファイル一覧表がポップアップされます。

    (図8)

    • サブフォルダの選択
      赤矢印の部分をプルダウンすると、サブフォルダ名リストが表示されます。その中からアップロード先となるサブフォルダを選択します。

    • カテゴリの入力
      ファイルを検索するときのカテゴリ(キーワード)を入力します。複数のキーワードを入力することも可能です。
    ご留意
    (図3)の左側ペインでは、「コンテンツライブラリ」にマウス選択しておく必要があります。
    「コンテンツライブラリ」の下には、後に作成する「コンテンツ・ライブラリ・ポリシー」群が記されますが、それをマウス選択していると、
    (図8)を表示できません。

    4.2 ファイルの指定

    (図8)で、「追加」ボタン(赤矢印部分)を押すと、コンソールPC内のエクスプロラがポップアップされます。
    エクスプロラでアップロードするファイルを指定します。

    エクスプロラでファイルを指定すると、(図8)に、ファイル名とその属性が表示されます。
    (図9)は、名前がマニュアルで、ファイル名がManual.pdf がアップロードされたことを示します。

    (図9)

    「次へ」ボタンを押します。

    4.3 適用日の指定

    (図9)で「次へ」ボタンを押すと、(図10)が表示されます。カレンダボタン(赤矢印)を押して、このファイルの適用日(ダウンロード開始日)を指定します。

    (図10)

    iOSの場合、「共用=複数の端末ユーザが同時に見る」と「切取り/貼付け」を許容する場合にチェックを入れます。

    (図10)で「終了」ボタンを押します。ファイルがコンソールコンピュータからサーバへアップロードされます。
    (図5)のコンテンツ・ライブラリ管理画面に、ファイル名とその属性が記されます。(図11)を参照ください。

    (図11)

    これで、コンソールからサーバへのファイルのアップロードができました

5. コンテンツ・ライブラリ・ポリシーの登録

  • 5.1 コンテンツ・ライブラリ・ポリシー

    各コンテンツをダウンロードできる端末グループを設定します。
    ダウンロードできる端末グループ指定を、コンテンツ・ライブラリ・ポリシーと言います。

    (図12)

    5.1 ポリシーに名前をつける

    (図5)の左側ペインの上部にある「追加」ボタンを押すと、(図13)が表示されます。

    (図13)

    ダウンロード対象となる端末グループを推測できる名前を指定するとよいでしょう。

    5.2 ダウンロード対象となる端末グループの指定

    (図14)

    (図14)で端末グループを指定します。

    名前をつけたら、「次へ」ボタンを押します。

    5.3 ファイルの指定

    (図15)で、ライブラリの中から、このポリシーの適用を受けるべきファイルにチェックを入れます。

    (図15)

    5.4 適用日の指定

    (図16)は、(図10)とほぼ同じです。(図10)の設定のままでよければ、「ファイル設定の上書き」のチェックをオフにします。
    (図10)での設定に上書き指定するときは、「ファイル設定の上書き」にチェックを入れます。
    (図16)で、当該ファイルの適用日(公開開始日)を指定します。カレンダボタンを推して日付を指定します。

    (図16)

    5.5 コンテンツ・ライブラリ・ポリシーの内容確認

    (図16)で、「次へ」ボタンを推すと、(図17)が表示されます。内容を確認し、良ければ「終了」ボタンを押します。

    (図17)

    これで、コンテンツファイルのダウンロード先となる端末グループを指定するコンテンツ・ライブラリ・ポリシーが登録できました。

    5.6 コンテンツ・ライブラリ・ポリシーの内容修正

    (図18)

    コンテンツ・ライブラリ・ポリシーが登録されると、左側ペインの「コンテンツフォルダ」の下に
    そのポリシー名が表示されます。
    (図18)では、「営業本部ライブラリ」がそれです。

    このポリシーに追加するファイル、つまり端末に新たに配付するファイルを追加したい時は、
    当該ポリシー名を右クリックして得られるプルダウンメニューから、「ポリシーの編集」を選択します。

    「ポリシーの編集」を選んで現れる画面の上部が(図19)です。

    (図19)

    対象となる端末グループを変更するとき 「ルールの対象」タブを選択
    配付するファイルを追加、または停止する場合 「ソース」タブを選択
    適用日(配付開始日)を指定または変更する場合 「オプション」タブを選択

6. ルートフォルダの変更

本ページの1.項で設定したルートフォルダのルートパスやフォルダ名を変更したいときがあります。
その場合は、(図5)または(図11)の中央にある、ボタンを押します。
コンテンツ・ライブラリーを搭載するサーバ名も変更できます。

「ファイル同期ルール」でも、サーバから端末にファイルを送付できます。

iOS端末及びAndroid端末では、「ファイル同期ルール」で、アプリが使うアプリデータを主体に扱うのに対し、コンテンツライブラリーが
扱うファイルは、
文書、写真、音楽、動画などのコンテンツを主体とします。
Windows系端末では、文書、写真、音楽、動画などのコンテンツも
「ファイル同期ルール」を使います。ダウンロード先となる端末側のフォルダを随意に指定できるからです。