SEの現場
SE WORKS
AIチャットボットサービス『amie』ができるまで
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『amie』(アミー)は、チャットボット×AI(人工知能)を搭載した弊社の開発製品です。メッセージアプリに話しかけるだけで、スケジュール確認や勤怠登録など定期的な業務を自動化できる、便利な業務用ツールのサービス。100%自社発・ゼロイチで開発した、現場の裏側をご紹介します。
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- プロジェクト始動は、副社長の一言から
- プロジェクトが始動したきっかけは、CTOでもある副社長の一声でした。
人間が行うタスクをコンピュータに学習させるディープラーニング。従来の機械学習の一歩先をゆくこの技術を使えば、人がすべきこと以外の様々なことをAIやツール連携が補助してくれるような世界を実現できる、という副社長のビジョンに共感した開発部の社員が集います。
さらに、LINEやSlackなどのメッセンジャーツールがシステムのインターフェースとなる未来を考え、メッセージのやり取りの間でデータの補完を行うチャットサービスとして、プロジェクトが実際に始動することになりました。
現在amieの開発・保守に関わるメンバー(一部)
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- 最先端に挑む、試行錯誤の開発フェーズ
- プロジェクトがスタートしたものの、社内には機械学習に精通した人材がいなかったため、論文等の情報をベースに結果に結びつけることに悪戦苦闘する毎日。膨大なデータを学習させたうえで「インプットした文章から推測、推論し、質問に回答できるか」「文章を作れるか」など、試行錯誤を繰り返し、競合のリサーチも行いながら「お客様が導入しやすいサービス」にするため、検討とトライ&エラーが続きました。
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- DXを加速するAIチャットボット『amie』、ついにリリース!
- プロジェクトスタートから約3年の時を経て、ついに「amie」は完成しました。
新たな挑戦で直面する壁には「正面突破しようとするから壁になっているだけで、横にドアがあることもある」というスタンスで乗り切っていく。様々な可能性やアプローチ方法を模索し、アイデアを具現化させ、迎えた初めての展示会では多くのお客様が興味を示してくださいました。
「amie」は誰もが知る大手企業にも導入されており、BtoCのカスタマーサポートやヘルプデスク、企業内の問い合わせ対応などにおける、業務負担の軽減に貢献しています。働き方改革、省人化・自動化、新たな生活様式など、時代が変わる中、より多くのシーンで「amie」が活用されるよう、これからも進化を続けていきます。
もっと多くの人に「amie」を利用してもらうために
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- プロジェクトリーダーから一言
- 未経験のメンバーも多い中、少ない人数でどうにか形にしようと本当にがんばってくれました。意見を積極的に言ってくれたりと、「より良くしていこう」という意識が強いメンバーだったので実現できたのかなと思っています。今後、amieはファイルサーバー内のファイル読み込みや分析機能などをメインに対象範囲を増やしつつ、チャット利用状況から分析等次の行動に移せるものにしていきたいと考えています。また、利用ユーザーを増やすアピールもしていきたいです。
特にAIに関わる仕事は、受け身ではなく、「自分自身のやりたいことを明確に持っている」「実現したいと思う力」が一番大事だと思います。試行錯誤しながらサービスを形にしていくことを楽しめる人と一緒に仕事ができたらうれしいなと思います。
開発部ディレクターを務めるK.E.さん
- – これまでの軌跡 –
- 2016/ 企画
- 2017/12 AIプロジェクト始動
- 2018/06 amieリリース
- 2018/09 amieヘルプボット開発開始
- 2019/05 version1.0をリリース
- 2019/11 製品発表会
version2.0をリリース - 2020/10 version2.5をリリース
- 2020/11 製品発表会
- 2021/01 version2.6をリリース
- 2021/04 version2.7をリリース
- 2021/09 version2.8をリリース
- 2022/01 version2.9をリリース
- 2022/04 『Japan IT Week春 2022』出展
version3.0をリリース - 2022/10 『Japan IT Week秋 2022』出展
- 2023/03 『バックオフィスDXPO』出展
- 2023/04 『Japan IT Week春 2023』出展
- 2023/06 version3.3をリリース
- – 言語 –
- python, html, css, js
- – ライブラリ、フレームワーク –
- PyTorch, TensorFlow, scikit-learn, Keras, Caffe
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わくわくする未来を創ろう。