フランス発の端末

最近拡がりが出てきた「NVNO」(仮想移動体通信事業者)。

前回記事では競争原理を働かせるため、透明性を高めていく方向に総務省が主導していくことを書きました。

MVNOとともに、様々な「SIMフリー」な機種も出てきました。

MVNOでは、そのほとんどがDoCoMoの回線を利用していたため、SIMフリー機の恩恵はあまりありませんでしたが、最近はau回線やsoftbank回線を利用する事業者も増えてきているので、魅力が増えています。

国内からもSIMフリー端末がでてきていますが、今回の端末は「フランス発」。

フランスのモバイル端末ベンチャー「Wiko」は日本市場向けに端末を発表しました。

Wiko

「tommy」と名付けられた端末です。

OSはAndroid 6.0(Marshmallow)で5インチ(1280pix × 720pix)ディスプレイの筐体。

クアッド(4)コア1.3GHzのCPUに2GBのメモリーと16GBの内部ストレージ、64GBまでの外部ストレージにも対応しています。

メインカメラは800万画素で、フロントカメラは500万画素。

いわゆるエントリークラスの端末ですが、その分価格も低廉に。

選べるカラフルな筐体が洒落ています。

ヨーロッパでは既に1,000万台の販売台数を出しており、その勢いで日本進出に打って出ました。

最近の端末では珍しく、バッテリーが外せますが、予備バッテリーは今後の発売になりそうです。

端末内のアプリではオリジナルアプリがあまりない様なので、ストレージ初期空き容量と使い勝手が良さそうです。

低廉に価格ながら、洒落た筐体は国内利用だけでなく、海外渡航時に現地SIMを利用する場合にも重宝しそうで、抵抗なく購入できそうな端末です。

色々な端末が出てくるのは楽しみです(Windows 10 Phoneはどうなったのでしょう・・・)。

気になる端末

年明けから、気になる端末が出てきました。

元々超高級な端末を出していた「Vertu」ですが、今回は凄い端末です。

英国/Vertuは新しい端末として「Vertu Constellation」を発表しました。

Vertu

5.5インチ(2560pix × 1440pix)のディスプレイにDual SIM構成。

OSはAndroid 6.0.1(Marshmallow)で、4GBのメモリと128GBのストレージ、CPUはQualcomm Snapdragon 820。

1200万画素のカメラを搭載し、24時間のコンシェルジュサービスも利用可能です。

発売は2月中とのことですが、140カラットのサファイアクリスタルを採用など超豪華な作りのため、価格もそれなりに。

絞りの筐体がやはり高級感を醸し出していますが、ゼロが3つの万円になりそうとのことです。

もう一つ。

音響メーカーとして有名な「ONKYO」ですが、タブレットを出していたりしていました。

その「ONKYO」から満を持しての「音に特化した」スマホの登場です。

ONKYO

その端末が「GRAN BEAT」です。

Android 6.0(Marshmallow)をOSとし、5インチ(1920pix × 1080pix)ディスプレイ。

SOCはQualcomm MSM8956でヘキサ(6)コアのCPU、3GBのメモリと126GBのストレージ、外部ストレージにも対応しているので、容量拡張性は高いです。

メインカメラは1600万画素(F2.0)、サブカメラは800万画素(F2.2)とまずまず。

SIMフリーなので、回線業者に縛られません。

サウンドの要となる「DAC」と「AMP」はそれぞれ2機搭載し、端末内部で192KHzまでのアップコンバートに対応し、外部対応だと384KHzにもなります。

また、出力側のヘッドホン端子は一般的なスマホに搭載されている2.5mmにくわえ、オーディオ用の3.5mmの2つに対応しています。

どんな音を出してくれるのか、静かな環境で聴いてみたいですね。

スマホとポータブルオーディオアンプ(ポタアン)を持っている場合は1台にまとめられるので、携帯性がぐっと高まりそうです。

「Vertu」は無理ですが、「GRAN BEAT」は欲しい1台です。

SIMフリー化に朗報

最近は元々から「SIMフリー」となっている端末が多くなってきましたが、通信キャリアが発売している端末のほとんどはSIM「アン」フリーです。

つまり、自社のSIMしか利用できない様に制限をしています。

最近になってやっと自社発売端末のSIMフリー化を認める様になったものの、「購入から180日はSIMロックの解除はできない」という制限があります。

例えば、端末を一括購入していても180日待たなければならない状況です。

この制限は端末料金踏み倒しをして端末を転売してしまう行為を抑制するためのものでしたが、「一括払い」で購入しても適用されてしまうため、不平等な感がありました。

この様な状況に総務省がメスを入れました。

モバイルサービスの提供条件・端末に関するガイドラインについての意見募集の結果」を公表し、ガイドラインを改めることとなりました。

今後について、今までの「180日」から
・割賦払いの場合は100日程度以下の期限とする。
・一括払いの場合は支払いが確認でき次第すぐ。
でSIMフリー化の対象とする様です。

またその他に、解約時ではSIMロックを解除すること、MVNO(仮想移動体通信会社)向けのSIMロック廃止も盛り込まれています。

SIMフリー化によって、流動性が高まり、競争が適正化されることによって、使いやすい環境が醸成されることを願います。

ガイドラインについては今後も取り上げていきたいと思います。

ミドルレンジがいい感じ

国内でMVNO(仮想移動体通信事業者)が増えてきた事に伴い、端末も自由度が増した「SIMフリー機」が増えてきました。

今ではSIMフリー端末というと、海外からの製品がほとんどで、技適(技術基準適合証明、または認定)を通していないため、国内利用ができない状況でしたが、最近は技適を通したSIMフリー端末が多く出てきているので、国内利用でも活躍しています。

インナーの部品の性能も格段と上がっているため、ミドルレンジの端末でも十分な機能と性能を有しています。

中国/Huaweiは本日(9/28)、ミドルレンジのAndroid端末となる「honor 8」を発売しました。

honor_8

OSは「6.0」(Marshmallow)を搭載し、5.2インチ(1920pix × 1080pix)のディスプレイ。

チップセットはオクタコアのHisilicon Kirin 950(2.3GHz×4 + 1.8GHz×4)、RAMは4GBでストレージは32GB、Micro-SDスロットも搭載。

特質なのが、メインカメラで画素数は1200万画素ですが、ダブルレンズ(モノクロセンサーとカラーセンサー)により、F0.95~F16と幅広い絞りで表現力が大いに高まります。

インカメラは800万画素で「パーフェクトセルフィーモード」で綺麗な自撮りが可能に。

モトローラ・モビリティ・ジャパンは「Motorola」ブランドのAndroid端末、「Moto Z Play」の予約受付を開始し、10中旬から出荷を開始するとのこと。

moto_z_play

OSは「6.0.1」(Marshmallow)を搭載し、5.5インチ(1920pix × 1080pix)のディスプレイ。

チップセットはオクタコアのSnapdragon 625(2.0GHz)、RAMは3GBでストレージは32GB、Micro-SDスロットも搭載。

特徴的なのが、「Moto Mods」という別パーツを付けることにより、音響を良くしたり、プロジェクターを利用したり、より高性能なカメラモジュールで写真撮りを楽しんだり、と拡張性がある部分です。

取り付けはマグネットで簡単に行えるとのことなので、シーンにあった使い方がより便利に、より高機能に楽しめそうです。

小さな端末

最近のモバイル端末は「スマホ」「タブレット」の分けだけではなく、中間サイズの「ファブレット」というサイズも馴染んできました。

スマホの画面が大型化し、最近では5.2インチ辺りが普及帯となっています。

また、タブレットのサイズも7インチサイズ~10インチサイズとありますが、7インチ/8インチ辺りが普及帯でしょうか。

スマホ出始めの頃は提供できる液晶がなかったため、ガラケーとそれほど変わらない小さな画面でした。

液晶画面の大型化が進み、今では上記の様な状況になってきましたが、「片手」での操作が難しくなっていもいます。

海外メーカーの「Posh」は今でも「小さな端末」を出しています。

Micro_w720

「Micro X S240」は2.4インチのディスプレイのAndroid4.4.2スマホ。

CPUはMediatekのデュアルコア1GHz、RAMは512MBで4GBのストレージ。

一応、200万画素のメインカメラと30万画素のフロントカメラも付いてます。

SDカードにも対応しているので、拡張性はあります。

クレジットカードサイズながら、「Kitkat」なので、安定性はいいかも。

何より、「52g」という圧倒的な軽さが魅力です。

普及帯のスマホに比べ、出来ることはかなり限られると思いますが、最低限の利用で十分な場合には気になる端末です。

海外製品なので、日本での発売はありませんが、SIMフリー機として、海外利用を考えた時に手軽なこの1台が気になるところです。

OSサプライヤーのSIM

フューチャーフォン(ガラケー)が登場した時は通信キャリアが端末と回線を提供していましたが、もちろんこの提供形態は現在でも続いていますが、スマホ登場時から通信キャリアの回線を借り受けた「MVNO」(仮想通信事業体)も登場しました。

借受元キャリアの端末であれば利用可能だったので、「キャリア以外のSIM」として新しい道が出てきました(もっとも、SIMにはキャリア名が印刷されていましたが)。

今では、すっかり定着した感があり、様々なMVNOが登場し、オリジナルなプランを展開しています。

また、スマホでもキャリア提供のものだけでなく、「SIMフリー」な端末も多く出てきまし、一定期間が経過すればキャリア提供の端末もSIMフリー化できる様になりました。

特に、SIMフリー端末は旅行などでの海外利用を考えた場合、現地SIMの利用が可能となるので、圧倒的な費用低減効果が現れます。

更に便利なSIMを・・・とのことでしようか、アメリカ/アップル社は1枚のSIMカードで複数の通信事業者を選択できる仕組みを作りました。

「Apple SIM」です。

Apple_SIM

当初、限定された地域での展開に留まっていましたが、日本でも展開が開始されました。

このSIMがあれば、来日した外国人は日本の通信会社を選択して利用できますし、日本人が海外に行った際も、現地通信会社が提供するプランを手軽に利用できる様になります。

SIMの交換がなくなるだけでも、使い勝手が非常に良さそうです。

アメリカ/グーグル社(アルファベット社)も同様な仕組みとして、「Project Fi」を考えていますが、Wi-Fiとの組み合わせでシームレスな通信を目指しています。

Project_Fi

スマホ界でがっぷり四ツとなっている、アップル(iOS)とグーグル(Android)がSIM絡みの通信でも四ツを組もうとしています。

この中にアメリカ/マイクロソフト社が割って入ろうとしています。

Windows 10が好調で、日本でもWindows 10 Mobileを搭載したスマホが発売され始めましたが、スマホのシェア拡大を狙ってか、2社と同じ土俵に上がろうとしています。

Celler_Data

「マイクロソフトSIM」の登場で三つ巴の様相を呈してきましたが、マイクロソフトSIMはマイクロソフトアカウントからの支払いが可能の様で、決済時の利便性が高そうです。

SIM利用が可能なWindows 10 PCやタブレットも含めて考えると、スマホシェアの圧倒的に低いマイクロソフトのサービスも意外と検討するかもしれません。

何れにしても、3社共に日本でもしっかりとしたサービス展開をしてもらって、便利さを享受したいところです。

待ち遠しさが高い、サービスの話でした。

始まりと終わり

今年の夏に「Windows 10」がPC向けにリリースされ始まりましたが、遅れること数ヶ月。

11月に「Windows 10 Mobile」がリリースされました。

「Windows 10」からはプラットフォームに依拠することなく、同じカーネルを用いた「共通」したOSをPC向け、モバイル向け、と提供することになります。

モバイル向けが「Windows 10 Mobile」となりますが、リリースタイミングとしては海外で発売された「Lumia 950」「Lumia 950 X」に合わせたかたちとなりました。

さて、日本では・・・。

期待の込められたOSとして、日本ではMouse Computerから「MADOSMA」、FREETELから「KATANA 01」と「KATANA 02」、Trinityの「NuAns NEO」、サードウェーブデジノスから「Diginnos Mobile DG-W10M」が発売、また発売を確定させています。

その他、「VAIO」や「Acer」でも発売するとしています。

先行する各社の端末は入門からミドルクラスとなる端末で、比較的低廉な価格で手に入れることができます。

AndroidやiOSとは違った端末感覚を得たい場合には、手が出しやすいかと思います。

ただ、Windows 10 Mobile端末の発売予定で、通信キャリアの名前が上がっていないのが気になります。

最近になり、Android端末でも「SIMフリー」端末が増えてきていることにも、多少関係あるでしようか(ここで取り上げた端末はSIMフリーです)。

または、過去の事例を恐れているからでしようか。

「第三極」のOSとして過去に「Firefox OS」「Ubuntu OS」「Tizen」「Sailfish OS」などが上がっていました。

「Firefox OS」では2014年12月にKDDI(au)から「Fx0 LGL25」が発売され、今後の発展が期待されていた部分もありました。

その「Firefox OS」は1年後の2015年12月に、なんと「スマートフォン向けOSの開発を停止する」との発表を行いました。

なんとも短い寿命でした。

かつてKDDI(au)はWindow 10 Mobileの前身となるWindows Phone端末の「IS12T」(Windows Phone 7.1)を2011年に発売しましたが、販売実績が「まるっきり」だった様で、それからWindows端末が販売されることはありませんでした。

そして、「Firefox OS」。

今年6月の「APPS JAPAN」でもMozillaとして「Firefox OS」を取り上げていただけに、ビックリです。

他のキャリアもこれらの件を注視して、Windows 10 Mobileの成り行きをじっくり見ているのかもしれません。

ともかく、これから始まろうとしている「Windows 10 Mobile」と終焉となった「Firefox OS」でした。

因みに、MobiControlはWindows 10のPCのみならず、「Windows 10 Mobile」も「Windows 8.1 Phone」とともに管理が可能なOSになります。

今後に「Windows 10 Mobile」端末を業務利用する場合もMobiControlが役立ちます。

機能的?

様々なスマホが出ていますが、スマホの「色」をどう出すか。

メーカーは大変だと思います。

Androidの世界では、勢いがあると思っていたメーカーも、あっという間に新興メーカーに追いつかれてしまう、そんな状況が続いています。

分かりやすいインパクトとしては、やはり「カメラ機能」になるかと思います。

デジカメとスマホが融合した端末もかつて紹介しています

1年経った今でも、「カメラ機能」は気になります。

そんな中、ASUSは「光学3倍ズーム」が可能なカメラを搭載した「Zenfone Zoom」を発表しました。

Zenfone_Zoom

端末内でズームを行う「インナーズーム」(レンズが伸びない)を採用しているにもかかわらず、厚みがあまりありません。

光学手ブレ機構を搭載したHOYAのレンズに3倍ズームを実現している様です。

メインである背面カメラは1,300万画素と多い画素数ですが、ズームのためかF2.7-F4.8にどどまっているようにも感じますが、この筐体で考えると十分明るいレンズだと思います。

その他はOSがAndroid 5.0(Lollipop)で5.5インチのフルHDディスプレイ、2.3GHzのクアッドコアに4GBのRAM、ストレージは最大128GBと写真撮りに十分な容量があります。

RAMの大きさとストレージ容量の多さ(microSDカードも128GBまで対応)でストレスのない「写真撮り」が期待できます。

この端末、どうやら日本でもSIMフリー端末として発売されるかも、ということです。

スマホの素晴らしいカメラ機能で、デジカメを持ち出す機会がめっきり減りました。

気になるモノ 2

最近、気になるスマホを目にしました。

UPQ_Phone
「UPQ Phone」です。

MediaTekの1.5GHz、4コアCPUに1GBのRAM、8GBのストレージと32GBまでのSD対応、4.5インチ(854pix × 480pix)のディスプレイでOSはAndroid OS「5.1」(Lollipop)。

SIMフリーでLTEプラチナバンドにも対応し、500万画素の背面カメラを持つこの端末は非常に低廉な価格で登場です。

スマホ入門用だけでなく、端末買い替えの普段使いでも充分で、とても気になる端末です。
(海外利用を考えるとちょっと気を付ける必要がありそうですが・・・)

Q_home
「Q-home ISU2」。

タマゴ型のチェアで、近未来を描いた映画(スタンリー・キューブリックとか・・・)に出てきそうな筐体です。

座面が後ろに傾斜しているので、座り心地はどうでしょうか。

気になります。

Q_Music
「Q-music QE80」。

2つのBA(バランスド・アーマチュア)ドライバと1つのダイナミックドライバ、計3つのドライバを贅沢に搭載したインイヤータイプのイヤフォンです。

最近はこの手の贅沢なイヤフォンが色々出てきているので、どんな音になるのか気になるところです。

Q_Camera「Q-camera ACX1」。

61.2(W)×25.2(H)×42.7(D)mmで74gと非常に小型な筐体に170度の広角レンズを持つアクションカメラ。

アクションカメラといえば、「GoPro」が先行していますが、このカメラはどう映せるでしょうか。

このカメラも非常に低廉な価格なので、入門用に最適化もしれません。

これら何れの製品は秋葉原発のスタートアップで『生活にアクセントと遊び心を』をコンセプトにした「株式会社UPQ」(アップキュー)のものです。

製品コンセプター、兼社長はカシオ計算機からスピンアウトした人物です。

気になる製品が幾つかあるので、今後の展開を楽しみたいと思います。

便利なSIM

このところ、5月からの「SIMロック解除」義務化に向けた、各キャリアの動向をお伝えしていましたが、KDDIとDOCOMOは共にほぼ同じ内容でアナウスをしました。

片や、「SIMロック解除」後のSIMの取り扱いに目を向けると、以前にGoogleがMVNOとしてインパクトのあるプランを実行しそうだ、と記事にしました。

本格的に動き出した様です。

Project_Fi
Project Fi」名付けられ、先ずは「Nexus 6」向けにスタートを切ります。

アメリカ/スプリントとT-Mobileのネットワークを使用し、LTE/Wi-Fi Calling/Tetheringの利用で、その時に品質がいいネットワークに自動切り替えが行われ、シームレスな通信/通話が可能となります。

アメリカ国内でのスタートとなりますが、毎月の支払額の範囲内でローミング対応もしているので、渡航先の現地でSIMを探す手間も省けるとともに、「毎月の支払額」自体もかなり低廉となっています。

更に、データプランの上限に届かなかった場合は未使用分が割り引かれる様です。

「SIMロック解除義務化」でキャリアが制限や囲い込みを強める中、素晴らしい「プロジェクト」です。

今は「Request Invite」として「招待制」からのスタート(かつてGmailも招待制でしたね)ですが、一日も早く日本での展開、他のNexusシリーズへの展開が望まれるところです。