デバイス / OS

モバイルの今

2016-06-07

米国の市場調査会社IDCは、2016年の世界のスマートフォン出荷台数は約14億8000万台で、前年からの伸びはわずか3.1%にとどまる見通しだと発表しました。

この伸び率が1桁台でとどまるのは統計開始以来初めてのことです。

地域別でみると米国・西欧・中国で1桁台の伸びで、日本は6.4%減少。

今後は出荷台数の伸びは見込めないことから、いかに端末の買い替え周期を短くしていくかということが重要になります。

端末メーカーは厳しい戦いを強いられることになりそうですが、それは広告でも同様です。

アイルランドのページフェアによると、初期設定で広告を遮断するブラウザを利用している人は昨年の約2倍に達し、世界のスマートフォン利用者の約22%にあたると公表しています。

日本では利用者が少ないですが、広告を遮断するブラウザ利用は主にアジアで多く、広告遮断ブラウザをプリインストールした新型スマートフォンの販売も計画されているほどです。

こうした広告遮断ブラウザの利用による昨年1年間の経済損失は、なんと218億ドル(約2兆4000億円)とも言われています。(米のザ・バージの記事による)

さらに現在は堅調と言われるモバイルアプリ市場も、5年後にはインストール件数の伸びが鈍化すると予測されているため、モバイル関連のビジネスは方向転換の時期を迎えているのかもしれません。

5年後にはまだ見ぬサービスや端末が誕生している可能性もありますね。

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