デバイス / OS

日本人はiOS好き!?

2014-02-17

前回に引き続き、OSのお話し。

スマートフォンやタブレットの普及率が上昇しているのは周知の通り。
ところで、その普及割合をOSを軸に、国別で見ていくと特徴的な姿が見えてきます。
カンター・ジャパンの9ヶ国調査によるとiOSのシェアは日本が断トツで69.1%。
2位のアメリカが43.1%。最下位のスペインに至っては6.3%しかありません。

この差は何でしょうか。
様々サイトで取り上げられてますが、どうやら実質的な販売価格にありそうです。
日本ではBig3のキャリアからiOS端末(iPhone)が販売されています。
販売競争の激化(?)により、実質負担額が大幅に下がっているため、購入しやすい金額になっています。
片やAndroid端末といえば、Big3のキャリアでも多くのメーカーから色々な端末が発売されていますが、パケット定額プランの料金がiPhoneより高く、月々の割引額が少なく設定されています。
このことから、iOS端末(iPhone)が「買いやすい」端末との認知につながったのではと考えます。

海外に目を向けてみると、iOS端末とAndroid端末で通信料金に差を付けていたり、割引額に差を付けているキャリアはほとんどない様です(端末代金割引きセールみたいのは時々あるみたいですが)。
こうなると、メーカーと端末種類の多いAndroidが選択肢の厚さで選ばれる傾向があります。
Android端末は非常に廉価な端末からiPhoneと変わらずの金額の端末(実際、アップルストアではsimフリーiPhone5cでも6万円を超えます)と様々な価格帯から選べるので、その時の経済状況にあった購買が可能になり、結果シェアを伸ばしている模様です。

(もちろん、ここに挙げた「実質的な販売価格」だけがシェア構成の原因ではありませんが)

MDMにとってOSシェアは?
iOS端末はiOS7が出たことにより、監視モード(Supervised Mode)と呼ばれる機能の実装により、制限系のMDM機能が強化されました(今まではあまり制限できませんでした)。
端末制限を行いたいと考えていた企業ユーザーには朗報となっています。
もちろん、MobiControlもこの「監視モード」の端末向けに様々な制限を掛けることが可能となっています。
くわえて、Android端末では端末メーカーとの共同開発により、より細かな設定/制御が可能です。
・・・つまり、MobiControlならOSシェアがどうであれ、安心して導入できます、ってことです。

・・・すいません。
話しをOSのシェアに戻すと、「同じ端末を使っている」安心感を好むかもしれない日本人にとって、iOS端末のシェアが多いということは、取り扱われる情報量も多いということになるので、iOS端末をより楽しみたい端末利用者にとっては有り難いことなのかもしれません。

日本メーカーがスマートフォン(Android端末)の製造から撤退を続けている現状をみると、今後も日本ではiOS端末シェアの高い状態が続くかもしれません(パナソニックも個人向けから撤退です)。

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