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監視モードで適切に端末管理

2015-07-15

米/アップルは米国/サンフランシスコで6月8~12日の期間で開発者向け会議である「WWDC」(The Apple Worldwide Developers Conference)を開催しました。

この中で、今秋にも新しいOSとして「iOS 9」のリリースを発表しました。

現在、秋のリリースに向けパブリックベータでの開発が進んでいます。

今までのOSから劇的な変化はなさそうですが、地図アプリに乗り換え案内機能が統合されたり、クラウドストレージとの連携がシームレスになったり、何よりもバッテリーの持ちが大幅に改善される様です。

楽しみに待ちたいOSです。

ところで、業務利用にiOS端末を採用している企業が多くなっていますが、「業務遂行的」に適切な端末管理ができているでしょうか。

iOS端末は最終消費者(コンシューマー)向けに登場し、モバイルによってもたらされる楽しい「エクスペリエンス」の提供を目指すものでしたので、「業務利用」についてはあまり考えられてはいませんでした。

端末のデザインや動作の「出来」も相まって、今では「企業/業務利用」が進んでいます。

かつては「企業/業務利用」の際、紛失のリスク回避から端末の「ロック」や「ワイプ」ができれば充分と考えられていましたが、今ではより多くの制御/制限が可能となっています。

この多くの「制御/制限」を可能とするのが『監視モード』(Supervision/スーパーバイズドモード)と呼ばれる機能です。

iOS端末を業務利用の「管理/監視」下に置くことを目的とした機能で、端末を『監視モード』にするためにはMacにインストールした「Apple Configurator」というアプリケーションを利用することになります。

『監視モード』にする際の注意点は2つ。
①Macにインストールされた「Apple Configurator」を利用すること。
②監視モードに移行する際、端末は初期化されてしまうこと。

『監視モード』にするメリットとして、以下の制御/制限が監視モードとなっている端末のみに適用可能となります。
・ AirDropの許可/不許可制御
・ iMessageの許可/不許可制御
・ iBooks Storeの許可/不許可制御
・ Game Centerの許可/不許可制御
・ アプリの削除許可/不許可制御
・ ロック画面制御
・ Siriの制御
・ Exchange ActiveSyncアカウントの変更禁止
・ 管理アプリの「Open-In」機能の許可/不許可制御
・ アプリのサイレントインストール/アンインストール
・ シングルアプリモードの適用
・ AirPlayの制御
・ Webフィルタリング
など、多彩な機能が提供されます。

多くの機能が提供されるメリットがありますが、上記①がネックとなり導入が進められない場合もあります。

MobiControlはアップル社が提供するDEP(Device Enrollment Program)に対応しているので、Programに参加/登録することにより、Macがなくても『監視モード』の設定が可能となります。

更に、Macに1台1台つないでの作業がなくなるので、キッティングの効率が格段に向上します。

「DEP」はアップル社がエンタープライズ(企業)向けに提供している、「Apple Configurator」に替わるiOS端末導入プログラムで、これに参加することにより、端末の「監視モード」設定からMDMへの登録までをワイヤレスで実現が可能になります。

MobiControl の監視モードに関する機能については「iOS監視モード」のページをご覧下さい。

また、MobiControlの監視モードに関する機能についてのお問い合わせは「support@pol-japan.co.jp」までお知らせ下さい。

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