通信

MVNOの拡大が始まる

2015-03-23

先日にMVNO向けスマホが色々と登場することを記事にしましたが、データや通話プランでも勢いを増しています。

「MVNO」は仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator)といい、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク、ワイモバイルなどの移動体通信事業者(キャリア)から回線を借りて、自社サービスとして回線提供サービスを行っています。

2001年に始まった当初は対応範囲が狭かったり、通信スピードが遅かったり、「知られていない」という状況でしたが、現在は良く耳にする機会も増え、「MVNO」の利用者も随分と増えてきています。

昨年には通信キャリア自ら、子会社を通してMVNOとなっています。

元々、「MVNO」は通信キャリアから回線を「借りて」運営しているのでそれなりの制限がありました(契約にも依ります)が、ここにきて魅力的なプランが各社から出ています。

株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は料金プランの見直しを行い、各データプランの価格を据え置いた上で、制限値(超えると通信速度の低下となる)を増加させました。

3GB/900円、5GB/1,520円、10GB/2,560円(全て税抜き、金額は月額で最低金額のもの)とデータの使い勝手を向上させています。

また、MVNOでは初となる通話割引の「ファミリー通話割引」を4月1日から開始すると発表しています。

MVNOの通話プランが増えていましたが、データ通信料金に比べ「お得感」が乏しかったので、この発表はある程度のインパクトを与えるかもしれません。

フュージョン・コミュニケーションズ株式会社は「楽天モバイル」で展開するデータ通信可能なSIMで月額料金は据え置きで、より大容量の高速通信サービスを利用できる様に改定しています。

3.1GB/900円、5GB/1,450円、10GB/2,260円(全て税抜き、金額は月額で最低金額のもの)と他に比べ若干のデータ量上乗せと月額料金の低さで対抗しています。

NTTコミュニケーションズ株式会社は展開している「OCN モバイル ONE」で全てのコースのデータ通信容量を2015年4月1日より大幅拡大するとしています。

3GB/1,100円、5GB/1,450円、15GB/1,800円(全て税抜き、金額は月額で最低金額のもの)で制限値が増えるほど「お得感」が高くなっています。

更に、3GB/5GBのコースでは条件付きながら、Wi-Fiスポット接続のトライアルサービスも附帯しているので、データ通信の補完も与えられます。

この「トライアルサービス」は期間を延長して実施されるものなので、将来に亘っての保証はされていないので注意が必要です。

株式会社ハイホーは「hi-ho LTE typeD」シリーズおける高速通信可能なバンドルチャージを2015年4月1日から増量すると発表しています。

3GB/933円の月額コース、3GB/10,000円の年額コース、10GB/2,838円の月額ファミリーシェアコースなど。

「年払い」や「シェア」プランの構成で、他社との差別化を図っています。

上記各社は全て「LTE」対応です。

これからも他のMVNOが追従してくるかと思いますので、お得な情報があればお知らせしていきたいと思います。

因みに、「MobiControl」は通信会社(SIM)に依拠せず端末管理が可能ですので、キャリア回線そのものやMVNO回線、または海外事業者回線でも、通信が確立していれば効率的な端末管理と運用が可能となります。

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