iPOS
導入事例
在庫精度アップと適正在庫維持を実現

リアルタイムな入出庫処理の実現で現品の動きと在庫情報が一致したため、全社の棚卸作業時間が半分以下に短縮し、在庫精度も向上した。

ハンディで在庫状況を確認しながら適正発注を行うことが可能となったため、余分な在庫が削減できた。

在庫に関連する処理がハンディのバーコードスキャンで行えるため、入出庫データの入力漏れが無くなり、在庫情報の精度がアップした。

店舗はPOSでの売上登録やハンディによる入出荷登録と同時に在庫が更新されるため入力業務の省力化、売上データ等の精度がアップした。

POSで顧客検索、売上登録、レシート発行、クレジット決済等の支払業務が一貫してできるため、顧客の待ち時間が大幅に短縮した。

POSで顧客と売上商品の紐付けが可能になったため、顧客分析の結果などからの販促活動が可能となり、リピート客の増加に結び付きつつある。

閉店後の現金精算処理や営業日報の作成が容易となり、事務作業が大幅に軽減された。

導入の背景

㈱THINKフィットネスは1986年に創業し、フィットネスクラブ展開とフィットネス用品の販売を手掛ける成長著しい企業です。1995年に米GOLD'S GYM FRANCHISING(GGF)社とフランチャイズ契約を締結して以降、現在は全国に35のジム(フィットネス商品販売も行うとフィットネス用品販売8店舗を展開しています。事業拡大の中で、特に商品在庫管理分野の棚卸をはじめとした作業の効率化、在庫情報の精度向上、管理事務作業の省力化、在庫削減が喫緊の改善を要する経営課題でした。

導入前の処理概要
在庫把握は各拠点(ジム、店舗、倉庫)に導入した商蔵奉行に仕入、売上、拠点間移動のデータ入力を行い、在庫を更新していました。ただし、ジムの商品売上(出庫)については別途、クラブマネジメントシステム「ソフィア」に入力された1日分の売上データを奉行に取り込んでいます。また、フィットネス商品販売店舗の商品売上は商奉行の売上伝票に入力し、印刷した売上伝票をレシート代わりに顧客に渡し、レジで会計する2重処理を行っていたため、顧客を待たせ、事務工数もかかっていました。物流倉庫の出荷(出庫)は店舗または営業部門からの出荷依頼(受注伝票)を基に、出荷内容を奉行の倉庫間振替伝票に入力する方法を採っており、入荷(入庫)については奉行端末で発注伝票に対する仕入入力を行っていたため、検品は行われず、事務的な事後処理が主でした。棚卸はオフラインのハンディを使っていましたが帳簿在庫(蔵奉行在庫)との時点のズレが生じるため、差異のある商品が多く、その調査や調整等に多くの時間が掛かりました。

【導入前のシステム概念図】

導入の決め手
現品の動きはハンディによるバーコードスキャンで正確な入力ができ、商蔵奉行に直接連携しているため、リアルタイムに在庫が更新されます。そのため、棚卸業務はハンディで棚卸入力する同時に画面にリアルタイムな帳簿在庫との確認できるので精度アップと省力化が図れます。店舗では奉行と直接連携ができる低価格、省スペースのPOSシステム「iPOS」で売上処理と同時に出庫処理ができ、しかも顧客管理も可能です。物流倉庫ではハンディによる入荷検品や出荷検品の徹底で倉庫事務処理の省力化と精度アップが実現します。また、入荷検品時や出荷検品時にハンディからモバイルプリンタでバーコードラベルが印刷できるのでバーコードラベル貼付率が上がり、関係部門のハンディ活用が促進されます。加えて適正在庫維持機能などの様々なカスタマイズ要求にも柔軟に対応できます。導入後のシステム保守にはMDM機能(MobiControl)が提供されているので全国の拠点端末に対してリモートによるメンテナンスが可能です。以上、「在庫リアライザー」は求める要求仕様をほぼ、満たしていることが導入の決め手となりました。

【導入後のシステム概念図】

棚卸業務

ーリアルタイム処理をベースとした棚卸で在庫精度の向上と棚卸業務の省力化を実現ー

「在庫リアライザー」はいつでも帳簿在庫を締めて棚卸が可能なため、毎月1回の棚卸の月末集中を避ける目的で予め、拠点毎の棚卸日程計画を入力し、各拠点は棚卸日程計画に基いて帳簿在庫を締めて棚卸を行います。これにより、拠点は業務に比較的余裕のある日時を使って棚卸することができ、本社管理部門は棚卸差異の原因追及調査作業を分散して行うことが可能となりました。棚卸日程分散効果は棚卸に使用するハンディ機器の融通活用にも効果を発揮しています。拠点には通常、ハンディが1台~2台しか配布されていませんが棚卸時にはハンディを倍増して一気に行いたいため、近隣の拠点と日程を調整して、融通しあうことが可能となりました。一方で棚卸入力時には現時点の帳簿在庫状況を確認しながら行えるため、棚卸モレや重複入力などのミスを防ぐことができます。 以上により、棚卸差異が半減し、棚卸業務に費やす時間も半分以下に短縮することができました。これにより、棚卸差異が少ない拠点は棚卸を毎月から、隔月に許されるところが増えており、更なる効果が現れています。

【棚卸計画表画面】                【ハンディによる棚卸入力画面】

棚卸業務
発注業務

ーハンディによる発注入力と発注数リコメンド機能で在庫の削減と適正在庫の維持が可能にー

ハンディによる入出庫リアンルタイム処理の実現で在庫情報の精度が上がる中で、もうひとつの大きな課題である「在庫の削減」に取り組みました。ハンディによる奉行の発注伝票入力が可能となったため、現品の在庫状況を確認しながら、正確で適正な発注ができるようになりました。具体的には発注入力をする際に自店舗の「不動在庫商品(直近、6ヶ月以上販売や出庫がない)」や「過剰在庫商品(平均出庫量の3ヶ月分以上)」については発注禁止のアラートが出ます。一方で、自店舗には「不動在庫」や「過剰在庫」はないが他店舗には存在する商品については他店舗の「不動在庫数」または「過剰在庫数」がハンディ上に表示され、その中から、選択した店舗へ倉庫間移動を依頼することで余分な発注を防止することができます。発注が必要な商品については「推奨発注数(月間販売出庫量のnヶ月分)を表示され、さらに当該商品の過去12ヶ月の月別出庫実績数で増減傾向を参考にしながら発注数を確定入力することができます。以上の機能を活用することで発注に不慣れな人でも適正な発注が可能となり、在庫の削減効果が確実に現れています。

【発注リコメンド機能ハンディ画面遷移】

発注業務
商品販売店舗業務
物流倉庫業務

ー無線LAN整備とハンディの活用で物流倉庫業務の省力化と在庫及び出荷精度の向上を実現ー

物流倉庫の機能としては入荷した在庫商品を各店舗に配送する業務をはじめ、営業部門(卸業務)や通販部門の入出庫、在庫保管業務も行っています。倉庫内はどこでも無線LANがつながる環境を整備されたため、全ての入出庫業務にハンディが活用できます。店舗からの配送(振替)依頼は奉行の受注伝票(社内依頼伝票に流用)を使って、倉庫に依頼します。倉庫ではその受注伝票に基づいた「出荷予定表」を印刷して商品を取り揃え、ハンディで店舗向けの振替出庫入力を行うと倉庫内の転送倉庫に倉庫間振替が行われ、一般在庫品とは区別されます。区別されたそれらの商品に対する「送り状(出荷明細書)」を印刷し、現品と一緒に梱包して対象店舗に発送します。店舗からの顧客への直送依頼や営業部門、通販部門からの出荷依頼は奉行の受注伝票に従い、ハンディによる出荷検品を行うことによって、奉行の売上伝票が生成されます。 仕入入荷品については奉行発注伝票に従い、ハンディで入荷検品を行うことによって、奉行の仕入伝票が生成されます。倉庫内での現品の動きがすべてハンディでリアルタイムに把握できるため、在庫情報の精度が上がり、奉行端末への事後入力処理が省けました。また、入荷検品時や出荷検品時にはハンディにブルートゥス接続されたモバイルプリンタから、バーコードラベルを印刷し、現品に貼付することができるため、店舗での現品に対するバーコードラベル貼付作業がほとんど不要となりました。

【物流倉庫における件品風景】     【倉庫内の出荷取り揃え場所】

物流倉庫風景1
営業・通販・仕入部門業務

ー在庫精度の向上により、受注時の出荷可能日の精度が向上し、顧客への在庫開示も可能にー

最後に在庫情報精度が向上したことにより直接、現品を扱わない営業部門や通販部門にも波及効果が表れてきています。営業部門では受注時にリアルタイムな在庫引当を行い、正確な出荷可能日を客先に応えられるようになりました。通販部門はECサイトにリアルな在庫情報を開示する準備を進めています。さらに仕入部門では発注引当のシステム化による適正在庫維持可能な発注処理を目指しています。
システム保守業務

【MobiControlリモートメンテナンス画面】